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従業員数(2016年1月現在)
■ミドリオートレザー株式会社
  女性 18名 男性135名(合計153名)
■北洋加工株式会社
  女性 68名 男性134名(合計202名)
  合計355名
※ミドリオートレザーグループ一体として
  業務を遂行

  

 

 

◎「山形いきいき子育て応援企業」認定について
 優秀(ダイヤモンド企業)認定 平成27年3月

 

◎経営理念
 ミドリ安全企業グループは、「安全・健康・快適職場への奉仕」を社是とし、いつの時代でも働く人々の安全と健康を守り、快適職場を創造することをとおして、明るく心豊かな社会づくりに貢献することを使命とする。 
 ※経営理念は、ミドリ安全株式会社グループ企業全て統一となっている。

 

◎ミドリオートレザー株式会社の企業コンセプト
 「天然資源を科学する」

 

◎社名を新たに、世界進出の第一歩

    ミドリオートレザー株式会社 製品 

 山形自動車道を山形市から寒河江市へと走り抜ける途中に見える大きな工場。今回お伺いしたのは『ミドリオートレザー株式会社』。社員数355名、派遣社員を含めると約600名の人がこの工場で働いている。昨年11月に、これまでの『ミドリホクヨー株式会社』から『ミドリオートレザー株式会社』に社名を変更し、日本のみならず世界進出を目指す企業である。創業は1945年3月、山形市長谷堂に『北洋皮革工業株式会社』を設立し、タンニン鞣(なめし※天然皮を製品として扱うことができるようにタンニンを用いて加工したもの)を主とする靴底メーカーとしてスタートした。時代の変化とともに、技術革新を行いながら社屋の移転や他企業との業務提供などを経て、現在は東京に本社を構える『ミドリ安全株式会社』のグループ企業、皮革鞣製部門として稼働している。

 

◎日本が誇る「メイド・イン・ヤマガタ」
 「弊社は、約90%が国内メーカーの自動車用高級本革シートの本革素材を製造している会社です。さらに、オフィスや一般用の家具、鞄(ランドセル)の素材、最近では皮から抽出した生コラーゲンを化粧品として製造し、販売を行っています」と語る常務取締役 工場長の斎藤さん。人類の歴史と共にあった本革を中心に、食品や医薬品、化粧品に欠かせない天然コラーゲンにいたるまで、生み出される根底にはまさに「天然素材を科学する」という企業コンセプトが貫かれている。国内では業界トップシェアを誇る同社だが「昨年、ミドリオートレザー株式会社に社名を変更しました。我々ミドリオートレザーグループにおける皮革鞣製部門は、日本、ブラジル、メキシコ、中国に合計4社があります。社名が各々でしたが、何を造っている会社かを明確にするため、4社を同一の社名にしました。

 そして、国内はもとより海外の自動車メーカーにアピールし、世界中のお客様に弊社の製品を広くご使用いただこうと、世界に向けて更なる一歩を踏み出したところです」(斎藤さん)。2002年から海外に赴任し、昨年山形に戻ってきたばかりという斎藤さん。様々な経験をもつ頼もしいリーダーが考える今後の会社の在り方について「これからは、技術の革新などは勿論ですが、業績の伸長のためには人材の確保が重要となってきます。従業員の方々が安定した環境であること、すなわち、しっかりと仕事があり安心して働けるように会社としても積極的に支援していきたいと考えています。従業員の皆さんには、前向きについてきてほしいですね」

 

常務取締役 工場長 斎藤槙夫さん 
【常務取締役 工場長 斎藤慎夫さん】

 

 

◎女性活躍の推進・女性技術者の採用
 同社は、1991年3月に現在の工場にて操業を開始し、同時期に女性技術者の採用をはじめた。現在は、10名の女性技術者が活躍し、繊細できめ細やかな点が特に評価されている。「当社では牛の本革を扱いますが、一頭一頭で微妙に皮も異なります。そのあたりが天然皮を扱う難しさと言えるでしょうが、そんなファジーな部分は、女性ならではの感覚が有効だと考えています。また、女性社員の管理職登用にも、女性の活躍にスポットをあて前向きに検討していきたいと思っています」と語る総務部部長の加勢さん。

 実際に、女性技術者として働く脇坂さんに話を伺った。脇坂さんは、主にメーカーと打ち合わせを行い、メーカーの要望に応じて試作品を製作するセクションで、サブリーダーとして活躍。皮製品の加工過程に携わって長い経験をもつ脇坂さんだが、男性の多い職場で働くにあたり感じる点について、「扱う皮は、牛一頭を半裁したもので女性が一人で持つには大きく重労働で男性社員との体力の差を感じるところです。また、冬場は皮が固く、手が荒れやすいので大変ですね。でも、外部の方からの電話の取り次ぎなどは、女性が受けた方が柔らかい印象で良いのではと感じていますし、他には、例えば同じ「A」という注文に対して女性ならではの視点で「A'(エーダッシュ)」にしてお客様に提案できるような、“気づき”が多いところなどが仕事に活かせているのではと思っています」

  脇坂さんが感じる会社の良さについて、「弊社では、会社と社員との相互で組織する安全衛生委員会があります。私が入社して間もない頃、女子トイレの数が少なく不便であると伝えたところ、検討していただき改善されました。この会社では、社員の声を受け入れてくれるため、安心して働けると感じています」

 

技術部 サブリーダー 脇坂光代さん 
【技術部 サブリーダー 脇坂光代さん】

 

 

◎女性社員の勤続年数が長いこと、配慮していること
 同社では、女性社員の平均勤続年数が(育児休業期間を含め)15年以上と長い。その背景について「弊社では、産休・育休の取得はもちろん、個々の事情に合わせて、休業期間延長などの要望にできるだけ応えるようにしています。また、夫婦で勤務する社員も多く、男性育休の活用で子育て中の夫婦が協力しやすいこともあるのではないでしょうか。会社としても、社員には継続して勤めてもらいたいですし、経験によって蓄積された社員の能力は貴重な財産です」と加勢さんは語る。

 

理事・総務部部長 加勢邦雄さん 
【理事・総務部部長 加勢邦雄さん】

 

 

◎会社のバックアップあっての仕事と家庭の両立
 勤続約10年の寺崎さんは、総務部所属。2歳になる女の子の母親、そして妻として仕事と家庭の両立を見事に実現している女性である。寺崎さんは、お子さんが1歳になるまでの休業に加え、お子さんが待機児童となったために3ヶ月間休みを延長し、昨年4月に職場復帰を果たした。「現在は、会社の育児短時間勤務の制度を利用し15時から17時15分までの2時間15分を短縮し、働いています。自宅から会社への通勤時間が、夏場なら30分のところ、冬場は1時間程かかってしまうこともあり、11月から4月までの間、短時間勤務を予定しています。朝、娘を保育園まで主人が送り、帰りは私が迎えに行くというスタイルで夫婦協力して子育てをしています。しっかりと仕事をして、娘を迎えに行き、家族のためにきちんと料理を作ることができるので、子育て中の私にとって育児短時間勤務制度は大変有り難いものです」と語る寺崎さん。「同じ部署の女性社員の中では、私が一番年上で同僚には色々な面で気を使って頂き感謝しています。ですから、ほかの同僚が結婚をして子育てをするときには、自分がお世話になった分をお返しする意味でも積極的にサポートしたいなと思います」

 

総務部 寺崎裕子さん 
【総務部 寺崎裕子さん】

 

◎会社が考える仕事と家庭の両立支援について
 理事・総務部部長 加勢 邦雄さん 

 社内のワーク・ライフ・バランス推進員として先頭に立つ総務部部長の加勢さんは、仕事と家庭の両立支援の現状について「山形労働局による子育てサポート企業・くるみん認定企業は、女性育休が100%以上、男性育休取得者が2名以上となり一般事業主行動計画の目標が達成できたことが大きいと思います。育休取得については、社内報や社内メール、食堂や休憩室にお知らせとして貼り出し、社内に広く周知され取得しやすい雰囲気になったと考えます。社員の皆さんには、子育てに理解のある会社との理解が広がったと思います。また、現在子育て中の総務部の寺崎さんのように、本人の要望にも応えるという会社側の姿勢やお互い様という感覚が大切だと思います。また、介護休業制度についても取得推進を社内に展開し、該当者に知らせました」と語る。そして、仕事と家庭の両立支援の今後の方向性について「現在実行中の一般事業主行動計画では、子の看護休暇制度も小学校就学前にするなど、さらに育児についての支援を強化しております。会社の制度は、家庭に目を向けるきっかけにしてほしいですし、各々の家庭がしっかりあって、そして仕事へのやりがいを感じてほしい。支援制度を活用して仕事と家庭の両立を図ってほしいですね。やはり、会社の業績伸長のためには、社員の安定した生活が欠かせないと考えます。皆さんが安心して働けるよう、会社としても社員の支援に積極的に取り組んでいきたいと思います」

 

◎男性社員が育児休業を取得
 勤続年数約10年の鈴木さんは、現在5歳の女の子と0歳の男の子の父親でもある。奥様が長女を出産した際、産後が大変だった経験もあり、二人目を出産する前に奥様から育休取得を奨められたという。そこで昨年の10月に2週間育休を取得した。「育休中は、息子にミルクをあげたり、長女の世話も積極的に行いました。自分が家のことや子供の世話を行うことで、妻はゆっくりと身体を休めることができたと思います。また、共働きの家庭なので、役割を分担しながら夫婦協力して子育てをしていきたいと思います」と鈴木さんは語る。「会社の育児休業などに対する体制がしっかりしているので、自分も家族も安心して育休を取得することができました。会社を休んでいる間、協力しながら、スムーズに仕事を進めてくれた同僚にも感謝したいです」

 

製造部  サブリーダー 鈴木 正彦さん 
【製造部  サブリーダー 鈴木正彦さん】

 

 

◎男女ともに働きやすい職場づくり
 同社の有給休暇取得率は、平成23年が40.8%、平成26年には57.2%と向上している。お正月、ゴールデンウィーク、お盆はそれぞれ一週間はしっかり休むよう、以前から声がけをしている。また、日ごろから業務の情報共有化をはかり、特定の社員がいないと仕事が回らないということがないように調整している。

  さらに、早い段階でハラスメント防止に取り組んでいる同社。昭和61年に「ハラスメント防止規定」がセクハラ規定として制定され、平成24年6月1日にパワハラ規定を追加している。ハラスメント対策窓口を担当する総務部次長の横沢さんは「相談ごとは、月平均で20件程あります。心がけていることは、相談相手としっかり向き合って時間をかけてじっくりと聞く事です。聞くということが最大の目的で、双方のいい分や周囲の感じ方など事実確認を踏まえた上で、解決の糸口を導き出します。窓口を設けていることで、深刻な問題に発展する前に解決できることもあり、社内の風通しは良くなっているのではと思っています」と語る。

  また、新たな試みとして上司と部下との一対一の面談を始めた。事前に、仕事への要望や頑張っていること、気になっていること、上司への意見などをアンケートに記入し面談に望むスタイル。面談を通して、上司からのアドバイスなどを本人にフィードバックし、社員の意欲の向上や会社発展へ繋げることを目的としている。会社は社員を大切に思い、社員は会社発展のために前向きに行動する、海外を舞台に活躍するための企業の取組みに今後も注目したい。

 

総務部次長 横沢 誠志さん 
【総務部次長 横沢誠志さん】

 

ミドリオートレザー株式会社
会社設立/昭和21年3月28日
代表者/代表取締役社長 松村 不二夫
所在地/990−0898 山形市三社57番地の1
TEL/023−684−4311
http://www.hokuyo.net/


2016.03.01::[メモ/企業紹介]

 従業員数(2015年11月現在)
女性10名 男性33名

 

 

 

 

 

 

◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
 実践(ゴールド)企業登録 平成27年11月

 

◎経営理念
 我が社は、土と水の総合コンサルタントとして、社員一丸となって、企業の限りない向上と発展を期し、よりよい社会の創造に貢献する。

 一、技術開発によって、専門性を徹底追求する

 二、発注者の立場に立って、最高の仕事をなし遂げる

 三、社員と家族の生活向上と安定に全力投球する

 四、むりむだを排し、能率的にゆとりのある企業を進める

 五、企業人・社会人としての誇りをもって、誠意を尽くす

 

◎未来は大地の中にある
 1954年9月創業の寒河江市に本社を構える株式会社眦鎮聾Α山形営業所(山形市)、福島営業所(福島県)、仙台営業所(宮城県)と、県内外3箇所に営業所を置き、地質・地盤調査や無散水融雪工事、温泉掘削工事、地すべり対策工事を主力として、これまで多くの信頼と実績を積み重ねてきた。現在、三代目の眦沈深卍垢蓮嵎声劼蓮地球環境との調和を大切にしながら世界的規模で不足が懸念される水環境の保全、また社会問題でもある地下水汚染、土壌汚染に対する調査、浄化対策の推進、そして近年多発する自然災害に対しても、多くの地盤災害の問題に取り組んでいます。さらには、超高齢化社会に適した消融雪システムの開発を通じて、これからも安全・安心で快適な生活環境をご提案していきます」と語る。「〜地球とコミュニケーション〜私たちの生きる基盤であるこの“大地と水”から、最大の魅力を引き出し新しい価値を創造する!」をテーマに掲げ、地球や自然を相手に、未来に向けて奮闘する情熱のある企業だ。

 

◎現場で活躍する女性社員
 建設業の現場というと、男性が活躍する職場というイメージが強いが、眦鎮聾Δ砲話棒社員と共に現場で活躍する女性社員がいる。勤続4年目の近野さんは、現在は技術部調査課に所属し、建築物や道路を建設する際の地質や土質の調査を行っている。この職業を選んだ動機について、「大学ではコンピュータのプログラミングを専攻していましたが、外で体を動かしたいと思ったこと、また、大学の教授からの紹介もあって土の性質を知ることに興味を持ったことがきっかけです」と近野さんは語る。さらに、男性の多い現場での大変なことについての問いに「現場で使用する機材が5〜10キロと重いものが多い上、土質を調べるために現場から土を採取して、30キロ程度の土を運ぶこともあります。さらに、採取する場所の近くまで車で入ることができずに100メートルも土を運ぶ場合もあり、そういった時には大変苦労します。土を採取するのに1メートルほど穴を掘ることもあり、まさに体力勝負の現場で、男性社員との体力や筋力の差を感じることが多いです。他の男性社員に助けてもらうことも多く、申し訳ないと感じますが、それらをカバーするため、できるだけ早めの行動を心がけ、丁寧に仕事をするようにしていますね。また、自分から同僚に話かけるなどしながら、明るい、活気のある職場にしたいと思っています」

 今後の働き方については、「これから先も今の職場で長く勤めたいと考えています。周囲の人と互いにカバーしながら連携して仕事を進めていくことによって、結婚や出産、育児を両立しながらでも頑張っていけるのではないかと思っています」と朗らかに答えた。

 

技術部 調査課 近野 美紀さん
【技術部 調査課 近野 美紀さん】

 

◎女性の活躍推進〜女性を積極的に管理職に登用している企業
 今年4月より総務部総務課の課長に昇進した黒田亜矢子さんは、眦鎮聾Δ能蕕僚性管理職である。同部署で係長として5年間勤務し、総務のほかにも営業事務や調査等広く経験してきており、様々な部署の動きを全て把握している存在だ。管理職として働くにあたり、心がけていることを訊ねると「課長職に任命されたとき、正直自分は何をしたらよいか、何ができるのか悩みましたが、まず自分のできることからやってみようと考え方を変えました。各課で忙しい時期も違いますので、自分が目を配り、声がけをして潤滑油となることで、部署という垣根を越えて協力できる体制を整えたいですね。社員が一人で担当する業務を担うのではなく、繁忙期にはみんなで助け合いながら楽しく仕事をすることが理想です。これまでに様々な部署を経験させていただき、それぞれの大変さや大変な時期を理解していることも、現在の仕事に活かせていると感じています」と黒田さんは語る。

 「会社の取り組みの一つに、“ノー残業デー”がありますが、こちらも協力しながら時間内に仕事をきっちり終えることが大切だと考えています。例えば、お客様の都合で仕事が時間外の作業になりそうな場合も、助け合いの精神でみんなでカバーしながら働きやすい職場環境づくりを積極的に行っていきたいと思います」

 

総務部 総務課 課長 黒田 亜矢子さん
【総務部 総務課 課長 黒田 亜矢子さん】

 

