観光農業のカリスマ 工藤順一

▼宮崎で講演いたしました。

平成18年10月3日(火)〜4日(水)於:宮崎県立西都原考古博物館、宮崎県主催で「みやざきグリーン・ツーリズムシンポジウム」が開催されました。協力は西都市、みやざきグリーン・ツーリズムネットワーク交流会。
その際の基調講演の講師としてお招きを頂き、「夢とロマンと元氣!観光と農業への提言」をテーマに講演して参りました。また講演の後には「魅力あふれる日本のふるさとを目指して 〜西都の挑戦!−山村と田園の豊かな自然、いにしえのロマン、元氣な農業などの宝をいたした展望−」と題したパネルディスカッションも行われ、パネラーとして参加いたしました。
当日は、グリーン・ツーリズム実践者、農林漁業者、消費者、農林漁業・商工・観光関係団体、市町村、県、その他グリーン・ツーリズムに関心をお持ちの方、約140名にご参加いただいております。

更に翌4日(水)には希望者による講座も準備されていて、うどん打ち体験、古代生活体験などの講座に参加できるという盛りだくさんの趣向でした。

今回のシンポジウムが開催された西都市は、宮崎市の近郊に位置し人口3万7千人。日本有数の食料供給基地として農業が大変盛んなところで、山村と田園が交差する豊かな自然と、いにしえのロマン溢れる西都原古墳群、銀鏡神楽をはじめとする民俗文化など、様々な地域資源を有するまちです。その地域の宝物を生かしながら、元氣で魅力ある「日本のふるさと」を目指す西都市・宮崎県のグリーン・ツーリズムの振興に大いに期待するところです。

<基調講演>
「夢とロマンと元氣!観光と農業への提言」

(配布したレジュメのキーワード)
○農業は無限の観光資源
○発想の転換のすすめ
  ・阻害要因は何か? 
  ・五感をフルに使っての情報収集
○生まれるアイデア
  ・面白い、売れる、儲かる
  ・消費者のニーズは、商品に対する納得・価値感・満足度
○地産地消、地産地笑、地産地商
○今後重要になってくる食農教育
○高品質と高付加価値 = 自立自活
○グリーン・ツーリズムのキーワード
  @本物
  A健康、安全、安心(履歴)
  B遊び心(体験、体感、実感、感動)
  C季節感
  D土づくり、人づくり(人材→人財)
  E新鮮
  F公開と標示
  G包装

<パネルディスカッション>
「魅力あふれる日本のふるさとを目指して 〜西都の挑戦!」
 −山村と田園の豊かな自然、いにしえのロマン、元氣な農業などの宝を生かした展望−

コーディネーター 
  井上優氏(NPO法人宮崎文化本舗)
パネリスト 
  河野繁弘氏(東米良グリーン・ツーリズム協議会 会長)
  吉野恒義氏(西都原グリーン・ツーリズムの会 会長)
  渡邉悦子氏(NPO法人 iさいと 代表)
  工藤順一 (観光カリスマ工藤事務所 代表)

パネリストのコメント(一部紹介)
 河野氏「核となるのは客を大切にし、心の通い合うもてなしの心」
 吉野氏「いつでも体験農業ができる態勢をつくり成功させたい」
 渡邉氏「いかに点の活動を結び付け、いろいろなノウハウを持った人たちを束ねていくかが大事」

西都市の橋田和実市長には、シンポジウムの基調講演から、事例発表、パネルディスカッション、交流会まで熱心に聴講並びに対話され、聞けば、市の商工観光課にグリーン・ツーリズム係を日本で三番目に設置するなど、グリーン・ツーリズムに対して深いご理解と熱心な取り組みが伺い取れて私も大変感銘を受けました。

観光では日本有数の知名度の高い宮崎県にお招きいただき講演出来たことを、私自身とても感激しておりますし、こういった機会を頂いたことに対して深く感謝申し上げます。

2006.10.09:観光カリスマ/工藤順一

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