観光農業のカリスマ 工藤順一

▼宮城県登米市で講演しました。

平成20年9月18日(木)於:宮城県登米市とよま観光物産センター、平成20年度「ようこそ登米」おもてなしセミナーが開催され、講師としてお招きに預かり「発想の転換による観光産業の活性化」をテーマに講演いたしました。主催は、宮城県東部地方振興事務所登米地域事務所、共催は登米市、登米市観光物産協会、仙台・宮城DC推進協議会登米地域部会です。
このセミナーの目的は、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが本年10月から12月に開催され、さらに、年度内には三陸縦貫自動車道(仮称)登米インターチェンジの開設も予定されるなど、登米市への観光客入り込み数は、今後増加が期待されている。これらの機会を一過性のイベントとして終わらせず、継続的な交流人口の増加を図るためには、観光客を受け入れる地域住民の役をもてなす心構えが大切である。このため、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンを目前に「おもてなしの心」の大切さを再確認するとともに、今後の継続的な観光産業の振興に向けセミナーを開催するもの」でした。
講演には約60名の方にお集まり頂き、80分に渡ってお話しいたしております。

<講演レジュメから>
●おもてなしとは … 心づかい、心づくしをどう表現するか
@五感を使い、お客様の目線で
A意識改革、行動改革
●観光振興における事業成功の要件 5つのキーワード
●「人材→人財」づくりこそが、鍵
●観光産業の活性化を図るには

講演後にはたくさんの質問を頂戴し、デスティネーションキャンペーンに期待する関係者の意気込みを伺いとれました。

その後、登米市地方事務所地方振興部長の高橋さんとご一緒に、歴史資料館館長 高橋洋さんのご案内で、宮城県の明治村といわれる教育資料館を見学させて頂きました。教育資料館(旧登米高等尋常小学校)は明治21年(1888年)に建造された木造二階建てで、教室の前面に吹き抜けの廊下を廃した質素堅牢な造りで、明治の洋風学校を代表する建築物として、昭和56年国の重要文化財に指定されています。
昼食は、登米市の郷土料理である「はっと」をごちそうになりました。登米は「はっと街道」でまちおこしに取り組んでいます。はっと鍋、牛もつはっと、ずんだはっと、ニラはっと、はっと汁、そばはっと、はっとどんぶり等、飲食店と地元食品会社が協力して頑張っているということに、感銘を受けました。是非成功して頂きたいと思います。また、煮物に使われる「油麩」の原料は、登米の上質な小麦粉と大豆の油を使用しています。こういった地産地消がますます推進されることを期待しています。


2008.09.19:観光カリスマ/工藤順一

HOME

Poward by Stepup Communications Co.,LTD.

powered by samidare