イザベラ・バードの通った道(山形県川西町小松編)その8

 清水屋食料品店前から殿原地区を撮影。バードはここを奥に進む。

 右手の看板に新川商店(酒販売)の文字が見える左の中間赤い自販機のあるところは斎食料品で通称『斎さん』と呼んでいた。昭和の30年代後半から40年年代中頃は日本の高度成長のころ、日に日に暮らしが良くなり、活気に満ちていた。商店も徒歩圏内にたくさんあった。斎さんの前の細い私道の3軒目がもと実家のあったところで中学3年まで住んでいた、斎さんは小遣い1日10円でほぼ毎日くじ(1回5円)やメンコ、アイスキャンディ(5円)などかっていたのを思い出す。昭和40年ころか?実家に写真があった。小学生から中学までたしか5分刈りでまん丸頭が嫌いだった。

 高校になるとその反動で長髪になったけど、それにしても雪の量がすごい。昔は屋根から落とした雪は除雪しないので山のようになっていた。

 古い写真の奥が斎食料品。今でもさいさんは元気でいるようだ。

 左の萱家がサニー美容室、右が床屋さんと八百屋さんであった。水害のあった昭和42年前で萱家がほとんどだった頃である。新川という川がありよくざっことりして遊んだものだ、みちがゆるいS字でいい感じだ。

2016.02.29:li-no:[イザベラバードの通った道]