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換気システムのフィルター性能

  • 換気システムのフィルター性能

花粉の時期ということで、換気フィルターの性能について問い合わせを頂戴したので、ブログにもアップさせていただきます。

ソーラーサーキットのSC-SV換気システムでは、専用の給気口から外気を屋内に取り込むため、外気導入側から防虫フィルター、外気清浄フィルター、高性能除じんフィルターの3層仕様を標準構成としています。

高性能除じんフィルターは導入する外気に含まれる花粉やホコリなど10(0.01mm)以上の粒子を約97%除去※2できる性能があります。


また、オプションにはなりますが、高性能除じんフィルターに替えてPM2.5対応の微小粒子用高性能フィルターを使用することで2.0μm(0.002mm)以上の粒子を約95%除去※3することができますので、市街地や車の往来が激しい地域の方にお奨めしております。

但し、あまり目が細かいフィルターは、目詰まりによって換気性能が低下する場合がありますので、通常フィルター清掃は3月に1回位でOKですが、高性能除じんフィルターの場合、1か月に1回位の清掃が必要となりますので、ご注意ください。

フィルター掃除が面倒というお客様には、トルネックスという電子フィルター搭載の外気清浄機も用意しておりますので、後日紹介させていただきます。

※1:PM2.5とは2.5μm(0.0025mm)以下の粒子をいいます。
※2:JIS B 9908に基づく質量法による測定結果
※3:JIS B 9908に基づく計数法による測定結果

快適さの秘密が体感出来るモデルハウスへどうぞ


モデルハウスといえば、斬新なデザインや豪華なキッチン・お洒落なインテリアや自然素材をふんだんに使った内装によって、お客様の購買意欲をかき立てる、いわば魅せるための展示場がほとんどです。

そして、家の決定に大きな影響を及ぼす奥様方を意識した演出や工夫が随所にちりばめられており、洗練された接客スタイルも含め、いつも感心させられるばかりです。

しかし、考えなければならないのは、モデルハウスの雰囲気や営業マンの対応の良さだけで、家造りは成功しないということです。

なぜならば、住み心地の良し悪しを左右する、冬の暖かさや、夏の涼しさについては、相変わらず過剰な空調によって、演出しているモデルハウスが非常に多いのです。

よくモデルハウスの裏側を見れば家の性能がわかると言いますが、建物の裏側にはエアコンの室外機が所狭しに置いてあり、省エネとは名ばかりのモデルハウスをよく見受けられます。(最近はできるだけ見えない様にしているメーカーも多い)

弊社では、名取のジアスと利府ハウジングギャラリーに、モデルハウスがございますが、私達のモデルハウスは、こうした魅せるためのモデルハウスではなく、住んでからの住み心地を体感していただくための体感モデルハウスとなっております。

体感という名のとおり、ソーラーサーキットの最大の特徴である外断熱と二重通気の仕組みとそのメリットを、実際にご覧いただき、手で触れて、肌で感じ取っていただくことが、最大の目的です。

すでに、ご来場いただいたお客様は、お解りかと思いますが、体感モデルハウスは床下や小屋裏・壁の中といった、完成してからでは見ることの出来ない部分を出来るだけオープンにしております。また、そうした部分を収納や趣味の部屋として有効に利用する提案もさせていただいております。

冷暖房に関しても、実際の生活に近い形での計画となっており、自然の力も有効に利用しつつ、できるだけエネルギー消費の少ない暮らしが実現できるようなご提案もさせていただいております。

こうした体感型のモデルハウスは、全国でも珍しく、弊社の体感展示場には全国から、同業者の方々の見学も非常に多く、全てオープンにして公開させていただいております。

見た目の豪華さやお洒落さという点では、見劣りする部分もあるかも知れませんが、私達が目指しているのは、「いつまでも強く・いつまでも快適に」 家族と住まいの健康をいつまでも守り、50年後も価値ある家造りです。

見た目の雰囲気で選んでいただくのではなく、住み心地の良さで選んでいただきたいのです。そして、こうした想いを共感していただけるお客様との家造りこそが、私達の願いでもあります。

ご来場いただくお客様には、こうした私達の想いを少しだけ心の片隅において、ご見学いただければ幸いでございます。

春や秋の気候の穏やかな時期は、どこのモデルハウスもそう違いはありません。本当にご来場いただきたいのは、寒い冬や梅雨時、そして暑い夏です。気候の厳しい時こそ展示場めぐりは最適で、各社の性能の違いがハッキリと表れます。

エアコンが何台動いているか?部屋間の温度差や床と天井の温度差はどうか?部屋の隅に冷たい気流が感じないか?窓枠やガラスの表面温度・空気の淀みや湿気・床下の臭いなど、注意深く観察すれば、必ず見えてくるものがあるはずで、はっきりと家の良しあしが理解していただけると思います。

