屋根の話その2

  • 屋根の話その2
前回に続き屋根について考えていきましょう。

屋根は、使う材料によって勾配が変わります。たとえば金属で造る屋根
の勾配は、10分の1といった緩やかな勾配で屋根を造ることが出来ます。
瓦屋根の場合は、10分の4以上の勾配が必要です。なぜならば瓦屋根
で緩い勾配で屋根を葺けば瓦の間から雨が吹き込んで雨漏りの原因とな
ります。


急勾配の屋根は、外観のデザイン上で、採用される場合のほかにロフト
など小屋裏利用のためや積雪地での雪対策(雪を滑らせるため)として
選択されます。洋風の形のいい外観を表現しやすいのですが、急勾配の
屋根は、新築時は勿論のことメンテナンスにも費用が掛かりますので注意
が必要です。それは、屋根の上で作業するときは足場が必要だからです。
(屋根の破損の修理や塗り替え・太陽光の設置など後から設備を取り付ける
場合などなど・・・)


必要性や【こだわり】がなければ、5寸勾配(10分の5)以内の屋根
勾配が無難でしょうね。

今回は、ここまでです。
2014.05.31:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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