◎「ワークライフバランス推進委員会」を設立
 今年、社内に「ワークライフバランス推進委員会」を立ち上げ、活動を開始した。現在は、女性社員が中心となり2ヶ月に1回の頻度で話し合いの場を設けている。課長の黒田さんもメンバーとなっており、「様々な年代の社員が集まって話し合いをしますので、コミュニケーションの場としても有効だと感じています。年代や部署によって、見方や考え方も異なりますから各々刺激を受けていると思います。先日、商工会主催のワークライフバランスに関するセミナーに参加した時に「女性社員が残業をせずに仕事に集中できるよう、お茶出しという仕事をやめた」という他企業の事例を聞き、早速、ワークライフバランス推進委員会で話し合いました。“お茶出し”、“電話受け”、“掃除”の3点をテーマに議論したところ、まず、お茶出しは女性社員が行っているのですが、社内の雰囲気づくりにもつながっていることから、このまま女性社員が行うことに。電話受けについても、女性の方が電話した相手が話しやすい印象があるのではないかという意見から、これまで通り積極的に女性社員が電話を受けることになりました。また、掃除については、社内アンケートで「全員で分担するべきではないか」という意見が出され、男性社員も含めた完全当番制で掃除を行っているため、現状のままとすることで話がまとまりました。他企業の事例を安易に真似るのではなく、自分たちの会社ならどうあるべきかをきちんと置き換えて考えることが大切だと改めて感じました」。

 現在は女性社員のみでの活動だが、男性社員の参加も大歓迎としており、男性の意見も取り入れて行きたいと今後の方向性を語ってくれた。

 

◎女性の平均勤続年数は16年
 眦鎮聾Δ剖侈海垢觸性社員は平均勤続年数が長いという特徴がある。その理由の筆頭には「職場環境の良さ」があげられるのではないだろうか。現在、営業部営業主任として活躍する佐藤美紀さんも勤続20年を数える。事務職として入社し、営業部への配属など経験を積み4年前から現職に就いた。見積書や契約書の作成などを行っている。書類の作成には、資材等に関する細かな知識が必要だが、「私は社内勤務のため、現場を訪れたことがないので、現場のことを聞かれても解らないこともあります。ですから、工事や調査の担当社員が現場から戻ってきたら、話かけてコミュニケーションをとりながら現場の状況などを詳しく聞くようにしています。上司や同僚と話をすることで、知識も増え、仕事をする上でのスキルが向上していると感じています」と佐藤さんは語る。主任という役職を任せられてからの4年間、無我夢中で働きながらも「主任」としての「自覚」や「責任感」を持つことができてきたという佐藤さんは、長く勤めることができる会社の魅力について、「いい意味で、男女の区別がないことですね。例えば、揚水機の仕組みや、点検方法、工具の使い方など男性社員と一緒に学んだりしています。女性の立場ではなかなか経験できないことに積極的にチャレンジできる職場環境、そして社長に感謝の気持ちでいっぱいです」

 

営業部 営業主任 佐藤 美紀さん
【営業部 営業主任 佐藤 美紀さん】

 

 

◎社員が働きやすい職場づくり
 「当社は創業より60年間、水と土に関わる商売をしてきました。現在、私が3代目の代表として会社の舵取り をしておりますが、常に仕事の原点は家庭であり、家庭がしっかりしていないと集中力が発揮できないと思っています。60年の歴史のなか、長時間働けという時代、高度経済成長期など様々な時代を経て、会社は成長してきましたが、そのなかで、他社に先駆けて、午前8時から午後5時の中で集中して仕事をし、早く帰るよう呼びかけてきました。勤務時間内に集中して成果をあげられる社員を育てたいと考えています。また、残業の全廃や年間4〜5日ほどのリフレッシュ休暇の取得を奨励していますが、まだ十分に浸透していません。それらを推し進め、社員が家族との時間をもてるよう環境を整えることが、当社のこれからの課題でもあります。私の父や母のアドバイスも参考にしながら、4〜5月の連休に加えてリフレッシュ休暇を取得し、家族旅行などに行くよう社員に伝えています」と語る眦勅卍后また、子育て世代の社員については、特に、休日出勤した場合の代休などもしっかりとるよう声がけしているという。

 

働きやすい職場づくり

 

 

◎「チャレンジプロジェクト」とは
 社内には、入社2〜3年の若手社員が主力メンバーとなり組織する「チャレンジプロジェクト」があり、定期的に集まりフリーディスカッションを行っている。発足から3年、最初は発言も少なかったそうだが、社長や常務がメンバーへ議題を投げかけ、各々が考え、発言する場を作り出した。そうすることで、しっかりと自分の意見を持てる社員に育つと眦勅卍垢聾世Αまた、「新入社員ほど会社改革の答えを持っていたり、社外から来た新しい人の考えが会社の発展に繋がることがあります。そういった声を積極的に拾っていきたいと考えています」と語る。

 

代表取締役 眦帖\浸
【代表取締役 眦帖\浸瓠

 

◎社員の生の声を拾うアンケート
 眦鎮聾Δ任蓮∩篭伴圓梁紊ら社長自らが社員と向かい合うことを大切にしてきたという。眦勅卍垢發修龍気┐鯊臉擇砲靴討い襪箸いΑG頭には、「今年の抱負」「会社への要望」「取得したい資格」などについて記入する社内アンケートを実施しており、直接社長に提出することとしている。これが社員と眦勅卍垢魴襪崑臉擇淵灰潺絅縫院璽轡腑鵐帖璽襪砲發覆辰討り、「アンケートの回答によっては、社長が親身に相談に乗ってくれるのでとても心強い」と言う社員もいる。7年前から始めたこのアンケートは、当初は不満から出る要望が多かったものの、現在は前向きな意見が増え、時には社員の要望から、会社全体に関わる重大な課題が見えることもある。「経営者が見落としてしまう部分を、現場の様々な視点から伝えてもらえるので、経営改革に大変参考になっています。社員から経営者目線としての意見が出ることもあり頼もしい限りです」と眦勅卍垢聾譴襦

 

◎女性の活躍を積極的に応援
 眦勅卍垢蓮嵜邑減少の影響による将来の労働力の確保については、危機感をもっています。女性の技術者が増えることは有り難いのですが、家庭との両立を考慮し、バランスよく活躍できる職場づくりに努めていきたいですね。男性である私が驚くような、女性ならではの視点も参考になります。当社の女性社員は、経験年数が長い方が多いので、業務量に配慮するというよりも、男性社員と同じようにどんどん仕事も任せるようにしています」

 女性社員が考える眦勅卍垢領匹い箸海蹐蓮崔暴の区別がないところ」。男性女性の区別なく責任のある仕事を持ち、やりがいを感じられること、これが眦鎮聾Δ僚性社員がいきいきと働き続けられる秘訣ではないだろうか。

 

株式会社 眦鎮聾
会社設立/1954年9月
代表者/代表取締役 眦帖\
所在地/991-0049 山形県寒河江市本楯3-160
TEL/0237-84-4355
http://www.takada-chiken.co.jp 


2016.01.04::[メモ/企業紹介]

 従業員数
女性 161名 男性 81名
(2015年8月31日現在)

 

 

 

 
 

※写真は特別養護老人ホーム みはらしの丘

 

◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
実践(ゴールド)企業登録 平成27年7月31日

 

◎経営理念
経営理念

 

◎空気の澄んだ見晴らしの良い場所に楽園はありました

ロゴ  ハートがふたつ重なって、人と人との輪や繋がりをイメージするような優しいピンクのロゴ。そういえば、このロゴを掲げた車をよく街で見かける。
 山形市内に5施設、南陽市に1施設ある『友愛会』は、障がい者施設や高齢者介護施設を運営する社会福祉法人である。障がい者施設の「すげさわの丘」、「南陽の里」、特別養護老人ホーム「みはらしの丘」、天然温泉老人デイサービスセンター「くろさわ」、デイサービスとショートステイが可能な「天然温泉 湯の郷くろさわ」があり、いずれの施設も空気の澄んだ見晴らしの良い場所で、入居者もスタッフも明るくそして懸命に日々の生活を過ごしている。

 

◎「ともいき」精神で活躍する明るいスタッフ
 経営理念に掲げる「ともいき」。その「ともいき」とは、お互いに個性も趣味も考え方も違うひとりの人間として「個」が輝く生活を実現させ「ともに生きる」という理念だという。この理念を根底に、利用者の生活や生き方を懸命に支えるスタッフたちの高い志なくして、施設運営は成り立たない。友愛会の最も重要な経営資源は「人」であり、そのために働きやすい職場環境づくりにも積極的に働き続けている。

 

◎仕事と子育てを両立しながら活躍する女性スタッフ 
 『友愛会』に入職して現在4年目の後藤さんは、特別養護老人ホーム「みはらしの丘」で介護スタッフとして働き、その主な仕事の内容は、入居者の方々の食事の介助や排泄等の身の回りのお手伝いや、リネン交換、居室整備など。この仕事を選んだ理由を訊ねると、高校の授業をきっかけに福祉大学へ進学し、迷うことなく介護の道を選んだという。現在、後藤さんは1歳になる娘さんを育て、かつ7ヶ月になる妊婦さんでもあり、まさに仕事と子育てを上手く両立しながら元気に働くスタッフである。1人目の出産後も1年間の育児休業を取得し職場へ復帰、現在は早番、日勤、遅番のシフトで勤務している。「1年間のブランクがあると入居者の方も変わっていたりして、不安もありました。上司や先輩方に色々と教えてもらいながらサポートしていただき、とても助かりました」と復帰当時を話してくれた。また、友愛会では「子の看護休暇」として子が1人の場合は年間5日、2人以上の場合は年間10日を限度として取得可能とし、さらに「育児・介護のための時間外労働時間の制限」や深夜勤務となる午後10時から午前5時までの間の「深夜残業の制限」を定めている。「時間単位の有給休暇も導入されており、子供が体調不良のときなどとても助かっています。仕事と子育ての両立は、職場の皆さんや夫の協力があってこそだと思います。そんな恵まれた環境に感謝しながら、これからも優しい心で入居者の方々をサポートしていきたいですね」
 

介護スタッフ 後藤 千仁さん

【介護スタッフ 後藤 千仁さん(特別養護老人ホーム「みはらしの丘」勤務)】

 

◎役職者として活躍する女性スタッフ  
 明るく優しさ溢れる笑顔が印象的な『友愛会』の介護部門のトップ、係長を務める中村さんは勤続23年のベテラン。この道を選んだ理由について訊ねると「保育士になるのが夢でした。保育士として働くうちに障がい児のお世話をしたいという思いから職場経験を経て、友愛会で障がい者の施設を開所するということで『障がい者施設 すげさわの丘』に勤め始めました。ここで障がい者の方々のお世話をして20年、現在は特別養護老人ホーム勤務となり、おじいちゃんやおばあちゃんたちのお世話は初めての経験で試行錯誤しながらの懸命だった日々を思い出します」と語る。

 現在、部下には女性スタッフも多い中村さんだが、彼女もまた子育て経験者。「出産して子育てをして、社会に復帰したのは下の子が3歳のとき、同居する義理の父と母には、食事の支度など大変協力してもらいました。夫婦ともに変則勤務で夜勤もある仕事でしたので、家族の協力は本当に有り難いです」。仕事と家庭のバランスを上手くコントロールしながら働く経験豊富な中村さんは、部下からも頼れる存在だ。共に働く部下に対して「一人ひとりのメンタル部分に気を配りながら、声かけや話し合いを心がけています。子育て中で大変なスタッフには、自分の経験を踏まえながら融通が利くように他のスタッフがカバーできるようにするなど、少しでも働きやすい環境をつくるようにしています」と話す。

 「私たちは、入居者の方々が過ごしやすいよう、施設の中でも入居者それぞれのご家庭と同じように生活していけるように心がけています。それには、ここで一緒に働くスタッフの心も生き生きと健康でなければいけないですね」

 

介護係長 中村 晃恵さん

【介護係長 中村 晃恵さん(特別養護老人ホーム「みはらしの丘」勤務)】

 

◎役職者として活躍する女性スタッフ   
 約50名のスタッフを束ねる佐藤さんは『天然温泉 湯の郷 くろさわ』、『天然温泉老人デイサービスセンターくろさわ』、『居宅介護支援事業所 くろさわ』のセンター長兼居宅支援事業所の管理者。現在の仕事を選んだ理由について「幼児保育の経験を経て、高齢者介護の道へと進みました。子供が大きくなるにつれ、自分の歳のとり方を見つめ直したい。そんな思いがきっかけでした」と語る。現在はケアマネージャーとして、住み慣れた自分の家で生活が維持できるようにプランニングをする仕事を主としている。

 多くのスタッフの上司として心がけていることについて「きちんと、挨拶ができることが大切です。同じ“おはよう”でも、元気のある“おはよう”なのか、元気のない“おはよう”なのかで違います。本当に悩んでいるときは、こちらから「何かあったの?」と声をかけても、案外言葉は出てこないものです。挨拶や何気ない言葉で気づくインスピレーション、その時の直感を大切にしながらスタッフを見守っていますね」チームワークも重要だという対人援助という仕事、スタッフのメンタルも大切にしている。

 

センター長兼管理者 佐藤 百合子さん

【センター長兼管理者 佐藤 百合子さん(主任介護専門員)】

 

◎正職員転換制度でスタッフへ
 『友愛会』では、職員への登用希望がある准職員が職員になることができる「正職員転換制度(当法人:職員登用)」を設けている。一定の条件を満たし、筆記試験や作文、面接が必要となる。現在『障がい者支援施設 すげさわの丘』で生活支援員として勤務する金子さんも、この制度を利用し准職員から正職員となったひとり。金子さんは、新卒採用の正職員としてこの施設で17年間働き、一度退職。後に准職員として復帰し、再び正職員となり2年目である。

 17年間勤め、更なる向上心で転職し、現在の仕事が天職だと気づいた金子さんは再び『友愛会』へ。ここへの復職のきっかけは、‘利用者の方々との会話の楽しさ’にあったという。「今、私が担当させていただいている方は会話ができない方です。言葉で表現ができなくとも、表情で伝えたいことを返してくれます。どのように支援をしたらその方の別な一面を知ることができるのかなと、そんなところに仕事のやりがいを感じています」と笑顔で話す。

 『友愛会』では、一度離職した人が、数年後、復職することも多いという。職員にとって働きやすい環境づくりがなされている証拠である。

 

生活支援員  金子 千恵さん

【生活支援員  金子 千恵さん(障がい者施設「すげさわの丘」勤務)】

 

◎質の高い福祉サービスを目指して 
 栄養士として入職後、平成24年より『友愛会』の本部事務局でリーダーとして働く傍ら、現在も栄養士を兼務し、活躍する寒河江さん。グループ施設全てを把握して、様々な情報を発信し、職員が働きやすい環境をつくるため積極的に行動する部署である。「知人と話をしたとき、仕事を辞めるきっかけの一つに休みが取れない、取りにくいということがあると知りました。そこで、数人の職員に話を聞いてみると自分たちの職場は子育てがしやすく、働きやすいという答えが返ってきたとき、やはり‘長く働くことができる職場環境づくり’が大切なんだなと改めて感じました。個人的な意見になりますが、働くことと子育ては繋がらなければならないと考えています。魅力的な職場づくりのため、利用できる様々な制度等を上司に伝えることも私の大切な役目だと思っています」と話す。

 実践(ゴールド)企業の認定を受け、さらなる目標について訊ねると「認定を受けてから、職員のみなさんから育休の取り方や各種手当、研修制度などについて気軽に声をかけえて貰えるようになりました。今回の認定を機に各施設への周知の徹底を図り、これからは、男性職員の育児休業取得も目指していきたいですね」と話す。

 

本部事務局リーダー兼栄養士  寒河江 貴子さん

【本部事務局リーダー兼栄養士  寒河江 貴子さん】 

 

社会福祉法人 友愛会
会社設立/1992年10月
代表者/理事長 荒井与志久
所在地/〒990-2317 山形市みはらしの丘四丁目15番地3
TEL/023-687-1016
http://www.yuuai-kai.or.jp/


2015.11.02::[メモ/企業紹介]

 

従業員数
行員数(女性449名、男性 890名)
スタッフ数(女性683名、男性 76名)
2015年4月1日現在

 

 

 

 

◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
優秀(ダイヤモンド)企業登録 平成27年3月

 

◎経営理念
「地域とともに成長発展し すべてのお客さまにご満足をいただき 行員に安定と機会を与える」

 

