室内環境のお話(VOC)

今回からVOCのお話をしたいと思います。


VOCとは、ホルムアルデヒドをはじめとする揮発性有機化合物のこと
です。
(なんだか難しそうな呼び名ですね・・・体にも良くなさそうです)

VOCは、身体の許容量が飽和点に達すると同時に症状が出ます。
VOCの症状は、様々な形で現れます。
体の小さい子供たちに早く症状が出ますから、発疹や咳などの異常な
状態続く場合は、早期に検診することが必要です。

VOCは、身近な物質にも潜んでいます。子供のおもちゃの塗料も危険
ですから特に輸入品は不快なVOCの臭いがしないか点検してください。

私たちは、一日の80%以上を家庭や職場など室内で過ごします。子供達
も同様に家庭や学校・保育園などの室内で過ごします。昔の住宅では、
シックハウスなどという話は聞かれませんでしたが現代の住宅では、防
蟻剤や新建材から発散する揮発性の有害物質が新築住宅の室内に充満し
て、シックハウスなどの症状を引き起こしてきたのです。

近年、室内汚染物質の分類と量が計測され、化学的な影響が判るようになり、
さらに重大な室内汚染が問題になってきました。それは動植物の遺伝子に影
響を与える環境ホルモンという、環境・海洋汚染物質が室内の汚染物質から
も発見されだしたことによります。また、シックハウスのような新築時の一過性
の障害ではなく、化学物質過敏症のような慢性的な障害が問題となってきたの
です。・・・・・

今回は、ここまでです。次回この続きをお話しいたします。

2014.04.06:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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