観光農業のカリスマ 工藤順一

▼新潟県聖籠町観光協会で講演いたしました。

平成19年3月29日(木)於:新潟県聖籠町町民会館小ホール、平成18年度聖籠町観光協会会員研修の講演会が開催され、その講師としてお招きを頂きました。「活力ある町づくり」について私の体験等をもとにお話して参りました。聴講者の中には、新潟市からご参加いただいた方もいて、約60名の方を前に講演いたしました。

聖籠町は人口約14500人で、新潟県の北部、飯豊連邦に源を発する加治川下流の海岸地帯に位置し、全体的にほぼ平坦な地形で豊かな穀倉地帯です。また果樹の里と呼ばれる程に果樹栽培が盛んで、サクランボ、ブドウ、梨(豊水、二十世紀、新高、ル・ルクチェ等)桃等の果物が四季にわたって豊富に産出される町です。聖籠町には、東北電力火力発電所、新潟石油共同備蓄基地、新潟東港、新潟聖籠スポーツセンター、アルビレッジ、新潟サンライズゴルフコース、網城浜海水浴場、新潟県園芸研究センター、弁天潟風致公園、聖籠山宝積院、山王森史跡公園、聖籠町観音の湯、ざぶーん館といった様々な施設があります。町のイメージキャラクターは「緑丸」といって百合若伝説の賢い鳥がモチーフになっています。

講演前日に、観光協会長の坂上誠一さんと観光協会の斎藤健二さんから町内を御案内頂いておりますが、私の印象としてはとても活力のある町でした。観光農園・直売所(さくらんぼ、ぶどう、梨等)は30〜40年の歴史があり、農家を訪ねたところお客様との信頼関係も厚く、栽培に対する熱い情熱も伝わって参りました。
ただ、町あるきをしていて思ったのですが、地元志向が強いのでしょうか?町の中に案内板・標識・看板が足りないことに気が付きました。また、地元住民の方々がもっともっと自分の町を誇りに思い、自慢し、PRしてもよいと思いました。せっかくたくさんの資源があって魅力いっぱいの町なのに、ちょっともったいない気がいたしました。

<講演でのキーワード>
○地名を知って貰うには?
○元気 → 元氣
○体から一を除くと休むになる
○体を使って五感で情報を収集する
○お客様の目線で
○知恵 → 智慧
○訓練により創意と工夫が生まれる
○敵を素敵に変えるコツ
○障害を克服するには
○自立自活とは?
○継続・持続
○面白い、売れる、儲かる
○納得、高付加価値、満足度 → 顧客になる
○お客を卒業させないコツ
○であいは、愛情を持って
○ロマン、ソロバン、ガマン
○過去と他人は変えられないが、自分は変わることが出来る
○地産地消、地笑、地商
○接客八語 → 地域にあった言葉で
○一方通行から双方向のコミュニケーションへ
○心のおしゃれ、心の友
○鏡の役割

<観光に求められるもの>
@本物
A健康、安心、安全
B遊び心
C季節感
D人づくり(土づくり)
E新鮮(鮮度)
F情報公開
G包装
2007.03.31:観光カリスマ/工藤順一

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