観光農業のカリスマ 工藤順一

▼寒河江ライオンズクラブでの講演

平成17年11月17日(木)寒河江市ホテルシンフォニーに於いて、寒河江ライオンズクラブ11月第2例会が開催され、私が40分に渡って講演を行いました。

地元経済界の方々を前にして、私が農協に入所したあたり(昭和39年頃)の話を皮切りに、その時の時代背景やその後の高度経済成長時代の到来を経てバブルの時代など、その時々の社会ニーズに伴い大きく変貌していった農業政策をお話しました。そして、なぜ農協が観光農業に取り組むようになったのか?農協事業でありながら「寒河江市周年観光農業推進協議会」の名称にしたのか?その時の観光事業に対する取組をなぜ官民一体となって進める必要があったのか?などを本音で語らせて頂きました。皆さん知っているようで知らない事実もあったことと思います。

また、我がふるさと寒河江は四季折々の季節を実感できる、資源や自然環境に恵まれた、実に住みやすい、日本一世界一の町であること、そしてふるさとに誇りを持ちながら営業を行っていたことをお話しています。受け入れる体制としての施設や道路標識などのハード部分もとても重要ですが、実は人の笑顔や感謝の心、思いやり、温もり、「ありがとう・またどうぞ」の言葉、明るさといった、おもてなしのソフト部分はもっと重要だということを学んできました。五感をフルに働かせた生きたリサーチ(体を使っての知恵→智慧を使う)を行いながら、それまでの先入観や固定観念の壁を破ってこそ、新しい発想が生まれたものです。多くの困難を克服するには、「元氣・氣力・活氣・愛・ロマン・ソロバン・ガマン」が必要でした。お客様のニーズはドンドン変化していきました。その情報をいかに収集するか、適切な対応が敏速にできるか、お客様と接する第一線の職員がおもてなしの心を持ちながら臨機応変に対応しているか、いつも気配りが必要です。

また、異業種とのネットワークの構築(共存共栄)が観光農業成功の鍵でした。人との出会いの大切さを痛感しております。

私が学んだ5つの経営キーワード
 @経営が成り立つ
 A人材が育つ
 B固定観念を断つ
 Cお客様の顔が立つ
 D地域社会に役立つ

以上の様な内容をお伝えして参りました。
2005.11.23:観光カリスマ/工藤順一

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