気密の話その2

前回に引き続き気密の重要性についてのお話です。

我が国の住宅の場合、気密性能はC値=1.0C㎡/㎡以下でなければ高性能住宅
と呼ぶには、ふさわしくないと言われております。

ヨーロッパのパッシブハウスの場合では、C値=0.2C㎡/㎡以下と言うかなり
厳しい数値なるそうです。 〈すごいですね~〉

寒冷地のヨーロッパでは暖房の負荷が重要です。我が国の場合は、冷暖房負荷
と言う、冷房と暖房の相反する二つに対応する性能が求められます。そこで
重要な性能の一つが気密性能なのです。
(住宅の施工でもっとも技術力が問われるのは、この気密性能と言われています。)

断熱材の選択は、その性能をよく知った上で、正しい施工をすればどんな断熱材
を選択しても問題は、ないです。それは、断熱施工を正しく行うことで気密性能を
向上させることに通じているからでしょう。
(断熱材をセオリーどうりに施工すれば、気密性能は、確実に1.0C㎡/㎡以下になる
と言われています。)

断熱性能の場合は、施工した断熱材の性能や厚みでシュミレーションが、可能
ですが、気密性能の場合は、実際に気密測定機で測定するまでは数値がわからない
のです。(確りした部材と気密の施工をきちんと行うことが重要なのです。)

C値=1.0C㎡/㎡以下と言う測定値は、壁面から漏気していないことを示して
いるそうです。

と言うことでまだまだ気密のお話は、続くのですが今回はここまでにします。
2013.11.08:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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