◎地元に信頼され愛される「やまぎん」
 シンボルマークは「さくらんぼ」。我々山形県民にとって、この身近な存在であるさくらんぼマークを掲げるのは、山形市七日町に本店を置く『株式会社山形銀行』である。山形銀行の歴史は、第八十一国立銀行等の営業満期後の業務継承を目的に「両羽銀行」として、明治29年4月に山形市七日町466番地に創立され、昭和40年4月に行名を「山形銀行」に改称し、今日に至っている。現在の営業店舗数は、県内70ヵ店・県外10ヵ店(2015年4月1日現在)、長きにわたり地域のために寄り添い、銀行経営のみならず、あらゆる場面において山形のリーディングカンパニーとして牽引する企業である。

 

◎全国初の認定「プラチナくるみん」

   2015年4月、地元で働く県民のまさに手本となる出来事があった。次世代育成支援対策推進法に基づき、行動計画を策定した企業のうち、行動計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができるが、2015年4月1日より、くるみん認定を既に受け、さらに高い水準の取組みを行っている企業を評価した最高クラスの「プラチナくるみん」の認定制度が始まった。その「プラチナくるみん」に、山形銀行が全国で初めて認定された。すなわち、全国に先駆けた“子育て支援の最高企業”というわけである。地元の企業が最高クラスに認定されたことで、身近にお手本があるならと地元企業の意欲向上や子育て支援に取り組むきっかけとなることが期待される。 プラチナくるみん

 

◎ワークライフバランス推進室の新設
 山形銀行では、2015年4月より、仕事と家庭の両立などワーク・ライフ・バランスの実現と、女性担当職務多様化などの活躍機会の拡大に取り組み、労働生産性向上を図るため、ワーク・ライフ・バランスに取り組む専門の部署として、「ワークライフバランス推進室」を新設した。設立と同時に精力的に活動しているワークライフバランス推進室の取組みについて、「ワークライフバランス推進室の立上げと共に、新たなプロジェクトチームとして“女性ワーキンググループ”を発足しました。メンバーは、使命感が強く、意欲ある幅広い世代の女性達です。ここでは女性が活躍する場や働きやすい環境づくりをメインテーマとして、様々な課題に取り組み、女性の視点で意見交換をしています。それをワークライフバランス推進室が集約し、銀行全体への改善へと繋げていきます。ようやく一歩を踏み出したところですが、意欲あるメンバーと一緒に頑張っていきたいと思います」と副室長の安達さんは話す。

 

 

安達愛さん
【ワークライフバランス推進室 副室長 安達 愛さん】

 

 

 

◎女性ワーキンググループ始動
  部署が新設されて間もない5月、ワークライフバランス推進室が事務局となり開催された「女性ワーキンググループ(第一期)」。メンバーは女性9名で構成される。会議当日は「意識改革」や「仕事と家庭の両立」等を議題に約2時間程、活発な意見交換がなされていた。今後は、半年を一期とし計6期活動していく計画だという。

 

女性ワーキンググループ

 

 

 

◎女性ワーキンググループ(第一期)
 入行14年目、現在子育て真っ最中の梅津さんは、まさに仕事と家庭の両立を実現し、頑張っている女性行員のひとり。今回、「女性ワーキンググループ(第一期)」メンバーになった経緯について訊ねると「事務局よりメンバー募集があったのですが、はじめこの募集を聞いた時は、仕事も立て込んでおりましたので、今回の応募は見送ろうと考えていました。そんな時、子どもが風邪で入院し、お客様にアポイントが入っている状況にも関わらず、看病のため3日間休みを頂戴しなくてはならない状況になってしまいました。特に子どもが小さいと母親の負担は多くなりがちです。私は、主人の両親と同居をしているので、家族の協力を得ながら働くことができますが、同じ子育て世代の同僚たちは、急な子どもの病気などで仕事を休まなくてはならないことに悩んでいるのではないか、男女ともにもっと働きやすい環境づくりのために、現場の声として自分の考えをしっかりと出していかなくてはならないのではないか、と子どもの入院先の病院で考え、メンバーに立候補しようと決めました。子育て中の職員の考えや思いを伝えることができる貴重な機会だと感じています」

 

女性ワーキンググループ(第一期)
【上山支店・個人課 梅津 由貴子さん】

 

 

女性の活躍の躍進〜女性を積極的に管理職に登用している企業〜
 山形銀行では、2015年4月1日現在、管理職数(役職者数)は、男性が506名、女性が63名である。寒河江中央支店で営業課長を務める長岡真由美さんも「女性ワーキンググループ(第一期)」のメンバーだ。彼女もまた、小学生のお子さんをもつ子育て世代、家庭では母親役と妻役、職場では管理職として日々奮闘している。「職場では、部下が働きやすい環境であるよう日頃から考えています。どうすれば勤務時間内により密度の高い仕事ができるかを考え、さらに、職場のみんなには仕事に対するやりがいや達成感も味わってほしいと思っています。もちろん、子育て世代の行員もおりますので、仕事と家庭の両立をしっかりとできるようにサポートしていきたいと思っています。女性管理職だからといった特別な意識はないですが、部下が私を良い相談役だと思ってくれていればいいですね」向上を目指し様々な面で変革に取り組むという自らの強い思いで「女性ワーキンググループ(第一期)」のメンバーに加わった長岡さん。頼もしいリーダーシップと自身も子育てを経験した女性ならではの部下に対する心配りは、企業の財産のひとつといえるのではないだろうか。

 

長岡真由美さん
【寒河江中央支店 営業課長 長岡 真由美さん】

 

 

女性の活躍の躍進〜女性の視点を活かした女性行員のみの支店運営〜
 東原支店は、統括店である東山形支店と一体運営をしながら、さらにきめ細やかな金融サービスの提供をするため2014年に個人のお客様を主体とした店舗として一新し、行員4名とスタッフ2名の女性のみで運営している支店だ。柔らかな雰囲気を感じることができる店内について、東原支店で女性課長として務める角野良恵さんは、「土地柄、年配のお客様も多く、地域の皆様に寄り添うような明るい挨拶を心がけています。今後も花笠などのイベントに合わせたディスプレイや季節に合った店内展示などもやっていきたいと思っています。また、当支店の特徴として昼の12時〜13時の間はATMを除いた窓口業務を一旦閉めさせていただいております。その間は、全員で食事をしながらコミュニケーションを図る場として貴重な時間を過ごしています。これからの目標は、少ない人数の店舗ですが、統括店である東山形支店と互いに協力しながら地域の皆様に必要とされる店舗でありたいと考えています」と話す。

 

女性行員のみの支店

          2015年2月のバレンタインイベントの様子。店内をハートの飾りなどでディスプレイし、
          ご来店のお客様へ自分たちでラッピングしたチョコレートを配布した。

 

 

◎出産・育児・介護等により退職した女性の再雇用
 山形銀行では、結婚・出産・育児・介護などの理由で退職した方を再雇用する「リ・チャレンジ制度」を2007年5月から導入している。実際に制度を利用して職場復帰をした行員からは、この制度を利用して復帰した理由として「子どもの病気が理由で退職したが、病状も良くなり一頃よりは手がかからなくなったため」「子どもの世話や親の介護、自分の健康など一生を考えると、働ける時期が今だと思った」などの声が寄せられている。
 また、山形銀行では育児休職者の業務スキル維持とスムーズな現場復帰の支援も行っている。ワークライフバランス推進室の安達副室長は「金融商品は、日々進化します。例えば一年間育休等で職場を離れてしまうと、復帰した頃には多くの商品や規程が変わってしまい、慣れるまでに多大な時間がかかってしまうこともあります。そこで、育児休業中も子育てをしながら学習できる自宅学習支援システム「やまぎんホーム・ラーニング」を導入しています。育児休業がブランクではなく、キャリアアップとなればいいですね」と話す。

 

 

◎お父さんの育休体験
 全国初の「プラチナくるみん」の認定を受け、なかでも高く評価されたという男性行員の育児休職取得。山形銀行では、育児・介護休業法で定める育児休業の他に、企業独自の育児休職制度として、連続して5日間、有給扱いで育児目的の休暇がもらえる仕組みを作っている。この制度の普及もあり、2014年度の山形銀行における男性の育児休職取得率は54.8%と高い水準にある。一般に、制度があっても利用する者がいない(少ない)と言われる男性の育児休業であるが、山形銀行で多くの制度利用者がでたのは、山形銀行で初めて育児休職を取得した二人の男性行員の体験と意見を踏まえ、行員の意識改革をはじめ、職場での理解などを広める活動を行った銀行全体で取組みの成果であると言えるだろう。

 

お父さんの育休

 

◎当時まだ珍しい育児休職取得のお二人の声
 先陣をきって二人の男性行員が育児休職を取得したのは2008年と2009年。実践した育児体験について当時を振り返ると「おむつ交換、ミルク、お風呂」。その他、育児以外でも買い物や掃除、簡単な料理などの家事において妻をサポートした。妻の反応も上々で「夫が子どもと触れ合う時間に満足した」「夫婦で話す時間も多く取ることができ、子どもの成長についてゆっくりと話すことができた」などうれしい声が聞かれた。

 

◎2011年から育児休職取得したイクメンの声
 実践した育児について「お風呂、寝かし付け、おむつ交換、ミルク」が多く、その他長男や長女の世話や家事全般など。家族の反応については、育児や家事の軽減から大変喜ばれたようだ。今後、育児休職をする行員へのアドバイスについて「育児休職として目的を明確にして休む事で他の休暇と違い、子育てについて考える時間ができた」「取得者が増えることによって、取得しやすい雰囲気の醸成にも繋がると思う。自分にも家族にも有意義な制度」「女性の社会進出促進のためには、男性の育児参加は大切なテーマ」「理解のある上司が取得を薦めてくださったことがきっかけ。イクメンが増えるにはイクボスの存在が必要」など、行内の広報誌で体験者の声を情報のひとつとして共有し、取得しやすい環境づくりが行われている。

 

◎ワーク・ライフ・バランスこれからの取り組み
 山形銀行におけるワーク・ライフ・バランスに関するこれからの取組みについて、ワークライフバランス推進室の小林室長は、次のように語る。「山形銀行では、行員およびスタッフが仕事と家庭を両立しながら個々の能力を最大限に発揮できるよう、職場環境の整備およびキャリア支援に取り組んでおります。当行においても、ワーク・ライフ・バランスの推進は長年をかけて取り組んできた課題の一つであり、今年4月には「ワークライフバランス推進室」を新たに設置し、取組みを強化しております。その推進施策の一つとして、全営業店長を対象としたワーク・ライフ・バランスに関する講演会を実施し、企業全体の意識改革も進めております。今後も職員一人ひとりがより一層能力を発揮できる組織風土を醸成し、組織の更なる活性化を図っていくために、働きがいのある職場環境の整備に向けた取組みに努めてまいります」

 

 

小林洋介さん
【ワークライフバランス推進室 室長 小林 洋介さん】

 
 山形におけるワーク・ライフ・バランスに関するトップランナー企業である山形銀行のこれからの更なる躍進が期待される。

 

株式会社 山形銀行
会社設立/明治29年
代表者/取締役頭取 長谷川 吉茂
所在地/山形市七日町3-1-2
TEL/023-623-1221
http://www.yamagatabank.co.jp

 


2015.09.01::[メモ/企業紹介]

従業員数 911名
(女性725名、男性186名)
平成27年5月現在

 

 

 

 

 

 

 

 




◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 優秀(ダイヤモンド)企業登録 平成27年1月


〈Mission〉
 「仁」・・・愛と思いやりの医療を提供します


〈Value〉
  安全で質の高い医療

  誠実で信頼される医療

  連携に基づくチーム医療


〈Vision〉 

  急性期病院として地域医療に貢献します

 

◎昭和19年、山形済生病院は産声をあげました。
  山形市にある『社会福祉法人恩賜財団 済生会山形済生病院』。済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44年に設立し、100年以上に渡る活動をふまえて「済(生活困窮者を救う)」「生(医療で地域の生を守る)」「会(会を挙げ、医療・福祉の切れ目ないサービス)」という3つの目標を掲げ、日本最大の社会福祉法人として40都道府県、371施設で全職員約56,000人が医療や保健、福祉活動を展開している。
 山形県では、昭和19年山形市旅篭町に「済生会山形産院」を開設、当時は14床からのスタートであった。後に山形市薬師町や小白川町に新病院建設と共に移転し、平成7年沖町に現在の新病院を設立した。産院からスタートした『社会福祉法人恩賜財団済生会山形済生病院』は、現在も県内トップクラスの分娩数を誇り、県内でも数少ない周産期センターを備える病院である。

昭和19年の山形済生病院

 

◎現在の山形済生病院について
  山形済生病院は現在、一般・NICU・ICU・人間ドックにおいて、許可病床数が473床、診療科目は内科や小児科、整形外科、産婦人科など計24科目となっており、県内でも有数の規模を誇る病院である。院内では、医師をはじめ薬剤師、助産師、看護師、臨床検査技師、事務職員など総勢911名のスタッフが医療の現場で活躍している。


 

◎「公益財団法人日本医療機能評価機構」の認定について
 現在、山形済生病院では第三者評価機関である公益財団法人日本医療機能評価機構が実施している病院機能評価で3rdG:Ver1.0の認定を受けている。これは、医療の質、患者対応など一定の水準を満たしていると認められた病院であり、地域に根差し、安心・安全、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく取り組んでいる病院であると言えます。 5年毎に更新されるこの評価制度は「病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動(機能)が適切に実施されているかを評価」する仕組みであり、調査評価者が中立・公平な立場に立って、所定の評価項目に沿って病院の活動を評価する。最近は、患者さんの外来状況から入院、退院までのケアとそのプロセスに沿った医療体制が重要視されるほか、子育て支援などの項目もある。そして、評価の結果から明らかになった課題に対して、病院全体が改善に取り組み、更なる医療の質の向上を図っている。

 
 

◎女性の活躍推進〜女性を積極的に管理職等に登用している企業〜
  「山形いきいき子育て応援企業」の認定基準のひとつに、女性の活躍推進がある。現在、山形済生病院の管理職(課長職以上、役員を含む)は全体で53名、うち女性管理職が10名と女性の管理職登用を積極的に行っている。今年4月から副看護部長として活躍する黒沼幸恵さんにお話を伺った。

 

黒沼幸恵さん

【副看護部長兼ICU ・透析室責任者 黒沼 幸恵さん】

 

  女性管理職となった現在の率直な感想を訊ねると「無我夢中です」が第一声だった。「看護師として働き始めてから今年で25年になりますが、ここまで働くことができたのは上司の指導やスタッフ、家族の協力の賜物だと思います。今までよりもさらに、地域や院内など全体を把握するように心がけ、患者さんのことはもちろんのこと、若いスタッフが気持ちよく働き続けられるように頑張っていきたいと思っています。そのためにはまず自分が仕事を通じてもっと成長しなくてはならないと感じています」と黒沼さんは語る。

   管理職として日々奮闘する黒沼さんに対するご家族の反応を訊ねると、「主人も子ども達も義父も、家族みんなでそれぞれ出来る人が出来ることをしようと協力してくれています。“お互い様”という言葉が好きで、その精神で過ごしています。これは家庭も職場も同じです。例えばスタッフが長期休暇を取る場合でも、快くどうぞと伝える。自分が困ったときには、助けてね、ありがとうと素直に気持ちを伝える、とても大事なことだと思います」と答えてくれた。

 女性管理職としていきいきと働く黒沼さんだが、「管理職にならないか」と打診されたときには、大変悩み、3度も辞退を申し出たという。それでも最終的に引き受けたのは、「家族や上司に相談し、話を聞いてもらっているうちに自分ひとりで頑張るのではないと気づいたこと」が大きな理由だと話す。「家族も上司もスタッフも患者さんも、自分を支えてくれていると思ったとき、今一緒にいるスタッフや患者さんのために頑張ろうと決意しました。自分が頑張ると、スタッフも患者さんの笑顔も増えていく。そんな笑顔に出逢ったときが、この仕事をしていて良かったなと思う瞬間です」と黒沼さんは笑顔で話してくれた。


 
 

◎院内保育所について 
  病院の敷地内には、ここに勤務する職員のみが利用できる院内保育所がある。開所から今年で6年目を迎え、定員40名に対し月極保育が32名、予約を含めると今年度分はキャンセル待ちとなるほどの人気だ。夜勤のあるお母さんたちのため週2回の夜間(お泊まり)保育もあり、現在5名の子どもたちが利用している。「当保育所では、仕事が終わってすぐのお迎えではなく、夜勤明けのお母さんたちが少し身体を休めてからお迎えに来ることができるように配慮しています。例えば、園児がお昼寝中の場合はお昼寝が終わるまで、お母さんにはゆっくりしてもらい、その後お迎えに来てくださいねといった感じです。また、夜間保育では家庭的な雰囲気をつくって子どもたちがリラックスして過ごせるように工夫しています」と園長の佐藤さんは話す。

