観光農業のカリスマ 工藤順一

▼経営者から学ぶこと

再建王として知られた熬ヒ猛さん、気仙沼ちゃんの宿で有名な民宿アインスくりこの白幡修さん、湯野浜温泉の愉海亭みやじまの渡会智さん、皆さんが教えてくれたこと。

その1.経営者と従業員には共通理念が必要
→ 経営者はいかに儲けるかに終始しがちで、原価計算も大切、損益分岐の見極めも重要だが、それ以上に大切なのはお客様の満足度を高め得した感覚を持ってもらうこと。それにより、売上げが伸び利益額が上がる。それには、経営者と従業員が共通した理念を持ち、特にお客様と直に接する従業員の対応(笑顔、サービス、心づかい)いかんで売上げに大きく左右することを認識すべき。

その2.経営者は従業員を家族同様に思え
→ 経営者にとって必要なことは、従業員にきちんと自分の考え方を伝える努力。そして共々に繁栄していく同じ方向性・目標を示すことにある。同志的・家族的感覚を持てたとき、苦労も喜びも分かち合うことが可能になる。

企業経営者、ホテル・民宿経営者の皆さんが、同様のことをお話しされました。食や買い物、遊び心や心づくしで、また来てみたいというリピーターになるファンを育てること。お客様1人1人の購買力をUPさせることにより、売上げ強化をしていくことが今後の経営のポイントになることを改めて確認させて頂いたところです。
2008.01.22:観光カリスマ/工藤順一

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