木材の話その2

木材の話・・・木材は住宅に適しているのかについて考えてみます。

今回は、【調湿性】についてです。




木は空気中の湿気を吸い込んだり、吐き出したりする調湿機能を持って

います。このため仕上げ材に木をふんだんに用いた木造住宅は、室内の

湿りすぎ、乾きすぎを抑える事が出来ます。木の調湿効果を物語る代表

的な例は、奈良・正倉院の校倉造りです。正倉院の中の宝物が千古の昔

からいまだにきちんと保存されているのも、倉の中の調湿が木材によっ

てうまく行われてきたためです。木材は加工された後も息をしています。

湿度が高いと吸湿し、乾燥すると湿気を放出します。これが「木は天然

のエアコン」と言われるゆえんでもあります。
2015.09.06:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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