観光農業のカリスマ 工藤順一
▼山辺高等学校で講演いたしました。
平成18年5月1日(月)於:山辺高等学校、山辺高等学校の進路講演会が行われ、その際の講師としてお招き頂きました。演題は「我が泣き笑い人生〜人との出逢いが感動を生む〜」でした。
山辺高校のある山辺町は、県都山形市の西北8qの地点、村山盆地の西南部に位置し、東に秀峰蔵王を仰ぎ、西に峻嶺朝日、北に名峰月山を一望する豊かな自然に恵まれたところで「森と湖沼のふるさとファッションの町」として知られております。
山辺高校は、昭和23年、定時制課程の普通科高等学校として山辺町に設立され、今年で創立57周年を迎えた学校で、「協調・博愛・奉仕」を校訓とし食物科・福祉科・看護科の3学科の他に看護専攻科を設置し、県内で最も特色ある学科を有する高等学校で、平成16年度からは、これまでの三学期制から前期・後期の二学期制に移行しているとのことでした。いずれの学科も資格取得を目指しており、県内全地域の中学校から進学してきております、特に看護科では、専攻科との5年一貫教育による看護師養成を行なっています。
「かけがえのない人の命にかかわる教科を学習し、心身ともにたくましく心優しい思いやりのある生徒の育成」を目標に、教職員と生徒が一体となって温もりのある教育を推進しており、部活動、ボランティア活動も大変活発に展開されています。(HP 校長:菅原和敏先生の言葉より一部抜粋)
当日校内に入ると生徒1人1人から「こんにちは」と明るい笑顔で元気よくご挨拶いただき、「今日もいい出逢いがありそうだ」との期待と共に、私自身がとても気分爽快で講演に臨むことが出来ました。県内でも有数の特色のある高校で、生徒も中学校より将来の目標を明確にして入学されていると伺っておりましたが、教育目標や今年の重点目標、生徒生活目標に掲げられている内容も常識的な分かり易い内容で、先生方そして生徒それぞれの学校生活への思いや熱意を理解することができます。
今回の講演で生徒の皆さんにお伝えしたかったことは、講演の演題でも表されておりますが、総てが人との出逢いであるということでした。特に山辺高校の皆さんは専門分野で学ばれる方が多く、卒業後すぐに社会に参画することが多いと聞いていました。また在学中には実習(インターン制度)も充実していることから、他校よりも実社会を体験する機会に恵まれているということでした。3学科とも人と直接関わる仕事であり、相手の身になって思いやりや笑顔、やさしさ温もりといった「心を尽くすこと」がとても重要だと思います。また、いつも感謝の心を忘れずにお客様(患者さん)から自分が生かされているということを是非考えて頂きたいと思いました。そんな思いから、私のこれまでの経験を基に事例を交えながらお話をして参りました。
この度の講演が、未来を担う皆さんの少しでも役に立つ内容になったことを願ってやみません。
2006.05.04:観光カリスマ/工藤順一
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