 

園長 佐藤真也さん

【園長 佐藤 真也さん】

  
  院内保育所開所に至った経緯について人事課の武田さんは「平成11年から子育て中の対象となる職員には保育料の一部補助として“子育て支援手当”を支給していました。そのような中、職員からの声として産休、育休が終わってから安心して預けられる院内保育所の要望が多かったことに加え、山形市内でも徐々に院内保育所を開所する他病院の事例を踏まえ、平成22年に開所しました。院内に保育所があることで安心して働くことができると喜んでいただいています」と話す。

 

院内保育所
院内保育所の様子1 院内保育所の様子2

 ■ 開 所 日:平成22年4月
 ■ 入園年齢:0歳児〜小学校就学前まで
 ■ 保育種類:月極保育・一時保育
 ■ 基本保育:7:00〜19:00、延長保育19:00〜21:00、夜間保育16:00〜翌10:00(週2回 毎週火・木曜日)




◎院内保育所を利用する保護者の声
 現在、勤続9年目の盒桐害辰気鵑蓮医療の現場で助産師として活躍中の「働くママ」で、2歳の女の子と1歳の男の子のお母さんである。長女が1歳8ヶ月、長男が9ヶ月になったときに、院内保育所に預けるようになったそうだ。「既に院内保育所に子どもを預けている同僚がおり、色々な話を聞くことができたので、出産前から心強い情報を得ることができ、安心して子ども達を預けることができました。また、はじめは母親から離れることで、子ども達が泣いてしまうかなと心配しましたが、そんなこともなく子ども達は元気に保育所に通っています。主人も、院内保育所があって良かったと言ってくれています」と盒兇気鵑蕨辰后
 

 

3B病棟 盒桐害辰気

【3B病棟 盒供〕害辰気鵝



 
◎目標管理制度要項〜面接時に職員の希望を聞き取る〜
 山形済生病院では、4月と10月に直属の上司と部下との間で面接を行う「目標管理制度」を導入している。各々が組織や部署での目標をたて、所属長がその目標で頑張ることができるかを本人と話し合い、そして半年から1年でその目標に対して評価を行う。それと同時に看護部では仕事環境や家庭の状況についての「意向調査」もあわせて行いながら様々な相談に応じている。本人のキャリアアップのためのフォローをはじめ、細やかなスタッフとのコミュニケーションにより、家族構成等も考慮しながら産休明けのスタッフの配属先を決めたり、妊娠中のスタッフへは出勤、退勤の時間を30分ずらす時間短縮制度を勧めたり、スタッフが勤務しやすいような環境の整備に取り組んでいる。

  看護部長の盒兇気鵑蓮崋分一人で悩まずに、色々と相談をしてもらえるよう努めています。子育て中のスタッフには、日曜に子どもを預けられる施設を紹介するなど、スタッフが安心して働けるように、積極的な情報提供を行っています。また、産休明けに今までと違う部署へ配置になる場合は、新しい知識が必要となりますし、また本人自身のキャリアアップを考えれば、常に学ぶ姿勢が重要となってきます。ですが、そのようなことに配慮しつつも、やはり子どもが小さいうちは、子育てに重点を置いてもいいと思っています。その時々で、何を優先するのかを考えることが大切です。一人で考え、落ち込んでしまうと、色々な方法があるのに分らなくなってしまいがちですから、私達が積極的に話を聞き、色々な道があることを伝え、少しでもサポートできるよう努めています」と話す。
 
 

認定看護管理者 看護部長 盒供\蘊修気

【認定看護管理者  看護部長  盒供\蘊修気鵝

 

◎職場の環境づくりについて
  院内では「セクシャルハラスメント」や「パワーハラスメント」の防止相談窓口を設けて取り組んでいる。人事課課長代理の武田さんは、男女ともに働きやすい職場づくりに関して、「職員一人ひとりの意識づけが大切だと考え、パンフレットで院内周知を図っています。また、済生会はコンプライアンスの一環としてハラスメントに対して組織的に取り組む事としています。就業規則にも明記するなど、医療の現場で働く者としてしっかりと考えて行動していくよう体制を整えています」と話す。

 

人事課 課長代理 武田 努さん

【人事課 課長代理  武田 努さん】

 
 

◎「山形いきいき子育て応援企業 優秀(ダイヤモンド)企業」として、さらに考えていること、これからの働き方について
 山形済生病院では、産前休暇の期間を法律で定められている6週間以上の8週間としている。法定以上の制度を導入したきっかけについて人事課の武田さんは「導入の時期は、40年位前からでした。今では産前休暇8週間というのが当院では当たり前になっています。また、女性が多く活躍している職場ですので常に20〜30人が産休・育休をとっている状況です」と話す。こういった手厚い制度と職員一人ひとりがお互い様の精神を持つことで、安心して子育てができ、職場復帰しやすい環境ができているのだろう。また、休日についても現状では、年間126日間の休日がある。さらに、看護部では有給休暇とリフレッシュ休暇を合わせて連続10日間の長期休暇を取るなど、スタッフ皆、協力しあいながら休みをとれるように配慮している。このように、現在、既に働きやすい職場づくりに積極的に取り組んでいる山形済生病院だが、さらに職員がいきいきと働きやすい職場環境を実現するため、「これからの課題は、スタッフのキャリアアップのための研修システムのさらなる充実に加え、病院目標としてスタッフが働きやすい環境をテーマとし、有給休暇の取得率を上げるように取り組んでいきたいです。また、残業時間を減らすなどWLBを推進していきたいですね」と武田さんは語った。

 

 

社会福祉法人 恩賜財団 済生会山形済生病院
設立/昭和19年5月
代表者/病院長 濱崎 允
所在地/山形県山形市沖町79−1
TEL 023-682-0159
http://www.ameria.org


2015.07.01::[メモ/企業紹介]

◎仕事と家庭の両立の支援
〜育児休業、育児短時間勤務〜
〈管理課 課長 横山誠さん〉
 朝日金属工業株式会社では、社内のワーク・ライフ・バランス推進員の横山さんを中心に、従業員のワーク・ライフ・バランスに積極的に取り組んでいる。例えば、育児休業や育児短時間勤務については小学校入学前まで取得可能とするなど、法律で定める以上の制度を設けており、社員が育児休業などを取得しやすい環境を構築している。また、育児休業を取得しやすい環境づくりのため、管理職の研修も行っている。
 「育児休業などの取得できる期間を、元々、社内制度にあった3歳までを小学校入学前までに期間を延長しました。その背景には、子どもが保育園に入園したけれど、ママがいないとグズって送迎バスに乗ることができず、送迎バスの時間が出社時間より遅いので会社を仕方なく休まなくてはならなくなる、そのような悩みを子育て世代の従業員から打ち明けられ、会社としてどうしたら辞めずに仕事と家庭を両立することができるかを考えました。当事者である従業員とその上司、そして同僚で色々意見交換をしながら、より良い方向性を導き出し、それを私が取りまとめて、社長へ色々打診させていただき、問題解決へと進めています。先程の子育て中の従業員は、現在は30分遅れての出勤や30分早く退社など育児時間短縮制度を利用して仕事と家庭の両立ができるようにしています」と横山さんは話す。

 

従業員数 52名
(女性14名 男性38名)
平成27年4月現在

 

 

 

 

 

 

 

 

◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 優秀(ダイヤモンド)企業登録 平成27年3月

 

〈経営理念〉

   明日を創る技術こそ資本。

〈経営ビジョン〉

   軽・薄・短・小にチャレンジ

   小さいものは伸びる

〈ターゲット5〉

  ・より高い技術にチャレンジ

  ・より高い精度にチャレンジ

  ・より高い品質にチャレンジ

  ・より高い生産性にチャレンジ

  ・より高い価値にチャレンジ

 

◎長井市は、こんな街です。
 山形県の南部に位置する長井市。現在、人口約28,000人・世帯数約9,700戸(平成27年2月末日現在)規模の街である。この街の歴史は、江戸時代・元禄(げんろく)年間(1688〜1704年)頃、最上川舟運の最終港であったこともあり、米沢藩の外港として物資流通や商取引で栄えた商工業都市という歴史をもつ。現在でも続く製造業として長井紬が有名で、昭和に入ると東芝の長井工場の開場を皮切りに、弱電関係の工場の立地が相次ぎ、企業城下町といわれた。そして現在も、製造業は長井市の主要産業となっている。
 今回訪れた『朝日金属工業株式会社』もまた、大手中心企業の海外シフト化やリーマンショックなど激動の時代を乗り越え、紆余曲折を経て存続してきた会社である。創業から55年のこの会社は、自分たちと街の将来を見据え、社長を筆頭に社員全員が楽しく、たくましく働いている企業だ。近年では、男性社員が育児休業を取得するなど様々な取り組みが地元や他企業から、その秘訣について注目を集めている。

 

◎『朝日金属工業株式会社』どんな会社?
 晴れ渡る青空と白と黒のコントラストが美しい雄大な残雪の朝日連峰を背景に『朝日金属工業株式会社』の社屋がある。1960年創業、小物精密プレス部品・金型製造を行っている会社だ。現在の主力部品は、スマートフォンやタブレット端末などに用いられるコネクタ(電子回路や光通信において配線を接続するために用いられる部品や器具のこと)を製造。私たちが日頃使っているスマートフォンの一部がここで作られ、その端末を世界各国の人々が愛用している。そう考えると、さすがモノづくり王国山形、その技術力の高さと黒子として支える実直な姿勢に故郷山形をとても誇りに思える瞬間であり、『朝日金属工業株式会社』という会社をとても身近に感じることができる。

  

朝日金属工業株式会社2 朝日金属工業株式会社3

 

◎男性社員が40日間の育児休暇を取得
〈経営者から見る育児休業取得/代表取締役 横沢芳樹さん〉

 

 
代表取締役 横沢芳樹さん

 

  男性社員が育児休業を取得するということは「首都圏の大企業の話であって、地方のしかも中小企業となれば、周囲の負担も大きく到底無理な話・・・」と、考える経営者や社員も少なくないだろう。しかし、従業員数52名の朝日金属工業株式会社は、男性社員の育児休業取得を実現、仕事と家庭の両立や男女ともに働きやすい職場づくりなどに会社一丸となって積極的に取り組んでいる。今から約4年前の男性社員育児休業取得について、当時の思いや状況を横沢社長はこう語る。
 「従業員の皆さんは、『人材』ではなく『人財』なんですね。会社を存続させるための財産そのもの。我々の仕事は、機械化されているとは言っても、人の経験や知識、技量が必要です。どんな時も良い製品を作るには、やはり人の腕にかかっています。ですから、石井陽祐さんが40日間育児休業を取得する際も、初めてのことでしたので不安もありました。彼も主力社員ですから、現場を抜けたら一体どうなるのだろう、きちんと仕事は回るのだろうか。それに加え、仕事は日進月歩、毎日こなしている仕事だからこその感覚というものがあるので、一時、仕事から離れた後、無事に復帰ができるだろうか、そんな心配をしたものです」
 様々な不安の中、男性社員育児休業取得に踏み切った理由について「育児休業の制度は元々あったものの、男性で取得した者はいなかったので、心配は色々ありましたが、少子高齢化や人口減少など世の中が変わってきていますから、みんなで子育てを支援しなくてはいけない、今の時代は男性も積極的に育児に参加しなくてはと思いました。それが、自分たちの将来へ繋がることにもなります。また石井さんの上司や同僚と良く話し合い、それをワーク・ライフ・バランス推進員の管理課の横山さんが色々と意見や方向性を取りまとめて私に報告してくれました」

 

◎男性社員が40日間の育児休暇を取得
〈育児休業取得者/業務課 石井陽祐さん〉
 現在、3人の男の子の父親である石井陽祐さんは、今から約4年前に40日間の育児休業を取得した。当時、4歳の長男と2歳の二男と手のかかるわんぱく盛りのときに奥様が3人目のお子さんを妊娠、出産。
 「最初に、共働きである自分たちは夫婦でよく話し合って、会社の上司に相談しました。そこから同僚の皆さんの理解と温かい応援を得て、育児休業を取得させていただきました」
 長期間、会社を休むことについて「一旦、仕事から離れることで、経験を積んで培った手の感覚を忘れてしまうのではないか、無事復帰ができるか、そんな不安はありました。ただ、育児休業を取得したからには、育児や家事全般を全力でやろうと意気込んで望みました。今までは妻に頼りきりだった育児を経験して、その大変さが分りました。夜中に起きて、ミルクを与えるのも夫婦協力してやりましたが、大変でしたね。妻も私の育休取得を良かった、助かったと言っています」
 育休から復帰したときの同僚の反応は「大変だったぞ」が第一声だったそうだ。石井さんの分の仕事を皆で協力してカバーしてきた40日間。「待ってたよ」「お帰り」「育児お疲れさま」そんな同僚たちの石井さん復帰への喜びが含まれた一言であったに違いない。「これから、育児休業を取得する男性社員がいたら、自分の経験をもとにサポートしていきたいと思います。自分が育休を取得して本当に良かったと思えるから」育休を機に育児に積極的に参加するようになった石井さんは、現在も育児を楽しみながら“イクメン”として日々奮闘中である。

育児休業取得者/業務課 石井陽祐さん
【育児休業を取得した石井陽祐さん】
 

 

ワーク・ライフ・バランス推進員の横山さん
【社内ワーク・ライフ・バランス推進員の横山さん】

 

◎平均勤続年数が長い、その秘訣?
〈大嶌 恵さん/奥出美秋さん〉
 朝日金属工業株式会社は、男性社員の平均勤続年数が19年、女性社員が17年と男女ともに平均勤続年数が長い会社である。30、40代の子育て真っ最中の大嶌さんと奥出さんにその秘訣を伺った。
 子ども3人を育てる母親でもある大嶌さんは今年勤続17年目。「長くこの会社に勤めていられるのは、上司の理解と同僚の協力があってこそだと思います。子どもが急に熱を出して保育園から連絡があったときも、上司に相談して早退をさせていただいています。現場から急に抜ける訳ですから、同僚のサポートも有り難いです。また、他社で働く知人と話をしたときに休みはなかなか取れないという人も多く、恵まれた環境であることに感謝しています」
 勤続19年目の奥出さんもまた「社員同士や上司とのコミュニケーションが取れているからだと思います。そして社内には“お互い様”という考えが定着しているのではないでしょうか。自分が困ったときには助けてもらい、だから他の人が困ったときには同じように助ける。また、有給休暇の取得のしやすさもあります。男性社員の育児参加への関心も高まり、学校行事への参加も多くなってきていると思います」
 2年に1回の国内旅行(昨年は伊勢神宮へ)、花見やビアパーティ、芋煮会、1泊2日での忘年会など社内交流を図るイベントも行っている。

 

大嶌 恵さん   奥出美秋さん
                    【大嶌 恵さん】              【奥出美秋さん】
奥出さんと上司の業務課主任 牛澤直樹さん
【奥出さんと上司の業務課主任 牛澤直樹さん】

 

◎今後の取り組みと展望
〈代表取締役 横沢芳樹さん/管理課 課長 横山誠さん〉
 子育て支援に対する今後の展望について横沢社長は「人財である従業員が長く働くことができる環境を整えるには会社としてどうしたら良いか。会社(仕事場)は一人ひとりの生活の場を支えているということ、それが家庭を支えることであり、子どもを産み育て、地域を活性化させることに繋がる。一人ひとりの働きの質を上げ、時間と制度を有効に使って戦力ある人財を育て確保していきたいですね。会社の存続こそが従業員にも地域にも重要なことだと思います」
 横山さんは「今後は、女性従業員にも社外交流を積極的に行ってもらい、管理職登用も視野に入れていきたいです。子育てを経験しているからこそ、その人の立場に立ち、行動できる優しい女性従業員たち。製造業の女性営業というのも将来できたら、もっと会社も盛り上がっていくと思います」

 

朝日金属工業株式会社
会社設立/昭和35年4月
代表者/代表取締役 横沢芳樹
所在地/山形県長井市平山647-3
TEL 0238-84-1890
http://www.asakin.co.jp

 


2015.05.01::[メモ/企業紹介]
第42回 株式会社伊藤熱処理

 

