観光農業のカリスマ 工藤順一
▼朝日町で講習いたしました。(第1回終了)
第1回:平成18年9月6日(水)、第2回:平成18年12月6日(水) 於:朝日町商工会、朝日町商工会女性部会の主催で、同女性部員を対象に「各工場、お店が元気になり、儲かるようになるにはどうしたらよいか。」をテーマに2回に渡って講習会が開催されます。その第1回が終了いたしました。
朝日町は山形県中央部に位置し、西に朝日連邦、中央に最上川が流れる自然豊かな町です。豊かな大地に育まれる無袋ふじりんごは日本一と賞される高品質を誇り、朝日町ワインも有名です。
(講習でお話しした内容から)
○時速2〜4qの自転車・徒歩から時速40qの自動車利用と道路交通網の整備等により、従来の商業圏が格段に変化・拡大していったことに触れ、集落で済ませていた各店(肉・魚・野菜・衣類・酒・家電製品等)での購買行動が、品揃えも充実していて回転率も高い周辺地域の大型スーパーやコンビニ、ホームセンター、ドラッグストアに変化したことを説明しています。また、設備も新しく、明るい雰囲気の中で買い物できることは、消費者が町から流出している要員でもあります。
○商売(笑売・勝売)にとって重要なことは、もてなしの心を持ってお客様に接し感謝することにありますが、それは店の雰囲気や品揃え、価格にも反映されます。
現状をどう打開するのか?それは自分自身が変わる以外はないと思います。自分が変われば周囲も変化します。
○自分の店(商材)に対する自信や自慢といったものは、商売に対する熱意として相手に伝わります。その熱意が不可能を可能にしていきます。既成概念・固定観念をすて、それぞれの店が他の町や店にない魅力をお客様の視点から再発見・再認識することが今後求められます。
○お客様の目線で挨拶と見送りを徹底し、お客様の心を掴むことも必要です。
○面白い、売れる、儲かる商売には、何よりも3つの「ん」ロマン・ソロバン・ガマンが肝要です。そうすることにより、本当の運が向いてきます。前向きな姿勢で取り組みましょう。
○人との出逢い、巡りあいを大切にしましょう。自分を映した鏡の如く、いつわりや、ウソ、ごまかしはそのまま表に表れます。
○人には3つの坂があり、「登り坂」「下り坂」そして忘れてならない「まさか」突然やって来るように見えても、その予兆はあるものです。
○お客様を服装や乗り物や肩書きで判断せずに、誰からお金を頂いているかをもう一度考えましょう。お客様には商品やサービスに価値を見出して頂きご納得頂き、ご満足頂いてこそリピーターになって貰えます。そして口コミという広告媒体があることも忘れてはなりません。
以上の様に、多少格言めいたことを交えながら、これまでの私の体験してきた成功・失敗・苦労の実例を紹介しながら、商売の「いろは」についてお話ししました。
次回は、本当に儲かるための戦略(手段・手法)を具体的にお話ししたいと考えています。
2006.09.07:観光カリスマ/工藤順一
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