燃焼器具による室内空気汚染について

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前回の続きで今回は、一酸化炭素中毒の危険性についてです。

燃焼中の部屋で酸素が欠乏してくると今度は不完全燃焼が起こり、
恐ろしい一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性があります。

そのメカニズムは、一酸化炭素とヘモグロビンの性質にあります。

血液中のヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶという役割をします。

ヘモグロビンは、肺に吸入した空気中の酸素と結びついて酸素を
体内に運びますが、一酸化炭素は酸素よりも約250倍もヘモグロビン
と結びつく力があります。

一酸化炭素が恐ろしいのは酸素が充分にあっても一酸化炭素が
発生すると血液中のヘモグロビンが酸素よりも先に結びついてしまい、
一酸化炭素中毒を引き起こしてしまうことです。

開放型の燃焼器具は、きちんと扱わないと大変なことになります。

ある程度の気密性のある住宅ではなおさら怖いですね。

うちの事務所もか・・・・・
2010.11.27:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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