従業員数 63名
(女性12名 男性51名)
平成27年2月現在
 

 

 

 

 



 

 

 

 ◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 実践(ゴールド)企業登録  平成26年1月

  

 <ハードな現場で女性も活躍>
 株式会社伊藤熱処理は、「イネツ」の愛称で親しまれ、「鐵に魂を入れる」のスローガンを会社外壁に大きく掲げる総合熱処理工場である。金属に熱処理を加えることで様々な付加価値を与える業務は、火や油などが多用され、現場にはハードな印象もある。そんななか、こちらの企業は約2割が女性社員である。もちろん現場でも女性が活躍しており、小さな部品やきめ細かな作業が要求される担当に配属されている。 
   同社では、事務職希望であっても、入社から数年は熱処理の現場に配属される。特殊な業務でもあることから、熱処理という仕事をしっかり理解する必要があるという考えに基づくものだ。

 

 熱処理の現場
        熱処理の現場はハードな印象。

 

 

<女性の志望者が増えている>
 近年の新卒募集にあたっては、女性のエントリーが増えてきたという。熱処理に限ったことではないが、「ものづくり」への関心の高まりが背景にあるのではないかと分析している。入社試験で適性を計ると、男性より評価の高い女性も多く、ここ数年は毎年女性社員を採用している。
 採用にあたっては特に性別を意識することはないというが、現在2割という女性社員の比率については、今後増えていくであろうと予測している。具体的には、業務の中で力仕事となるものもあり、どうしても男性でないと厳しい加工もあることから5割とはいかないが、3割程度までは増えてもいいと考えている。

 

 

 取締役副社長の伊藤さん、総務課長の山川さん
     取締役副社長の伊藤雄平さんと、総務課課長の山川嘉昭さん。

 

 

 

◎「女性の活躍推進」における取組み

 <女性にも資格取得を推奨>
 伊藤熱処理では、男女や担当職種を問わず、「金属熱処理技能士」という国家資格の取得を推奨している。上位から特級、1級、2級、3級があり「3級を取得しないと正社員になれません」と伊藤副社長。取得をバックアップするため、試験の約3カ月前から社内で講習会を開催。また、各級とも初回の受験費用を全額会社負担としている。「みんなに1級を取得してほしいと思っていますが、取るのがゴールではなく、取ってからがスタートと言っています。」と伊藤副社長は話す。社員のなかにも、みんなでステップアップを目指すという気運が根付いているという。

 

 

◎「仕事と生活の両立支援」における取組み

<2名の男性が育児休暇を取得>
 女性の育児休暇取得率は100%という伊藤熱処理では、男性の育児休業も当たり前という雰囲気ができている。以前にも育児休業を取得した男性社員がいたというが、26年には20代と30代の男性がそれぞれ1カ月、育休を取得した。いずれもお子さんが生まれた直後の取得で、自分の仕事や家庭を見直すいい機会になったようである。

 

 育休を取得した黒澤賢太郎さんと奥山友勝さん  育児休暇を取得した黒澤さんと奥山さん
   育休を取得した黒澤賢太郎さんと、奥山友勝さん

 

<男性社員に育児休業の取得を強く薦める理由>
 男性の育児休業取得については、伊藤副社長の特別な想いがあった。「会社からの強い働きかけで休んでもらっている。本人の事情が許すなら、3カ月でも半年でも休んでほしい」と伊藤副社長は話す。その発言の根っこには「男性は仕事をひとりで抱え込んでしまい、『自分が休んだら仕事が回らない、周囲に迷惑をかけてしまう』と考えてしまいがちです。そうならないようにしっかりと休んでほしい。育児休業の取得は、ちょうどいい機会で、育休を取ることで外部とのつながりができ、それが男性社員自身のためになる」という想いがある。

  男性にしても女性にしても、育休は家庭のために大切なもの。同時に、仕事や自分自身のことを振り返って考えるいい機会だということだ。そうした経験が、将来、管理職となったときに活かされることも大きい。近年、「イクボス」という単語が注目を集め始めている。自分自身も育児に積極的に参加するのと同時に、部下の育児も推奨する上司のことを指す。言葉こそ知らなかったという伊藤副社長だが、まさしく「イクボス」を実践している。育休を取得した男性社員2名も、将来管理職になった際には、「イクボス」になってくれるはずだ。
 また、社員にとって何よりありがたいであろうことが、育休中も賞与が支給されることである。「自己都合ではないので、出して当然。」そう言い切る伊藤副社長なのである。

 

 

◎「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

 <充実の新人研修>
 新入社員は、約2週間の外部機関研修を会社負担で受けることができる。熱処理の基本を学ぶもので、先の「金属熱処理技能士」における3級程度の知識が修得できるという。

 

 <職場体験>
 産業技術短期大学や地元の高校から、毎年、職場体験を受け入れている。機械化も進む熱処理であるが、約1週間の研修期間では、最後に手仕事による熱処理を体験してもらっているという。

 

 

◎株式会社伊藤熱処理
  会社設立/昭和39年3月
  代表者/代表取締役 伊藤裕章
  所在地/山形県山形市銅町1-8-38
  TEL 023-622-9452
  http://www.inetu.jp/

 


2015.03.02::[メモ/企業紹介]
第41回 株式会社プレステージ・インターナショナル 山形BPOガーデン

 

従業員数 296名

(女性242名 男性54名)

平成26年12月15日現在

 

 

 

 

 

 

 



◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 優秀(ダイヤモンド)企業登録 平成26年9月

 

<経営理念>

Our Mission
 現場で困っているお客様の立場に立ってサービスを提供します。

   ・ 責任を持ったサービス
   ・ エンド·ユーザーが必要としているサービス
   ・ 最善を尽くしたサービス
   ・ 誠意、気遣いのあるサービス
   ・ 最後に「ありがとう」と言っていただけるサービス

 

Our Vision
 私たちは、社会に必要とされ、クライアント企業から信頼され、エンド·ユーザーから感謝されるソリューションを提供できるグループを標榜し、社会貢献を常に念頭におきながらクライアント、株主、社員と共に繁栄できるグローバルカンパニーを目指します。

 

 

<人にしかできない仕事の提供>

  プレステージ・インターナショナル山形BPOガーデン、そのBPOとは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングの頭文字だ。端的に言えば企業のコア業務以外を外部委託することを指し、エンド・ユーザーとの電話での接点をクライアント企業に代わって担当することが基本サービス。いわゆるコンタクトセンターの業務をクライアント企業から請け負うというものだ。
 具体的には、損害保険会社、自動車メーカー、自動車ディーラーなどをクライアント企業とするロードアシスタンスサービス。海外旅行者向けに24時間日本語での事故受付サービスやキャッシュレス・メディカルサービスを提供する海外旅行保険クレームエージェントサービス。他にも不動産管理会社をクライアントとする、分譲マンションなどの入居者向けの住まいのトラブル受付業務や、駐車場運営会社、カーシェアリング運営会社などをクライアント企業とし、さまざまなサポートを行なう事業がある。単なる電話の受付だけではなく、トラブル解決までを担う点を強みとしており、24時間年中無休の体制が求められる業務である。

 

<リボン型の社屋に秘められた想い>

 プレステージ・インターナショナル山形BPOガーデンは、平成25年11月に竣工したばかりの新しいオフィスだ。外観のシルエットからして印象的な建物は、女性設計士を中心とした若手チームが設計を担当。「女性らしさ」と「次世代へアピールできる魅せるオフィス」をキーワードに、(無限大)を模した「RIBBON」をコンセプトに設計された。
 山形BPOガーデンのほか、平成15年竣工の秋田BPOキャンパス、そして間もなく稼働する富山BPOタウンという3つの拠点がある。業務上、サービスを停止することは絶対に避けたいという考えのもと、災害が少ない地域という要素も考慮された立地である。いずれも、社員は現地採用を基本としている。

 

広報・IR担当 大石有希さん

 【広報・IR担当の大石有希さん】

「山形BPOガーデンのリボン型の社屋には、この場所で多くの人と人との繋がりが生まれ、女性にいきいきと働いてほしいという想いが込められています」。

 

 

リボンギャラリー   The Garden
     
ラウンジ   Mecco  

  随所に女性らしさが感じられる社内。

   

 

 

◎「女性の活躍推進」における取組み

 

<女性のキャリアアップを推進> 

  社長の「働く女性を応援したい」という想いが会社方針の一つとなっており、それが企業内託児所の整備や、短時間勤務者の採用など子育てしながら働ける職場づくり、女性の活躍を支援する積極的取組みに繋がっている。そういった働きやすい環境から、社員の8割以上が女性である。採用にあたり会社としては男女の区別はしていない。
 また、管理職として多くの女性が活躍している。マネージャー7名の内3名、スーパーバイザー12名の内5名、リーダー24名の内17名が女性である。「女性にキャリアアップしてもらって、社員の女性みんなを引っ張ってほしい。そして、女性に積極的に管理職を目指してほしい」という大石さんの言葉は、そのまま会社の想いでもあるのだ。
 なお、秋田BPOキャンパスでも多数の子どもを持つママさん管理者が活躍中という。これからますます、頑張っている女性をステップアップさせたいと考えているとのことだった。

 

<ママさん管理職も活躍中>

 小学生のお子さんを持つママさん管理職として活躍中の大滝千里さんにお話を伺った。
 「マネージャーへの昇格を打診されたときは、正直悩みました。真っ先に思い浮かんだのが、子どもが熱を出したりすれば休まなくてはいけないこと。でも、当社には女性が多く、企業内に託児所もある。また、『働く女性たちに、目標を持って頑張ればステップアップできる、そのモデルケースになってくれないか』ということを上司に言われ、やってみようと決心できました。
 正直、仕事と家庭の両立は難しいです。そこで励みになっているのが、子どもの理解です。先日、『僕も大きくなったらコンタクトセンターで働きたい』と言われて、とてもうれしい気持ちになりました。仕事で家にいないことも多いのですが、頑張る母の背中を子どもなりに見てくれているのでしょう。『ママはかっこいい』、そう言ってくれます。『僕がおやつを買えるのもママのおかげだね』なんて言われると、この道を進んで間違ってなかったと思います。両親と同居しているので、その助けもありがたいですね。家族があって、頑張れるんです。
 進む前には不安もありますが、とりあえず、走り出してみる。考えている間に行動すれば、きっと結果もついてくる。親がそうやって頑張る姿を見て、息子は理解して成長してくれているのだと思います。よく言いますが、やらずに後悔するならやって後悔するほうがいい。私は後悔していませんけど!」 

 

 

 

ロードアシスト事業部ロードアシストグループのマネージャー 大滝千里さん

【ママさん管理職であるロードアシスト事業部ロードアシストグループのマネージャー、大滝千里さん】

 

 

◎「仕事と生活の両立支援」における取組み

 

<2名の女性が育休取得中>

 山形BPOガーデンは開設して、まだ2年に満たないが、既に2名の社員が育児休業を取得中である。休業者は既に企業内託児所に予約を入れており、会社としても復帰してくるのを心待ちにしている。「最大限休んでから復帰し、再び活躍してほしい」と大石さんは話す。

 

<社員専用の企業内託児所を完備>

 女性社員にも長期に渡って、貴重な戦力として活躍してほしいという想いから、建物内に託児所を設けた。1歳児から就学前の児童までを対象に20人程度を預かることができ、母親の勤務時間に合わせた柔軟な対応を行っている。雨の日にはリボン型の社屋内をお散歩したり、ハロウィンの時期にはお菓子をもらいに行ったりと、社員とちょっとした交流ができることも企業内託児所のメリットとなっている。
 現在利用している社員は、入社と同時に保育開始というケースが多いという。子どもが小さいからという理由で仕事に出ることができなかったママ達が安心して働くことができる。今後、保育士を増やすなど、さらにキャパシティを増やしていきたいという意向もあり、それだけ企業内託児所に対するニーズがあることの証なのである。

 

社員専用の託児所

社員専用の託児所は20人程度のキャパシティがある。

 

 

◎「男女ともに働きやすい職場づくり」における取組み

 

<正社員登用試験を毎年実施>

 山形BPOガーデンにおける働き方は多彩だ。1日実働8時間勤務の正社員と契約社員、1日実働4時間以上・週3日以上の短時間勤務のアルバイトと多様な働き方がある。もちろん、働いているうちに子どもが成長し手が掛らなくなったので、短時間勤務のアルバイトから1日8時間勤務の契約社員へキャリアアップなど、本人の状況を考慮し相談に応じている。
 また、契約社員でもステップアップしたい、そんな社員を対象に、毎年4月に正社員登用試験を実施している。
 平成26年には、20数名のエントリーがあり、その中の約半数の13名が正社員として登用された。

 

<セクハラ、パワハラの外部相談窓口を設置>

 自分が感じた問題を会社に報告することで、それに対する会社の意見や対策を期待する内部通報制度も整備されている。さまざまな不正行為はもちろん、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントなどの相談も含まれる。社内窓口として部長級の役員のほか、社外にも指定弁護士という窓口もある。相談方法も電話やメール、手紙、投書箱と社員が相談しやすいように、様々な手段が用意されており、風通しのいい職場環境が作られている。
 また、社内に「ご意見BOX」を設置しており、会社をよりよくするための意見を投函できるものである。ウォーターサーバの設置やお弁当を保管できる冷蔵庫の設置は、まさにこの意見が採用された例である。

 

 

ご意見BOX

記名無記名を問わず意見を投函できる。

 

 

 

◎「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

 

<スキルアップを応援>

 自己啓発を目的とした、通信教育利用のバックアップがある。業務とは直接関係のない、ペン習字やカラーコーディネイトなども対象となるのが特徴だ。ちなみに受講可能な講座は平成26年度で299コースも用意されている。受講料の4割の補助が受けられる制度である。

 

<新卒社員対象のメンター制度>

 新卒社員を対象としたメンター制度が取り入れられており、自身の部署とは異なる部署の先輩とマンツーマンで月に2回の面談を行う。勤務時間中に、自身の勤務場所でないところで、自身の業務以外の話をすることがポイントであり、会社全体の話やキャリアアップのこと、プライベートな悩みなど、何でも相談できるものとなっている。
 このほか、入社から約1ヶ月をかけてオペレーターとしての基本的なコミュニケーションスキルを習得するための基本研修がある。配色先部署での業務研修では業務知識を習得し、OJT(実務研修)を通して、それぞれの部署のスキルマップに沿い、より実践的なスキルを段階的に身につけることができる。
 リーダー研修では、優秀なオペレーターを対象に、コーチング等のリーダーへとステップアップを図るための研修を行う。オペレーターを指導・育成するためのスキルを養うことで、スーパーバイザーへの第一歩となるプロセスとなる。そして、日常業務の問題点に気づく力が備わってきたリーダーには、マネージャーを補佐するためのスーパーバイザー研修を実施する。業務の運営・管理に必要な初歩的スキルを学び、人材や収益の管理に対する知識やノウハウの習得を目指す。
 新卒社員として入社してから管理職になるまで、様々な段階で適切な研修が受けられる充実したバックアップ体制が採られている。

 

 

 

 ◎株式会社プレステージ・インターナショナル
  会社設立/昭和61年10月
  代表者/代表取締役 社長 執行役員 玉上進一
  所在地/東京都千代田区麹町1-4 半蔵門ファーストビル2階(本社)
  山形県酒田市京田4-1-1(山形BPOガーデン)
  TEL 0234-41-2111
  http://www.prestigein.com/


2015.01.05::[メモ/企業紹介]
第40回 株式会社山本製作所


従業員数 335名
 (女性49名 男性286名)
平成26年10月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 実践(ゴールド)企業登録  平成26年9月

 

<山本製作所の経営理念>
人をつくり、商品をつくり、豊かさをつくる。企業は人なり、人が中心となって、よい商品・サービスが生まれる。よい商品・サービスは、社会に豊かさと満足を提供でき、私達も豊かさが得られる。そのためにも私達は仕事を通じ、日々成長しなければならない。

 

<山本製作所の社是>

   
一、  創造経営でお客様に満足していただける製品(ソフト、サービス、商品)を提供し、社会に貢献します。(お客様に対する責任)
   
一、 誠実をもって信頼の輪を広げ、企業文化づくりに努めます。(社会に対する責任)
   
一、 創意を活かし能力の向上、開発に努め、豊かな職業人となります。(社員に対する責任)

 

経営企画部、総務・人事兼広報グループのグループリーダー石川慎太郎さん

 「社員が働くことができるのも、家族の理解と協力があってこそ。その家族も、地域との繋がりや支えがあってこそ成り立つのだと思っています。だからこそ、会社は、その全てを大切にする必要があると考えています。」経営企画部、総務・人事兼広報グループのグループリーダー石川慎太郎さん。