待ちどうしい春がもうすぐですが、寒い時期に是非モデルハウスへお越しください。

スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

壁の中が確認できる外断熱の家

  • 壁の中が確認できる外断熱の家

弊社の外断熱の家は、基礎・柱・屋根躯体の外側で気密・断熱工事を行う事で、構造はもちろん、壁の中や床下・小屋裏といった部分も室内に近い環境となるために、内部結露は発生しないというのが大きな特徴の一つです。

そして構造内にも通気性が生まれ、常に木材が空気に触れることで、家の快適性にくわえ、湿気に弱いとされる日本の木造家屋の耐久性を飛躍的に向上させるのです。

私達は、いつも「壁の中にも結露やカビの心配はありません。」とお客様に言っております。

多分、他社メーカーも、同じようなことを言うと思うのですが、普通の家では、壁の中に結露やカビが生えないのを確認することは不可能ではないでしょうか。



弊社では、床下・天井・小屋裏に加え、壁の部分にも点検口を設けており、お客様自身が、ご自分の目で空気の流れや結露・カビの発生の有無が確認できる安心の住まいなのです。

※ 設置場所で一番多いリクエストが、一番寒い押入れやクローゼットの壁部分となります。





電柱のステ看は違法行為

  • 電柱のステ看は違法行為
よく電柱に巻き付けられた捨て看板や、チラシを見かけると思いますが、こうした行為は、紛れもなく軽犯罪法違反であり、道路交通法や自治体が定める屋外広告物条例などに違反するほか、自治体によっては景観条例、迷惑防止条例などにも抵触し、処罰の対象となります。

また、捨て看板を設置する行為だけでなく、広告として書かれた内容自体も宅地建物取引業法に違反することがあり、「不動産の表示に関する公正競争規約」からは大きく逸脱し、必要な表示項目が満たされていることはありません。

また、捨て看板は、いつまでも放置されることも多く、街全体の美観を損ねたり近隣住民に迷惑をかけたりするなど、マナー面でも大きな問題があります。

どうして、違反だらけの捨て看板が減らないのでしょう。

それは、効率のよい集客手段だからで、安いコストで、より多くの問い合わせを得るために、不動産業者は、なりふり構わずにステ看を張るのです。

建売や中古のオープンハウスの誘導看板には、大体社名は伏せておりますが、中には、ありもしないおとりの格安物件を表示して、集客の手段として使われるケースも多く、その場合は、携帯の番号が書かれています。

駅近、リフォーム済、格安中古980万なんていうステ看を見て、電話をすると決まってしまったので、他にいい物件がありますのでというパターンがほとんどです。

そもそも、売約済の物件を広告していること自体が、おとり広告という通達が、不動産公正取引協議会から、通達されているということも頭に入れておいていただきたいと思います。

いずれにしても、こうした違法行為をしている業者の物件は、物件の中身はもちろん取引する際にも、十分な注意が必要となりますので、控えた方が賢明とも言えます。

室内の空気測定は重要

新築やリフォームした住宅に入居して、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がするなどの「シックハウス症候群」。年々相談件数は減少しているものの相変わらずシックハウスに悩まされているユーザーが多いのも現実です。


その原因はといえば、内装建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドや塗料などに含まれるトルエンやキシレンといった揮発性の有機化合物と考えられています。

また、最近では消臭剤や芳香剤・柔軟剤や、カビや細菌などから発生する微生物由来の有機化合物によって、発症するケースも少なくありません。

「シックハウス症候群」が引き金となり、化学物質過敏症を発症してしまうケースも多く、現在国内には、予備群も含めると1000万人もの患者がいるとも言われています。

シックハウス対策として、平成15年の基準法改正により、換気設備が義務化となり、内装建材の使用制限が規定されましたが、規定されているのは接着剤や防腐剤などに含まれているホルムアルデヒドの基準だけで、測定義務もなく、塗料やワックスなどに含まれている化学物質については、あまり考慮されておりません。

また、無垢材や塗り壁を使用していれば、さも健康住宅というような風潮もございますが、無垢材からもアセドアルデヒドという天然の揮発性有機化合物が含まれ、漆喰や珪藻土の多くにも、のりや繋ぎ剤などに化学物質が使用されているのです。

ソーラーサーキットの家では、小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して暮らしていただける様、18年前から、ホルムアルデヒドに加え、VOC5物質の室内濃度を測定し、厚労省の指針値以下でのお引渡しを保証しております。

空気の中身は目に見えません。間違いのない材料を使用し、しっかり換気が機能しているかを判断するためにも、室内の空気測定は重要となります。