観光農業のカリスマ 工藤順一
▼静岡県三島市で講演しました。
平成21年2月17日(火)於:静岡県三島市、駿豆地区農業委員会協議会(沼津市・三島市・長泉町・清水町・函南町2市3町の組織 会長:豊長安彦氏)主催の講演会が開催され、講師としてお招きをいただきました。「アイデアしだいで農業が変わる〜生き残れる農業経営・農業地域〜」と題して90分にわたりお話しいたします。参加対象者は、農業委員会協議会委員、協議会各市町村事務局職員、その他関係機関職員110名が熱心にご聴講下さいました。
この講演会は、農業委員並びに事務局職員の資質向上を図り、更なる農業振興を推進していくことを目的として行われたものです。
駿豆地区は静岡県の東部に位置し、北に富士山、東に箱根、東駿河湾地域、伊豆方面への交通の拠点でもあります。人口は45万人。箱根西麓野菜の生産に取り組む「箱根西麓農産物特産化推進協議会(三島市)」の、地産地消から旬産旬消へという機運が大変印象深かったです。山間丘陵部を活かして、富士山の湧水と豊かな自然の中、安全・安心なこだわりの酪農肉牛をはじめ、米、野菜、茶、花卉、みかん、メロン、いちご、トマト、馬鈴薯、にんじん、レタス、たまねぎ、白菜、大根、タケノコ、白ネギ、四溝柿、大和芋と、多品目で通年農業に従事できる地域です。特に三島市では、馬鈴薯、甘藷を使ってコロッケでまちおこしに取り組み、活性化に頑張っています。
講演では、生き残れる農業経営の要件として、以下について話しました。
○アイデアを生む要件
○産地づくりの要件「基本は土づくり」
○経営が成り立つためには
○今後農業に求められているものは
講演後、事務局の室伏さん、事務局の野沢さんから函南町のトマト栽培農家で静岡県農業経営協会会長の白井静夫さんの農園にご案内をいただき、栽培・経営・販売(流通コスト)について意見交換させていただきました。とても貴重なお話を拝聴し参考になりました。
2009.02.20:観光カリスマ/工藤順一
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