 

経営企画部、総務・人事兼広報グループの角川千佳さん

 「以前は、結婚や出産を理由に辞める方も多かったのですが、会社全体で育児休業などを推進するようになった結果、今では育児休業後の復職は当たり前、という雰囲気ができあがりました。」結婚、出産、子育てを山本製作所に勤めながら経験してきた、経営企画部、総務・人事兼広報グループの角川千佳さん。

 

<社長が模範となって「家庭人」を実践>
 会社の中期計画のなかの「社員の生活ビジョン」という項目に、「家庭人」、「地域人」というキーワードがある。これは、仕事と家庭、そして地域活動の両立を目指そうという会社の指針を表すものである。事実、社長自らが子どもの行事に積極的に参加する「家庭人」としての姿は、社員全員の模範となっている。経営者が率先して取り組むことで、会社全体にワーク・ライフ・バランスの充実を図ろうという意識が根づいている。

 

<家族の理解と協力を仰ぐために>
 子どもにとって、自分のお父さん、お母さんが、どのような会社で、どのような仕事をしているのか、父母の会社での姿を知ることは、家族の理解や協力を仰ぐうえでとても大切なことである、と考える山本製作所では、家族と会社の距離を近づけることにも工夫している。
 そのひとつに、新入社員を対象とした「新入社員の父兄参観」を毎年実施。入社3カ月目に、新入社員研修を経て成長した姿を見てもらうとともに、新入社員本人から親御さんに対し会社のことを説明してもらっている。
 また、2013年には、創業95周年を記念した大規模イベントも開催した。家族を対象とした会社見学会の後に、社員も交えてのビアパーティを行った。総勢300名近い参加があり、多いに盛り上がったという。社員と家族のイベントでは、今年の5月、200名を超える参加者で北海道への研修旅行にも出かけている。
 家族の人に会社への理解を深めてもらうのと同時に、社員も家族のために頑張ろうと再認識するいい機会になっているという。

 

新入社員を対象とした「新入社員の父兄参観」
新入社員を対象とした「新入社員の父兄参観」
 
2013年には、創業95周年を記念したビアパーティを開催
2013年には、創業95周年を記念したビアパーティを開催

 

<ブランドプロジェクトも発足>
 4年後に控えた創業100周年に向けて、社内に「ブランドプロジェクト」を発足させた。企業価値を高めるために多岐にわたる活動を行っているが、そのなかには、女性ならではの目線やアイデアを生かすべく女性チームも組織されている。美化活動や清掃活動のみにとどまらず、就業規則などの検討にも参加しているという。

 

 

◎「仕事と生活の両立支援」における取組み

<2名の男性社員が育児休暇を取得>
 昨年の8月、初めて男性社員が育児休業を取得した。2人目のお子さんの誕生間もなくというタイミングで、9日間の休業だった。そして、2人目の男性育児休業者が、この8月にお盆休みも含めて20日間の休業を取得した金子さんである。初めのお子さんで生後2カ月という時期だった。
 育児休業取得者の業務分担については、短い期間の休業であれば、チーム内の在籍している人間でカバーしている。それはどの職種でも同様であり、職種によって取りやすい、取りにくいという違いはない。「“チーム力”が自慢ですので、仕事の段取りさえできれば、繁忙期であっても、本人の希望通り、時期を問わず休んでいただけますし、会社もカバーできる体制を取っています。」と総務・人事兼広報グループのグループリーダー石川さんは話す。なお、長期の育児休業は、部署内で検討後、代替職員を雇用するなどし、カバーしている。

 

経営企画部の情報グループ、金子裕昭さん

 「休んで良かったです。奥さんからも感謝されました。休んだことで、子育ての大変さが改めて実感できましたので、育児休業復帰後の今もできる限り、子育てに参加しています。もし育児休業を取っていなかったら、今、ここまで育児に参加していたかは正直分かりません。私が休めたのも、会社、特に同僚の理解があってこそだと思っていますので、不在をカバーしてくれたみんなには感謝です。できれば、男性も育児休業を取るべきだと思います」。経営企画部の情報グループ、金子裕昭さん。

 

<休業後の復帰のしやすさ>
 女性の育児休業は、10年ほど前から取得者がいる。ちょうど社会的にも気運の高まりを見せていた時期であり、その流れを捉えたという格好だ。育児休業から復帰して元の職場に戻る、このサイクルはしっかり実践され、女性社員は出産を理由に退職することなく、全員が休業後に職場復帰している。
 復帰を手助けする施策として、短時間勤務制度を設けているが、その対象を「子どもが小学校就学に達するまで」としている。これは法定で定められている「3才まで」の基準を大きく超えるものだ。
 また、育児休業者には社内報を届けるなど、月に一度は会社の近況を伝えている。「産休で職場を離れた際に、少し不安になったので、さらに期間の長い育休を取得している方はますます不安だろうと思います」という角川さんの経験も反映されている。なお、社内報の誌面ではお子さんの誕生報告や、育児休業から復帰した社員の経験談や感想なども掲載、育児休業の制度の周知とともに、取得への啓蒙も行っている。

 

 

◎「男女ともに働きやすい職場づくり」における取り組み

<有給休暇は分単位で取得可能>
 分単位で取得できる有給休暇制度を実施している。子どもの病気など予定外の事態への対応が、よりスムーズに行えると好評である。さらには、会社側が社員一人ひとりの事情に合わせて、休暇取得を促すアナウンスも行っている。子どもの入学式や卒業式、地域行事へはできるだけ参加してほしいという社長の考えに基づくもので、「子どもの学校行事や地域行事へ参加したいが、なかなか言い出せない」、そんな空気を払拭している。これらの取組みにより、有給休暇の取得率は平成20年は19.11%だったものが、平成25年には31.53%まで向上している。

 

 

◎「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

<毎年、継続的に受け入れ>
 地元の学校を中心に、会社見学やインターンシップの受け入れを、毎年継続的に行っている。

 

 

 

◎株式会社山本製作所
  創業/大正7年
  会社設立/昭和36年8月
  代表者/代表取締役 山本丈実
  所在地/山形県天童市(本社)
        山形県東根市大字東根甲5800−1(東根事業所)
  電話番号/ 0237-43-3411
  http://www.yamamoto-ss.co.jp/


2014.11.04::[メモ/企業紹介]
第39回 AISOHO企業組合


従業員数 9名
 (女性8名 男性1名)
平成26年8月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 宣言企業登録 平成20年7月

 

<AISOHO企業組合の経営理念>

情報発信・IT関連サービス事業を通じてお客様のニーズに応え、よりよい社会づくりに貢献します

消費者の視点で、満足度の高いサービスを提供します

自分らしい働き方を実現できる、人にやさしい事業を行います

 

<AISOHO企業組合の 社訓>

   
一、  「初心」初めて志をもった時のこと、初めて仕事をした時の喜びの気持ちを忘れぬようにします。
   
一、  「努力」自分を磨く努力は怠るべからず。責任を持って心を込めて仕事をします。
   
一、  「愛」家族を大切にし、仲間同士助け合うようにします。

 

 

【菅野代表理事】 【海谷専務理事】
【菅野代表理事】 【海谷専務理事】

 「まだまだ男社会という会社も多いので、そこを変えなければ、出産や子育てをしながら女性が働くことは難しいのが現状。でも、小さな子どもがいるお母さんも、働きたい気持ちはあるんです。もちろん、子どもを犠牲にしては絶対にダメですから、これからもいいかたちを模索していきたいです」そう語る菅野代表理事、海谷専務理事。

 

 

 

女性の比率が高い職場。契約ワーカーも女性が大半。
女性の比率が高い職場。契約ワーカーも女性が大半。

 

<SOHOという働き方>
 SOHO(Small Office & Home Office)とは、個人として企業と請負契約をして仕事をするスタイルのこと。AISOHO企業組合は、SOHOという働き方を選んだ契約ワーカーの集団であり、事務所に常勤する役員と職員、そして在宅で仕事を請け負う契約ワーカーに大きく分けることができる。
 事務所では、クライアントから仕事を請け負う営業的な役割と、契約ワーカーへの仕事の割り振りや管理を行う。契約ワーカーは、AISOHO企業組合から仕事を請け負い在宅ワークで成果物を生み出すのが基本的な仕組みである。AISOHO企業組合では、契約ワーカーに対しても研修会を実施する等、スキルアップを応援している。

 

<働きやすさが出発点>
 前身は、平成14年にスタートした「YAMAGATA SOHOグループ キャリ・マミーズ」。子育てや介護などのため働く時間に制限があり、既存の枠の中ではなかなか働きにくかった女性たちが、自分らしいワークスタイルを求めて立ち上げたもので、平成16年に法人化した。出産による退職、子育て・介護などといった事情でフルタイムでは働けない人が、ライフスタイルに合わせて働くことができる仕組みをとっている。せっかく身に付けたスキルを眠らせておくのはもったいない、でも、働く場所がない…、そんな働きたい母親達の切実な事情に対応する形で生み出された。

 

<「山形いきいき子育て応援企業」への登録>
 AISOHO企業組合自体が、既により働きやすい環境の実現に向け取組みを進めていたため、登録後も今まで通り変わりなくという感覚だったが、登録をきっかけに自社におけるワーク・ライフ・バランスの取組みが明文化されたことで、より共有しやすいものになった。

 

 

◎「女性の活躍推進」における取組み

<現在、役員は全員女性>
 前身の「YAMAGATA SOHOグループ キャリ・マミーズ」が女性の集団だったこともあり、発足当時から役員は女性が務めており、社員も9割が女性である。契約ワーカーもほとんど女性であり、子育てなど共通の体験をしながら、立場や事情を理解したうえでの運営を行っている。

 

 

◎「仕事と生活の両立支援」における取組み

<会社独自の「仕事と家庭の調和制度」を設けている>
 当制度では、以下の内容を明文化し、働きやすい職場環境を目指して、積極的に取組みを進めている。

     
  1.  介護や学校行事、病気やケガなどによる看護・通院による休暇取得を認めている。取得しやすくするためその都度シフトを組み、子どもの年齢は問わない規定もある。社会人として、母として、また家庭の一員として、仕事と家庭・子育てが両立できるように配慮している。
     
  2.  社員またはパート社員の雇用契約締結の前に、十分な聞き取りを行い、個人にあった働き方を提供している。育児や介護、家庭の都合などによる勤務時間や勤務日数に、個人の要望を最大限に反映させている。また、契約期間内であっても、家庭の事情などに変化があれば、その都度面談を行って柔軟な働き方を提供している。
     
  3. 社員またはパート社員について、本人の体調や家庭の都合により、在宅勤務を選択することができる。
     
  4.  社員またはパート社員について、産休後、育児休暇をとるか在宅勤務を行うかの選択ができる。その場合、在宅勤務では、勤務日数と勤務時間の申請もできる。

 

 

◎「出産・育児・介護などにより退職した女性の再雇用等」における取組み

<テレワークを導入している>

   
 ・  さまざまな事情で出勤が困難になった社員またはパート社員がいた場合、テレワーク(※)手段により在宅で仕事をするなどの選択肢を提供し、多様な働き方を支援している。
テレワークとは、情報通信を使用した働き方であり、新しいスタイルのひとつとして注目を集めている。
   
 ・  スキルアップのための研修やサポートも行っている。社員のスキルを上げることは企業として仕事の拡大につながるだけでなく、社員が将来的に他の企業で働く場合に役立つように、社員本人のレベルアップにもつながることまで考慮し、スキルアップを推奨している。
   
 ・  在宅によるテレワークの構築にあたっては、双方が高い意識を持ってパソコン環境を整備することが必要である。そのための定期的な環境のチェックや、新しいシステムの情報を得るなどの勉強を欠かさない。

 

 

◎「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

<子育て世代を応援する施策>

   
 ・ 県の子育て応援パスポート事業、子育てタクシー事業に協賛。
   
 ・ コミュニティラジオにラジオ出演。母親の視点から、さまざまな情報提供を行っている。

 

 

 

◎AISOHO企業組合
  設立年月日/平成16年12月24日
  代表者/代表理事 菅野美奈子
  所在地/山形市城西町5−29−19
  電話番号/ 023-646-3274
  http://www.aisoho.jp


2014.09.01::[メモ/企業紹介]
第38回 株式会社Moon Light Japan


従業員数 28名
 (女性22名 男性6名)
平成26年5月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について

 宣言企業登録 平成21年12月21日

 実践(ゴールド)企業認定 平成26年1月31日

 

<登録までの経緯>
 代表の安田さんは山形市内の美容師として勤務したのち独立。現在、ヘアサロン「エクルル」を山形と宮城で9店舗展開し、現役の美容師として店に立ちながら、各店舗をまわって経営者として手腕を発揮する多忙な日々を送る。平成21年の「山形いきいき子育て応援企業」の登録は、従業員が出産を迎えるタイミングも重なり、育児休業をはじめとした各制度を整備する直接のきっかけとなった。もっとも、それ以前から産休・育休という制度に関心があり、「美容師で育児休業を取った人を知らなかったため、行政に制度の確認をしていた矢先のことだったんです」と安田さんは語る。美容師の業界は個人店も多く、育児休業など、なかなか制度として整備しにくいという現状があるなか、多くの従業員を抱える安田さんならではの取組みに注目したい。

 

<女性の多い職場>
 この業界では、従業員はもとより来店する客の女性比率が高いという特徴もある。同社では、これまでに3名の女性スタッフが産休・育休を取得し復帰した実績があり、安田さんによれば「出産の経験や育児の話は、お客様との共通の話題となっているようです。そういう意味でも、産休・育休を利用し復帰してもらったことは、とても意味のあることだったと感じています。また、制度についてスタッフは詳しく知らないので、私がしっかり勉強して、説明するようにしています」自らが各店舗をまわりながら、年に一度は全スタッフが集合して食事会も実施。代表という立場から、日々の円滑なコミュニケーションと、スタッフの近況把握に常に気を配り、日々の業務を行っている。

 

<美容師業界を変えたい>
 「遠い将来になるとは思いますが、美容師の専門学校をつくりたいと考えています。」美容業界で育ち、経営者という立場で業界を見ている安田さんの熱い夢である。そのモチベーションの源泉には、現状を変えたいとの思いがあった。「2年間勉強して資格を取っても、店に入れば、そこから短い人でも1〜2年はアシスタントとして働くことになる。その期間を何とかできないかと思って。入店したときに即、お客さんに応対できるスキルを養成できるシステムづくりが必要だと思います。業界として給与や福利厚生面でもまだまだな部分があり、改善の余地が多々あるように感じています」と語る。そこに問題意識を持つことは、従業員がもっと生き生きと働ける職場づくりへのアプローチにほかならないのである。

 

女性の比率の高い職場
女性の比率の高い職場

 

◎「女性の活躍推進」における取組み

<役職や管理職に女性を登用>

・ 平成22年に、店長として初めて女性を起用した。現在は9店舗の店長すべて女性になっている。店側としても、「お客様の大半が女性ですから、“女性目線”を意識した結果です。男性に比べて女性は仕事と同じくらい家庭も大事にする傾向が大きいように思います。そんな、いい意味でのソフトさを生かしていけたら」とのこと。なお、平成24年には各店舗を取りまとめるマネージャー職に女性を起用した。

 

◎「仕事と生活の両立支援」における取組み

<男性社員も育児休業を取得>

・ 平成24年に、男性職員が約2週間の育児休業を取得した。子どもがケガをして入院というアクシデントに対応するためだった。比較的忙しくない時期であったこと、県の奨励金制度を活用できることも取得を後押しした。「山形にはいい制度があるなと感心しました。宮城にはなかったですから」という安田さんではあるが、今後の男性の育児休業取得について課題をあげた。「取得により収入が減ることへの本人の不安。手当が出ても全額保障ではないため、本人が希望するかどうかは疑問です。また、休業期間の問題。女性の産休・育休は長期間となるため、配置換えや代替職員の雇用など、相応の対策を施すことができるが、男性が取得する育児休業は期間が短いため、現状の配置のままで代わりのスタッフを考えなくてはならない。経営者としては対応が難しい面があるんです。」

・ 2児の父でもある安田さん。お子さんが小さいときに単身赴任の経験があり、家族とともに過ごす時間の大切さを実感したという。これまで述べたとおり、男性の育児休業取得はなかなか進まない現実はあるとしながら、「できるものなら、父親も子育てに関わっていきたいし、関わらせてあげたい気持ちはあります。せっかくの制度なので、たくさんの人に知って欲しいですね」。

