観光農業のカリスマ 工藤順一

▼山形観光アカデミーで講演いたしました。

平成20年9月9日(火)於:山形霞城セントラル、山形観光アカデミー 20年度トップセミナーで講演をいたしました。このセミナーは、実態を把握し、幅広い情報をいち早く得、今後の情報の推移を見極め、より良い経営の為の知識をみにつけるためのもので、経営者、女将、幹部社員が対象で25名受講されました。山形観光アカデミーのトップセミナー講師は平成10年1月の最上経営幹部セミナーに次いで2度目です。この度は「地域資源を活用した観光とどこにでもある観光資源」をテーマに、約80分講演いたしました。

以下が今回のレジュメに記載した内容。

1.これまでの取り組み「観光農業は感動のドラマ」
 ●元氣 → ドラマ → 人 → 金(地域活性) 
 ●思いがあれば生まれる発想、決断、そして実行 
 ●本物の価値と誠実さがアイデアを支える
 ●観光に敵はいない = 共存共栄という視点

2.現在の観光における問題点と課題
 ●地域の宝物(伝統・文化・芸能・人)に対する認識不足
 ●販売営業戦略の欠如(マーケッティングリサーチの重要性)
 ●行政主導型・縦型構造の限界 … 依存体質からの脱出
 ●既成概念と固定観念の壁
 
3.これからの展開
 ●地域の宝物発掘と再認識
 ●広域圏ネットワーク構築の推進
 ●体験型研修「食育・教育」といった観点からの戦略
 ●人材を人財へ = 育てることの重要性

昭和56年から観光農業に取り組み27年間の歳月が流れたものの、基本はいつの時代でも変わりないことがよく分かります。。(最上経営幹部セミナーでの講演内容はこの下に記載)

<1998年(平成10年)1月27日 最上経営幹部セミナー>
「農林資源を活用した観光、どこにでもある観光資源」
 @本物
 A安全、安心、健康
 A遊び心
 C季節感
 D人(土づくり、樹づくり)
 E全天候型
 Fだれでも参加ができる体験体感
 G感動
 H心のおしゃれ

変わった用語は、地産地消、付加価値→高付加価値、納得→満足(得した感覚)、広域圏ネットワーク、都市の消費者交流型観光、体を使って五感でお客様の目線を感じ取る、食育など。

今春、クアハウス碁点の支配人に就任してから5ヶ月、前年度対比116.7%をクリアし、2億400万円の売り上げ額で、2900万円増加しました。その戦略手法などを紹介しながら講演いたしました。
2008.09.16:観光カリスマ/工藤順一

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