木材の話その1

木材の話・・・木材は住宅に適しているのかについて考えてみます。


今回は、【熱の伝わりにくさ】についてです。


熱を伝えやすいか伝えにくいかを表す指標に熱伝導があります。熱伝導

は、例えば金属の棒を焚き火にかざしていると、手元も熱くなって持って

いられなくなりますが、これは熱伝導が大きいためです。木の棒を同じよ

うに焚き火にかざしても木は燃えますが、手元はあまり熱くなりません。

これは、熱伝導が小さいためです。木はコンクリートの1/15、鉄の1/483

と熱を伝えにくいばかりか資材そのものが暖かく、結露を起こしにくい等

熱の事を考えれば、最も住宅に適した材料と言えますね。


2015.08.29:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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