HOME > 清野 光芳/レポート集

木材の話その1

木材の話・・・木材は住宅に適しているのかについて考えてみます。


今回は、【熱の伝わりにくさ】についてです。


熱を伝えやすいか伝えにくいかを表す指標に熱伝導があります。熱伝導

は、例えば金属の棒を焚き火にかざしていると、手元も熱くなって持って

いられなくなりますが、これは熱伝導が大きいためです。木の棒を同じよ

うに焚き火にかざしても木は燃えますが、手元はあまり熱くなりません。

これは、熱伝導が小さいためです。木はコンクリートの1/15、鉄の1/483

と熱を伝えにくいばかりか資材そのものが暖かく、結露を起こしにくい等

熱の事を考えれば、最も住宅に適した材料と言えますね。


2015.08.29:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

開口部はサッシ性能が最も重要(夏編)

今年の猛暑もいくらか峠をこえたかなと思いますが、

残暑はこれかららです。まだまだ油断できませんね~


では本題です。


開口部の性能について夏の比較がございましたのでご紹介します。


≪開口部は、サッシ性能が最も重要≫


ガラスの性能は、かなり進歩してきました。下図のサッシ性能の比較

でも高性能ガラスは、サッシ(フレーム)性能を遥かに上回る性能を

示しています。ここで重要なのは、トリプルガラスや真空ガラスなど

高性能ガラスに匹敵するサッシ(フレーム)の重要性です。以前は、

木製サッシの独壇場であったサッシも近年では、樹脂サッシの高性能

化でメンテナンスフリーの長寿命、高性能サッシも登場しています。







図を見てみますと外気の暑さがガラスよりフレームから余計に室内に

入り込むのがわかります。金属系や複合は外気温より高くなっていま

すね・・・やはり夏も樹脂サッシはすごいですね~
2015.08.09:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

扇風機の活用




連日暑い日が続いて大変ですね~

夏だから仕方ないですね~


と言うことで今回は、以前ご紹介したご家庭での暑さ対策をご紹介します。


扇風機の活用です。


室温が高いときは、エアコンを低速で運転しながら扇風機を活用すると、

冬に使用するサーキュレーターのように室内に微風が起こり体感温度が

下がりますから、エアコンの効きが格段に良くなったように感じるそう

です。






扇風機なんか古いと侮れませんね。


湿度が低い日は、扇風機だけでもOKの場合もあります。
(夏の高原の爽やかさのように)


試してみてはいかがでしょうか

(じつは、うちでもやっています。)
2015.08.02:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

木の香りの話

むしむしとした暑さが続いていますので毎日大変ですね~

と言うことで、何か爽やかなお話はと・・以前のレポートを探しましたら
森の話・木の香りの記事がありましたので今回は、再度ご紹介します。






人が、森林の中に入ると何ともいえず心が安らぎ、活力を取り戻せたような
気分になります。

それは単に精神的なものばかりではなく、フィトンチッド(樹木から放出される
揮発性物質)が、作用していると言われています。

フィトンチットは、殺菌・殺虫能力がありますので、動物がしばしば意識的に森林の中
に潜むのは、森林の殺菌効果を本能的に知っているからだといわれています。

特にマツやヒノキなどの針葉樹林では、フィチンチットの発散量が多く森林浴により
免疫力が向上すると言う話しも聞きます。

山道を登り深い森に入って、すがすがしい森の香りを胸一杯に吸った時、生き返った
ような気分になるのは、樹木が発散するフィトンチットの効果によるものなのでしょう。

森林の中に身をおき心身ともにリフレッシュする事を森林浴と言いますよね。

木の香りはよいのです。

家も木造が良いんです。

(森林浴にでも行って爽やかな森の香りを胸一杯に吸ってスッキリしますかね~
でも早起きしないとだめですかね~暑いから・・・)
2015.07.25:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

夏の室内と室外の温度差は?

毎日暑い日が続いて大変ですね。


今回は、夏の屋内での温度差のお話です。


本来、高性能住宅(高断熱高気密住宅)は、全館冷暖房を基本と
してきましたが、近年では全館冷暖房という考え方から、部屋間
の温度差が、ヒートショックを起こすほど大きくなければ、局所
冷暖房でも充分であるという考え方に変化しています。 これは、
住環境が高性能化することにより、住宅内では結露が発生するよ
うな極端な温度差が出来にくいということが認識されたからです。

極端な寒さや暑さを感じない高性能住宅であれば、省エネルギー
の観点からも、必要量だけの冷暖房で充分だという考え方による
ものです。一般的に夏期の場合には、内外温度差は、5℃以下に
することが基本となります。


極端な温度差(冷房のし過ぎ)は、むしろ体調を崩す原因になり
ますね。


夏の室内と室外の温度差は5℃以上にならないように




このお話は高性能住宅が基本ですが

出来れば、

パッシブの要素がプラスされたエアコンの冷房に頼りすぎない

家がよりbetterですね。
2015.07.19:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]