造作完了検査で思ったこと

 今日は大工工事・造作完了検査に行ってきました。

当社工事担当と造作担当の大工さんの立会いで社内検査を行いました。

内装材の仕上がり状態や下地材の取り付けピッチ収納部の施工状態
建具の勝手などを確認していきましたがしっかり施工されており安心しました。
クロス下地の石膏ボードも専用ボードビスでしっかり留めつけられておりOKです。

検査が終わり会社に戻ってベテランの現場担当者と石膏ボード取り付けついて
立ち話になり数年前はボード釘で止めていたが釘の浮きや下地の木やせでクロスの
パテが浮き釘の部分のクロスが膨らんでクレームになったが今は、専用ビスを使う
のでそんな話を聞くのも少なくなったなどと昔話をしていました。

しかし、ビスを使えば後は、大丈夫なのでしょうか。(当然しかりした施工を
したうえですが。)

今は、ビス打ち機械が普及した為何処の現場でもビスで石膏ボードを留めつけて
いますが下地の木材はどうでしょう。

確かに釘と違って緩みや抜けはありませんが、数年たって木やせをすれば
石膏ボードと下地の木材に隙間が出来壁を押すとビスの部分が突き出して
クロスが膨らんでくるなんて事に成りかねませんね。

内装下地もやせ狂いのない木材を使うことが大切です。
構造材ならもっと大切です。ボルトの緩みや釘の抜けなどは、
地震の時に大きな影響がでる耐力低下につながります。

当社ではそんな不安を無くすため
やせ狂いがきわめて少ないLVLをはじめとする乾燥材を
構造材は、もとより内装下地材にも使用しております。

それでも人間がする工事ですので作業の後のチェックが肝心ですね。

しっかり工事・しっかりチェック・建てた後のしっかりフォローで頑張ります。
2010.02.16:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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