 

<事情に合わせて短時間勤務制度や、所定外労働時間の免除を実施>

・ お子さんの保育園への送迎の時間を考慮した勤務体系を用意し、それぞれの事情に合わせて、臨機応変な対応をしている。早上がりをする体系では、顧客の予約を遅い時間に受け付けられない場合があるほか、繁忙期にかかるケースでは他のスタッフから不満の声も上がることがあるため、安田さん自らが話を聞きながら、うまくまわるように目を配っている。

 

<従業員の希望を聞く制度の実施>

・ 各店舗をまわりながら、意見や不満、家庭の事情などを聞き取るようにしているという。面談などの大げさなものではなく、日常の会話のなかでコミュニケーションを図っているという。スタッフにも理解を求め、日々の小さな事柄まで目が届くような配慮も欠かさない。

 

◎「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

<子育て世代を応援する施策>

・ 子育て応援パスポート事業に協賛。子供の日の子供カットを555円に設定するなど、子育ても応援している。

 

 

◎株式会社Moon Light Japan
  設立年月日/平成21年1月1日
  代表者/代表取締役 安田智宏
  所在地/山形市馬見ヶ崎3−13−28
  電話番号/ 023-681-5882


2014.07.01::[メモ/企業紹介]
第37回 有限会社菅原運送


従業員数 45名
 (女性7名 男性38名)
平成26年4月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
 登録日 平成25年1月31日

<登録までの経緯>
 総務管理を担当する菅原さんにお話をお聞きしたところ、「山形いきいき子育て応援企業」登録については、登録したことで意識が高まった実感はあったが、取組みについては何か特別なことを行っているという感覚はないと言う。菅原運送では、家庭の事情に合わせた勤務シフトの変更や、長距離ドライバーのお子さんがケガなどで学校から呼び出しがあった際に社の総務担当が学校まで迎えに行くなどの社員への協力を、当たり前のように行っている。「特に規定していなくても、どこでも同じようにやっていると思いますよ」と菅原さんは言うが、そもそも、そう言い切れることが菅原運送の社風なのだ。会社が対応してくれるという安心と信頼があるから、社員は会社を頼り、相談できるのではないだろうか。言い換えれば、みんなが支え合う“お互いさま”という共通認識である。


<男性社員が育児休業を1カ月取得>
 そんな菅原運送のトピックが、昨年9月に男性社員の安達さんが1カ月の育児休業を取得したという事実。男性社員で育児休業を取得したのは、安達さんで3人目になる。「子どものため、奥さんのためとか言いますが、自分のためになったというのがいちばん。得たものは大きかったです」と振り返る安達さん。育児休業制度については会社からの情報提供で初めて知ったとのことで、奥様と相談して取得を申請したという。「初めの10日間は何が何だかという感じで、休みも半分ぐらい過ぎてから子どものリズムや家事の勝手が分かってきました。育休を取得しても1週間という人が多いですが、事情が許すなら1カ月をお勧めします」。奥様の大変さを体感し、感謝の気持ちが増したことに加え、「子どもが6ヶ月になるころにお休みをいただきましたが、子どもと1ヶ月間1日中向き合ったことで、育休から仕事に復帰した後も子どもが私に懐くようになりました」と笑う。会社としては、リーダーとして活躍していた安達さんだけに、その穴埋めには相応の苦労や工夫を強いられたという。しかしながら、「引き継いだ社員の成長を見ることができたと思いますし、不在となったことで休んだ本人の評価が上がったという副産的な効果もありました。これからも社員の育児休業取得を推進していきたいと思います。子育てに関わることができる時期は限られていますから」と菅原さんは言う。

 

「利用してこその制度です」と、ドライバーの安達純さん。
「利用してこその制度です」と、ドライバーの安達純さん。


<勤務シフトが混在する職場で>
 「全社員が顔を合わせる機会が、年間を通しても一度もないんです」。現代の便利な生活を根底で支える物流、すなわち運送業は、まさしく365日24時間体制の仕事。勤務シフトは多岐にわたり、職場では「おはよう」と「さようなら」が1日に何度も交差する。それだけに、社員のコミュニケーションには腐心しているという。新聞を作成し、新入社員や退職者をはじめ、出産、育児、介護といった情報を提供し、相互の理解の促進を図り、チームごとに行われる朝礼でも、会社の規定を周知したり、社員個別の事情を説明。「○○さんだけ休みが多いんじゃないかといった誤解による不満が溜まることがないよう、根気よく伝える努力をしています。今後は、親睦の機会をもっと作っていきたいと考えています」と菅原さんは言う。


「女性の活躍推進」における取組み

◎性差なく、能力によって業務分担(女性ドライバーの大型車長距離便の起用など)
  ・・ 業界全体として大型車や長距離の女性ドライバーが増えているなか、菅原運送でも3名の女性ドライバー
  が活躍している。大型免許取得をバックアップする背景には、冷蔵車やパワーゲート付きの車の普及などで
  車両が大型化している現状もあるという。

◎男女問わず、資格取得を奨励し、補助金を支給
  ・・ より大きなトラックを運転するための大型免許に加え、社として、ドライバー全員に対し、運行管理者資格
  試験のための講習会への参加を促し知識の習得を推奨している。ドライバーについてはこの資格取得は法
  定義務ではないが、乗務員の勤務時間、睡眠時間、休憩時間、健康状況などを監督する運行管理者の知
  識を身に付けることで、より安全な運行へとつなげている。


◆「仕事と生活の両立支援」における取組み

◎子育て、介護が必要な家族のいる社員について、業務の見直しや希望する配送シフトへ変更など、きめ細やかに配慮
  ・・ 夜勤シフトなど、365日24時間、さまざまな時間帯で業務をこなす運送業。社員には高齢の親と暮らす独
  身者もおり、親の介護の状況に勤務体系を合わせる必要に迫られるケースもある。そういった申し出に対し
  ては勤務シフトで柔軟に対応。また、たとえば週5日は施設で過ごし、2日間自宅に帰ってくるという介護
  であれば、休みも連休が取れるよう調整を行っている。
   また、受託する業務によって、ドライバーがチームを組んで動くものもあれば、単独で担当するものもあり、
  それぞれに習得するスキルや把握する業務の流れが異なってくる。会社として、子育てや介護などの事情
  でシフトを組み直す必然に備え、複数の仕事内容を把握してもらう工夫も行っている。  

◎休憩時間は融通の利く設定に
  ・・ 家族の病院への送り迎えなどに休憩時間を利用できるように、就業規則上では「休憩を○分取得するこ
  と」の記載に留めて、休憩開始時刻・終了時刻を明記せず、個々の事情に合わせたローテーションを組め
  るようにしている。定められた運行上の規程を守りながら、会社も把握した上でフレキシブルな休憩時間設
  定を認めているというものである。

◎その他子育てに関する様々な状況に社でも協力
  ・・ 遠距離の配送を担当している社員は、突然の子どもの発熱などで学校から連絡があっても、すぐに帰社
  することができないことが多い。そういった時には、可能な範囲で社員に代わって会社が対応。安心して仕
  事ができ、焦った気持ちで運転しなくてすむよう、臨機応変な対応と配慮を徹底している。


◆「県民の子育て支援・若者応援・地域貢献」における取組み

◎地域行事などの際に会社車両を貸出し
  ・・ 社員がスポ少や学校・子供会行事などに積極的に関わることを目的に、平成22年度に「車両貸出規定」
  を改定し、学校、園、地域行事などの際に会社車両を使用できることとした。社員が運転し、管理できること
  を条件に車両貸出を行っている。貸出しを規定に明記したことで、より積極的な利用に繋げられたという。
  車両の利用のみならず、地域行事への社員の参加を促す結果となり、家庭内や地域におけるコミュニケー
  ション増進にも成果が現れている。




◎有限会社 菅原運送
 設立年月日/昭和59年4月
 代表者/代表取締役 菅原司
 所在地/鶴岡市大半田字丁野田3-1
       TEL0235-23-3042


2014.05.01::[メモ/企業紹介]
第36回 モガミフーズ株式会社

従業員数 427名
 (女性309名 男性118名)
平成26年1月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
 登録日 平成25年9月30日

<山形の“土壌”に関心>
 モガミフーズは日本水産(ニッスイ)のグループ会社。お弁当でもおなじみの、自然解凍のおかずを中心に、調理冷凍食品の製造を手がける。自然解凍和惣菜カテゴリーではシェア60%を誇り、日本で初めて自然解凍品の開発・製造を行ったのも同社である。お話を伺った長田さんは「山形いきいき子育て応援企業」はもとより、労働局による次世代支援対策推進法に基づく認定(「くるみんマーク」取得)における中心人物であり、4年ほど前に日本水産から出向、取締役業務部長に就任した。「日本水産の管理部門から出向してきたので、まずは女性が多い職場であることに違いを感じました。そして、育児休業が当たり前のように活用されていました。三世代同居率が日本一の山形県ですから、言ってみれば家庭内に保育園があるようなもの。これは東京では考えられないことです。すごくいいな、素敵な土壌だな、そう実感しました」

<わくわく社員を増殖させたい!>
 そんな長田さんが提唱し現在進めているのが、組織活性化活動である「わくわく社員増殖大作戦」の展開である。わくわく楽しく仕事をしようというもので、働きやすい職場、ひいては働きがいのある職場にしたいという強い思いが出発点。増殖という言葉にも思いがあり、「ひとりが気づいてわくわく社員になり、そのわくわく菌が伝播してほしい。少しずつでいいから、最終的に蔓延してくれれば」。具体的には、笑顔であいさつ、感謝、思いやり。この3つの基本行動の励行にあるが、これらはすべて「心の報酬に繋がるものです」とは長田さん。「心の報酬は、誰にでも与えられる、与え合うことができるもの。まずはここから、職場を活気(元気)づけていこうということです」
 まだまだ発展途上ということだが、この「わくわく度」の確認として行われているのが従業員満足度調査である。60問以上にもわたる設問のなかに、ちょっとハッとさせられる項目があった。「朝起きたら、会社に行きたいと思いますか」、「モガミフーズに入社したいという人がいたら、薦めますか」である。「わくわく働いているか、わくわくできる職場か、みんながどう感じているか、この数字は追いかけていきたいですね」と長田さんは言う。

「わくわく社員増殖大作戦」について張り出されたボード
「わくわく社員増殖大作戦」について張り出されたボード

<50周年に向けて>
 同社は2年後に設立50周年を迎える。「ひとつの節目として、なにか誇れるものを従業員みんなに実感してほしいと思っています」。漠然とした目標ではあると謙遜する長田さんだが、自分の仕事に誇りが持てて、自分自身の成長を実感できる職場、すなわち働きがいのある職場。これを従業員が実感できたとしたら、それは紛れもなく50周年をより輝かせ、次の50年への大きなステップになるだろう。
 最後に、先の「わくわく社員増殖大作戦」で、ユニークな取組みを紹介したい。「赤川サミット」は、社長(赤川さん)と従業員がコミュニケーションをとるための施策。5〜6名単位で社長と車座で対話を行うというもので、仕事からプライベートまで話題も豊富、社長の人柄を知るいい機会にもなっている。社長とも何でも話せる風通しのいい会社を目指している。「ありがとうカード」は、日常の感謝の気持ちをカードに記入して張り出すもので、恥ずかしければ匿名でもいいので、とにかく感謝の気持ちを表そうという取組みだ。「桜満開プロジェクト」は、模造紙に描かれた桜の木に、さまざまなコメントを書いた花を貼っていくというもの。自己紹介の木、感謝の木、趣味の木などテーマは多岐にわたり、仕事が終わったら花(コメント)を見ながらお茶を飲み、花見をしましょうという従業員間のコミュニケーションを促す狙いがある。

ありがとうボード


◎取組み:女性の活躍推進
 ・ 役職(係長、主任、リーダー等を含む)のうち、女性が25%以上在籍している。

● 成果
 ・ 役職101人中、57人が女性。もとから7割弱が女性という職場であったことも大きいが、手詰めの充填など手作
 業が多い業務であることからも「女性が活躍できる職場ですから」とは長田さん。従業員の入れ替わりはあって
 も、男女の比率もほぼ変わることはないという。


◎取組み:仕事と生活の両立支援
 ・ 育児・介護休業法で定める介護休業制度を7日以上取得した正社員がいる(過去5か年間)。

● 成果
 ・ H24年度に3ヶ月間、介護休業を取得した従業員がいる。育児休業もそうだが、理由が明確な分、申請すること
 に抵抗感が少ないのではないかと分析している。会社側も、申請があればしっかり対応している。
 ・ ワークライフバランス推進のための仕事効率化の取組みとして「時短実践ビデオ」を社員全員で鑑賞し、その後
 フォローアップもしている。時短を実践することによるメリットや、推進にあたってのポイントなどを各自で考え、情
 報を共有。これをスタートととして、各職場でのノー残業デーへの取組みも始まった。


◎ 取組み:男女がともに働きやすい職場づくり
 ・ ノー残業デーの実施など、所定外労働時間削減のための制度を導入している。
 ・ 有給休暇取得率が向上している。
 ・ 正社員転換制度を導入している
 ・ 業務内容、異動、能力開発(自己啓発)などについて従業員の希望を積極的に聞く制度を整備している。
 ・ セクシャルハラスメント、パワーハラスメント対策のため、相談窓口を配置し従業員に周知している。

● 成果
 ・ ノー残業デーについては、平成23年から、週1回の「ノー残業デー」を設定。進捗状況を把握、管理している。週
 に1回は実践しようと取り組んでいるが、職場によって達成率にばらつきがある。仕事のシェアができる現場と、そ
 れが難しい部署間で差があるのが現状というのである。とはいえ、労働時間推移表を作成し管理を行った結果、
 残業時間の平均は平成23年は18.52hだったものが、平成24年には11.78hまで短縮された。これらの結果は、
 なぜ長時間労働になるのかを見極める材料としても生かされている。仕事の与え方に問題があるのか、本人の能
 力に問題があるのかということである。
 ・ 有給休暇については、平成22年44%、平成23年61.7%、平成24年68.9%と、取得率が年々増えている。確実
 に取得しやすくなったことが実感される数字である。最終的には計画的な付与ができるようになれば理想という考
 えのもと、従業員への周知を行っている。同時に、特定の人間に仕事が集中し、結果、その人だけが休みを取り
 にくくなるという状況はなくしていかないといけない。
 ・ 正社員転換制度については、契約社員の正社員への転換制度を就業規則に定めているほか、「チャレンジ制度」
 として、活用を契約社員に呼びかけている。この制度は、能力と成果によってステップアップができるというもの
 で、平成24年には新リーダーに2人、契約社員に1人、正社員に2人がこの制度でステップアップを果たした。
 ・ 正社員全員がキャリアシートを記入し、担当業務の適性判断や将来のキャリアプランを立てると同時に、異動希
 望などについても記入し、経営者が把握して異動時に内容を反映させている。また、上司がそのキャリアシートに
 意見やアドバイスを記入している。年に1度実施されるもので、自分の将来をイメージして、今なにをするべきかを
 考えてもらうきっかけにしている。働くことで成長実感を得てもらう、そんな機会としても利用しているという。また、
 上司は部下の人生に責任を持つ、そんな気概を持ってアドバイスを行うよう指導している。
 ・ 平成22年7月1日に、セクハラ・パワハラ防止規定を制定した。言葉遣いがきついなどの問題もあったため、コン
 プライアンス強化月間を設けて、毎年1月と2月に掲示板を利用した啓蒙活動を行っている。その際、セクハラと
 パワハラに加え、ルールを守ろうというテーマも掲げ、アンケート調査も実施。「正しい仕事をしていますか?」とい
 う設問を設け、おかしいと思っていることを書き出してもらい、倫理観のある秩序ある職場づくりに役立てている。
 ・ 次世代育成法による一般事業主行動計画を策定、周知、公表し、労働局の認定を受けている(くるみんマーク取
 得)。


◎ 取組み:県民の子育て支援・若者応援・地域貢献
 ・ 県の若者事業に従業員が参加
 ・ 地域貢献活動の実施、または、地域貢献活動への従業員の参加支援

● 成果
 ・ 県の若者活動支援事業(安定雇用促進事業)に参加し、7名の若者を採用した。職場の新陳代謝を図るうえでも
 期待感を持って実施。現場の若返りを図り、現在、7名の若者のうち1名がリーダーとして現場で活躍している。職
 場も活気づき、狙いどおりだという。
 ・ 年1回、社会貢献活動(ボランティア)を実施している。工場周辺の清掃活動では、より多くの参加者を募るため、
 芋煮会などのイベントとの組み合わせも行っている。
 ・ 河北中学のインターンシップを毎年、受け入れしている。


