室内環境のお話(空気品質向上のためには)その3

前回の続きで、室内空気品質向上のお話です。

今回は、3.の換気・通風の配慮です。
換気・通風については、室内の換気が、自然換気や漏気
ではなく、機械的に計量換気が行われているかどうかが
問題になります。

そもそも換気と通風は、矛盾しているように考えられがち
ですが、冬期等の窓を閉めて暮らす時だけに換気が必要な
のではなく、窓を開けて生活している時季にも同じように
計画換気は重要です。機械換気は、原則として停止しては
いけません。換気装置は、クローゼットやトイレ等でも働
いています。通風はあくまでも補助的な換気手段で主たる
換気は、24時間機械換気装置です。

では、確認のために室内空気質向上原則3箇条を申し上げます。

1. 適切な材料選択
2. 適切な施工・施工管理
3. 換気・通風の配慮

以上の3箇条が室内空気の品質の向上を図るために最も重要に
なります。

要点
【VOCが多量に含まれた材料は使用しない・施工についても
VOCへの配慮がなされている・計画換気がしつかり機能する
ための気密施工及び管理がなされている・24時間機械換気装
置が設置され計量換気が行われている・家具等のも配慮が必
要】
2014.05.10:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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