九里学園WEB部活動|俳句部

▼第1回 同窓生および旧職員の俳句

今回は最初のことなので、米沢俳句会の仲間の句をご紹介します。

獣道 とぎれ 花野に 合ひしかな

我指の ほっそりと見え 秋の水

米沢市城北 小口信子(昭36年卒)


林檎むく 保母の手先に 園児の眼

出羽の空 労わりあいつつ 鳥渡る

木洩れ日の 小紋纏ひし 秋観音

米沢市笹野 佐々木泰子(昭34年卒)


紅葉に 染まり山彦 還り来る

照るもみじ 葷酒の山門 酔ひにけり

銀河濃し 秘湯の宿は 寝静まり

米沢市笹野  佐々木 昭(旧職員)


磐梯山(ばんだい)を
    湖(うみ)に愛でつつ 走り蕎麦

上洛の 兼続夫妻 菊衣

紅葉舞う 城址列なす 天地人

米沢市通町 伊藤 勉(旧職員)
2008.11.06:kunori-h

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