◎モガミフーズ株式会社
 設立年月日/昭和42年2月
 代表者/代​​​表​​​取​​​締​​​役 赤川慶三
 所在地/西村山郡河北町谷地字鉾江96
       TEL0237-73-2225

作業中

2014.03.03::[メモ/企業紹介]
第35回 協同組合 労研センター

従業員数 10名
 (女性9名 男性1名)
平成25年12月現在













◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
 登録日 平成23年7月10日

<人事面から複合的に支援>
 「協同組合 労研センター」は社会保険労務士の合同事務所。県内では珍しい形態であり、その名の通り、社会
保険労務士の有資格者による協同組合である。「商工会議所の建物のなかに事務所がある、これも珍しいので
はないでしょうか」とは、専務理事の高橋久義さん。創業者である鈴木徳松氏が、当時の商工会会頭から声掛け
を受けたのがきっかけだったという。
 労研センターを母体に、平成2年に「株式会社労研」、平成22年に「ROKENワークス・アカデミー」、平成24年に
は「ROKENヒューマンフォース」を設立。「ROKENグループ」を形成し、アウトソーシング、システムエンジニアリ
ング、人材プロデュース、人材育成・メンタルマネジメントとそれぞれの業務をリンクさせながら、人材育成やリク
ルート、業務の効率化など、企業に対し人事面から複合的な支援を行っている。
 労研センターが提供するのは、ローコスト、ローリスクマネジメントを原点とするアウトソーシング業務。賃金計算
をはじめ、社会・労働保険の代行、人事労務相談、行政書士業務などを請負っている。

<業務を細分化することで働きやすい職場に>
 同センターの業務には「三大業務」ともいうべき、年に3回の繁忙期がある。労働保険、社会保険、年末調整の
各申告である。かつてこの時期は、遅くまでの残業が当たり前だったという。そこでまず業務の細分化に着手、正
社員でないと判断が難しいものと、そうではないものに分けた。業務をパーツごとに分けることで、正社員が残業
でやっていた時間をパート職員がカバーできる仕組みづくりというわけである。ちなみに同社では、パート職員を
サテライトメイトと呼んでいる。
 その過程では、必然的にマニュアルのつくり直しも求められた。従来のものでは、正社員からサテライトメイトへ
業務のバトンタッチをする際、うまく機能しなかったというのだ。「ポイントは、まず全体の流れがあって、そのうえ
で判断が難しい箇所を明らかにして、判断基準をしっかり示すこと。そして、業務のどの部分でパソコンを使うの
か、これもはっきり分けてあげることです」。仕組みをつくり、マニュアルもつくり直したことで、残業は最低限とな
り、新たな仕事を受け入れられる余裕も生まれたという。
 加えて、いわゆるパート職員の働き方にも、同社の考え方を見ることができる。「正社員だから、パートだからと
いうのは、上下関係ではないんです。仕事をする時間帯が違うだけ、それが基本スタンスです」。

<自らモデルとなって業務改善>
 また、同社が掲げ実践する「山形いきいき子育て応援企業」の取組内容は、アウトソーシングの受注元の企業で
も実践されている。この業務、この形態ならではの事例である。
 たとえば「繁忙期の時間外労働を減らしたい」、「社会との接点を持ちたい子育て世代の人材発掘を行いたい」と
は、大半の企業が抱える課題であろう。これらの課題の解決に取り組み、自らがモデルとなって、受注元の企業
へ業務改善の手助けを行っている。そこに絶大な説得力が生まれることはいうまでもない。
 「働くということは、まず賃金を稼ぐこと。次に世間に認めてもらうこと、そして自己成長の場でもあります。そうい
う意味で、働く人がこの会社で働くことができて幸せだと実感できることが大切。会社は、働く人に選ばれて、その
結果として売上げが伸ばせるもの。売上げが伸びない原因を、こんなところに求める視点も必要なのではないで
しょうか」と高橋さんは言う。

お話を伺った専務理事の高橋久義さん
お話を伺った専務理事の高橋久義さん。


◎取組み:女性の能力活用
 ・ 性別に関係なく、女性でも仕事力のある者の管理職登用に積極的に取り組む
  → 目  的   性別にとらわれることなく、仕事力で評価される組織づくり
  → 対  象   全員
  →登用の基準 第一要件の社会保険労務士の資格取得と仕事力が他の者から認められること
  → 方  法   1. 役割の付与によるチャンスと動機づけ
             2. 社内研修の実施
             3. 各種セミナーの参加の促進
             4. 勤続年数・性別に関係なく基準を満たせば処遇する旨を周知徹底

● 成果
 かねてから、男女という性別で分けて考えることはなかった。これは、代表の考え方を反映したものということ
で、これまでに事務局長をはじめ、理事、副理事という要職に女性が就任してきた実績がある。


◎取組み:仕事と家庭の両立支援
 ・ 働きながら子育てできる企業環境の整備
  →目的 働く意欲のある有能な女性の活用と仕事と生活の両立支援
  →対象 子育てをしている女性等
  →時間 9時30分〜16時00分までのうち勤務しやすい時間
  →内容 内勤できる事務全般
  →方法 事務業務を数量化し、事前スケジュールを双方で緻密に立てる。

● 成果
 出産、子育てが理由で一線を退いた女性が職場に復帰する際、勤務時間が最大の問題となる。日中の短時間
ならば働ける、働きたいという要望に応えられるような体制を企業側が用意できるか、その解決策の模索があっ
た。また、仕事復帰を望む女性にヒアリングした結果、その多くが賃金のみではなく、社会と繋がっていたいという
気持ちが大きいということが分かった。
 そこで実践されたのが、仕事を細分化することで計画的に仕事を割り振りできる仕組みづくりである。産休・育休
を取得した職員に加え、このような条件での求人も実施している。これまでに、15年間で15名のサテライトメイト
を採用。年間平均で4名、現在も5名が勤務している。ちなみに正職員からサテライトメイトへの転換希望は2名、
サテライトメイトから正職員へは1名の転換者がいる。10年を超えて勤務しているサテライトメイトもいるそうだ。


◎取組み:男女がともに働きやすい職場づくり
 ・ 働きやすい職場=仕事を休まなければならない事態のときに、お互いが助け合える職場、また時間外労働が
 少なく家庭の時間がとれる職場と位置づけ、自分しかできない仕事のやり方をしない取り組みを実施。
 ・ 平成7年より業務細分化方式により複数担当制を実施
  →目的 働きやすい職場環境づくりと経営の両立
  →対象 全社員
  →内容 比較的難易度が低い業務
  →業務手順ごとに難易度を分類し業務を細分化。細分化したものを全社で研修し誰でもできる業務に転換す
   る。

● 成果
 手順ごと、難易度ごとに業務を細分化し、運用しやすいマニュアルをつくった。このことで、まずはサテライトメイ
トへ業務をわたすことが容易となり、正職員の残業時間を大幅に削減することができた。繁忙期でも残業がほと
んどなくなったという大きな効果をもたらしている。
 ジョブローテーションが容易となったため、従来は単独で担当していた業務が複数担当となり、職員は計画的に
休むことができるようになった。
 マニュアルの刷新により社員研修も容易となり、社員の仕事力向上に繋がった。また、これまでは手一杯で受け
入れられなかった仕事も受けられるようになるなど、会社全体の生産性も向上している。


◎協同組合 労研センター
 設立年月日/昭和63年 8月11日
 代表者/代表 盒凝男
 所在地/米沢市中央4-1-30
       TEL 0238-23-7233  
       http://www.roken-group.com/
2014.01.06::[メモ/企業紹介]
第34回 山形信用金庫
山形信用金庫
従業員 213名
(男性 139名、女性 74名)
平成25年9月現在












◎「山形いきいき子育て応援企業」登録について
 平成25年7月『実践ゴールド企業』認定

<登録までの経緯>
 「山形いきいき子育て応援企業」の新制度がスタート、さっそく『実践ゴールド企業』として認定を受けたのが山
形信用金庫である。認定はこの7月ではあるが、この制度がめざす「社員が働きやすい職場環境の整備」につ
いては以前から深い理解があり、そしてそれを実践してきたことが印象的なインタビューとなった。
 その前提として、金融業という業界全体の傾向として、女性の職域拡大という課題があった。ある意味、男性社
会であったというこの業界。そんななか、閉塞感を打開するひとつの方法として、細やかさや着眼点など、女性な
らではの資質をもっと生かそうという動きがあったという。
 また同金庫では平成21年2月の合併をきっかけに、徹底的な顧客満足度(CS)向上の取り組みを打ち出した。
その際、CSの向上には従業員満足度(ES)が密接にリンクするとの認識から、徹底的なES調査を行った。その
結果を踏まえて平成22年8月に設立されたのが「ハートフル委員会」であり、現在のCS活動においても大きな役
割を果たしている。
 平成24年度には「ポジティブアクション推進企業」として「山形労働局長優良賞」を受賞した同金庫。「山形いき
いき子育て応援企業」の新制度で新たに5項目となった認定基準に照らしながら、取り組みと成果を見ていきた
い。

お話を伺った総務課課長の堀明彦さん(左)、主任調査役の佐藤元俊さん(右)
お話を伺った総務課課長の堀明彦さん(左)、主任調査役の佐藤元俊さん(右)。

本部の職場風景
本部の職場風景


◎ 取組み:女性の活躍推進
 ・ 正職員の3割を占める女性職員の能力発揮は企業発展に不可欠である。そこで、理事長直轄の組織として、
 営業店の女性リーダー職員で構成される「ハートフル委員会」を発足させ、女性職員の意見を集約し、これまで
 男性主体だった商品企画開発等に反映させている。
 ・ 従来女性の配置が少なかった渉外や融資業務に積極的に女性を配置している。また、自己申告制度による希
 望職種も参考に人事担当部門と店長が候補者を選定し、職域拡大を勧めている。新たな職種への配置後は、 
 必要な研修に参加させスキルアップを図っている。

●成果
 ・ 「ハートフル委員会」は、平成22年8月発足。各支店と本部の職員17名の女性で構成される。女性の視点か
 ら、顧客満足をさまざまな角度から検討していくことが目的。同金庫のキャラクターである「アンパンマン」をはじ
 めとしたノベルティの開発や、各支店のATMコーナーに設けられた地域情報コーナーの設置、バレンタインなど
 時期に合わせたプレゼント企画など、女性そして子育て経験の視点から、利用者の立場に立ってアイデアを具
 現化させている。
 ・ 新たに渉外担当となった女性は、フリーローン商品のトップセールスを誇る。彼女の話を後進に聞かせる機会
 も設けるなど、そんな積極性を女性職員の全員が持っているという。

ハートフル委員会の模様
ハートフル委員会の模様。

委員会によるCS活動のチェック
委員会によるCS活動のチェック。


◎ 取組み:仕事と家庭の両立支援
 ・ 育児休業中の職員に対して、職場復帰がスムーズに行えるよう、目的に「ハートフル委員会(営業店の女性リ
 ーダーで構成)」で作成した「ままとも通信」を3カ月に1回送付している。また、毎月1回人事担当責任者と面談
 を行い、育児休業者の家庭状況や健康状態の把握を行っている。

●成果
 ・ スムーズな職場復帰のためのフォローも手厚い。金融機関ならではの事情のひとつにシステムの変更がある
 が、復帰の際に戸惑わないように「ままとも通信」で変更内容を知らせている。併せて月に一回の面談では、復
 帰後の託児についてもアドバイスを行っている。そのときが来て慌てないように、慣らし保育の必然性や、託児
 所の申し込み時期などの情報を提供。育児休業者の事情に合わせて、必要な情報を豊富な経験からアドバイ
 スしているのである。初めての出産という職員には、とくにありがたいフォローとなっている。
 ・ 同金庫における、出産後の女性の育児休暇取得率は100%。しかも復職を急かされることなく、安心してしっか
 り1年間休むことができるという。「みんな子育ての大変さ、そして大切さを知っていますので、そこは安心して取
 り組んでほしいですから」と語る堀課長の笑顔には、制度の活用を根底で支える「心」と、それが根付いている
 企業の「土壌」の存在がしっかり感じられた。
 ・ 男性の育児休暇取得はまだ例がないが、「たとえ1週間であっても取ってほしい。奥さんにはなりよりの助けに
 なるだろうし、自身にとっても大切な経験になる」と堀課長は後押しする。

3カ月に1度発行される「ままとも通信」
3カ月に1度発行される「ままとも通信」。


◎ 取組み:出産・育児・介護等により退職した女性の再雇用等
 ・ 出産後、本人の希望によりパートタイム労働者として勤務することも可能としているが、一定期間経過後、
 「パートタイマーの正職員への登用規定」(平成19年10月1日)により正職員に登用しており、登用後には役
 席者になった女性職員もいる。
 
●成果
 ・ 専門知識が必要とされる金融機関では、結婚や出産を機に一度退職を経験した女性がパートとして再就職す
 ることが多いという。また、1年間きっちりと育児休暇がとれる同金庫においても、それぞれの事情からパートで
 復職する職員もいる。逆にいえば、この「パートタイマーの正職員への登用規定」の整備が、パートとして働くこ
 とのモチベーション向上に繋がっているともいえるだろう。

◎ 取組み:男女ともに働きやすい職場づくり
 ・ 毎年2月に人事担当役員が、全職員とヒアリングの機会を持ち職場環境や各自の希望する仕事等を十分に考
 慮し、働きやすい職場環境づくりに務めている。
 ・ 人事考課規定を策定し、昇進・昇格基準を明確化し、全職員に周知している。また、公正な人事考課を行うた
 めの評価者研修を実施している。
 ・ 女性職員のリーダー育成のため、リーダーになるための実践的な参考図書を購入し、中堅女性職員全員に配
 布している。

●成果
 ・ パートも含めた全社員と個別面談を行っている。仕事上の配置希望や悩みはもちろん、家庭の話まで踏み込
 んだヒアリングを行っている。たとえば女性であれば出産などの予定があるだろうし、男女を問わず直面する可
 能性のある介護の予定などもしっかり聞き取りを行い、企業としての備えとしている。
 ・ 女性の職域拡大にしてもそうであるが、その人の能力にあった公正な評価、正しいポジショニングを実践してい
 る。その現れのひとつに、昨年の4月に改められた人事制度がある。それまでは一般、主任、代理、次長、支店
 長(課長)、部長(役員)という職務体系だったものを、主任と代理の間に係長職を設けた。ポジション的に間が
 空きすぎていたというのがその理由で、現在、9名の女性係長が誕生している。

◎ 取組み:県民の子育て支援・若者応援・地域貢献
 ・ 平成23年6月15日に地域貢献活動として「子ども見守り隊」を結成。当金庫キャラクター【アンパンマン】ステッ
 カーを営業車・営業バイクに貼って得意先担当者が、当金庫営業エリア内に周知しながら、地域内の犯罪防止
 と児童・生徒の安全確保に努めている。
 ・ 「やまがた子育て応援パスポート事業」に取り組んでおり、当金庫キャラクター【それいけ!アンパンマン】の絵
 本を各営業店に用意している。また、当金庫は、ほのぼの店(トイレの貸し出し『取っ手付洋風ベビーシート』)、
 とくとく店(アンパンマンティッシュまたは風船プレゼント)を準備、来店したお客様からパスポートカードを提
 示していただき、プレゼントまたは、トイレの貸し出し対応を行っている。

●成果
 ・ 見回りについては、見回っているという行動と、それが周知されていることが大切。具体的に何かあった事例は
 ないが、逆にいえば、その事実こそが目的を果たしているといえる。
 ・ キャラクター商品の開発や活用には、ハートフル委員会の意見が大いに生かされている。
 ・ 「やまがた子育て応援パスポート事業」については、パスポート提示のあるなしに関わらず、小さな子どもを連
 れた女性には積極的に声を掛けサービスを提供、たいへん好評だ。

営業のバイクに見回りステッカーを貼付する
営業のバイクに見回りステッカーを貼付する。


◎山形信用金庫
 設立年月日/昭和24年5月30日
 代表者/理事長 山口盛雄
 所在地/山形市鉄砲町2-18-5(本部)
       TEL 023-632-2161  
       http://www.y-shinkin.co.jp/
2013.11.01::[メモ/企業紹介]
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