観光農業のカリスマ 工藤順一
▼茨城県潮来市で講演いたしました。
平成18年11月8日(水)於:潮来市立潮来公民館大ホール、潮来市歴史文化推進協議会主催の講演会が開催されました。その講師としてお招きを頂き、「発想の転換こそ時代を切り拓く」と題して講演を行いました。講演には約110名の方にお集まり頂いております。
潮来市は都心から約80qのところに位置し人口約31000人、霞ヶ浦、北利根川、外浪逆浦、北浦の豊富な湖と川に囲まれている自然豊かなところです。水郷とあやめで全国にその名を知られてもいます。
講演に先立ち、講演前日の午後から当日の午前中まで観光スポット(道の駅、長勝寺、霞ヶ浦、舟に乗って前川十橋めぐり、街並み)を巡らせて頂き、私が常日頃行っている五感をフルに使ってのリサーチを展開しました。北浦の朝日、北利根川、霞が浦から眺め夕日はとても見事で大変感動しました。また、富士山やつくば山なども見ることが出来、北斎ゆかりの牛堀には蔵が点在しています。北利根川沿いを歩くと誰もがロマンチストになれるとのこと...さらに、名勝長勝寺は源頼朝公が武運長久を祈願した寺で水戸光圀公によって再興され、その庭園には国指定の文化財「鎧鐘」、県指定の文化財「仏殿」「山門」があり大変優美な中に当時の情景を垣間見ることも出来て大変印象深く感動致しました。
リサーチを重ねる中で気付いたのは、住人と観光客に目線のズレがあるということでした。しかし、ご案内してくれた職員・関係者の皆さんには、熱意と情熱が感じられ、心を打たれる思いでした。今後、潮来市に観光で訪れる人々に対して、大きなロマン、喜び、感動を与えることになることでしょう。
<講演内キーワード>
●意識を変える(市民の視点を変える) → その効果とは
●自分の町を自慢できるか、気付くこと感じることの大切さ
→ 歩かせること、見せること、参加させること
●道路標識の少なさ
●発想の転換とは何か?阻害要因とは何か?
●五感をフルに使っての情報収集
●近隣市町村とのネットワークの構築
●生まれるアイデア →面白い、売れる、儲かる
●売れるまでの戦略(PR)
●通過型観光−一時滞在型−着地型
●過去の歴史やこだわりは捨てて、新しい観光資源の発見
●組織のネットワーク構築による継続
●根氣、熱氣、熱意、努力、頑張りが総ての根源
●ロマン、ソロバン、ガマン
●3つのさか
●心のおしゃれ(もてなしの心)
●人材は人財へ(人災にしてはならない)
尚、潮来市観光振興について、教育長、担当部課長、議長、商工会関係、観光協会等、市の主要な方々と情報交換することが出来て、大変有意義でした。
潮来市における観光再生は確実になされるものと確信いたしております。
2006.11.13:観光カリスマ/工藤順一
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