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▼斎藤茂吉の銅像(紅葉に囲まれて)

上山市 斎藤茂吉記念記念館 ここも「天地人の効果あり」タクシーで訪れる方が多く見かけられた。
 アララギ派の歌人で医者でもある茂吉。生家はここから北へ2キロ近くにある。
この庭園の中に歌碑があった。(紅葉に染まった秋の蔵王山を詠んだのだろう)
 
「夏されば 雪消わたりて 高高と あかがねいろの 蔵王の山」(茂吉)

特に、茂吉が戦争を賛美したことにより敗戦後非難を受け挫折。
疎開先の金瓶から大石に身を潜める。日本のチベットといわれる厳しい環境の中ですばらしい
作品を世に出していく。代表的な作品が「白き山」。 
 わたしの大好きな詩、イエスキリストの弟子の苦しみと茂吉の挫折(苦しみ)をかさねて心情を表現している。
 
「オリーブの あぶら如き 悲しみを 彼の使徒も つねに持ちて いたりや」 (茂吉)

 茂吉の歌の中で唯一、聖書から引用した詩です。  
                              (須田忠光)
 


画像 ( )
2009.11.10:kunori-p

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