12月14日新庄市民プラザにて、やまがた米っ粉クラブの第7回「米粉料理教室」が開かれました。当日は雪が降り積もり、視界がまっ白の新庄市でしたが、早くから参加者の方が集まってくださり、遅れもなく開始されました。
先生は、米粉パン店「米ぱんだ」をオープンさせたばかりの鮎川ゆき先生。きょうは普段平日お仕事している社会人向けに「米粉のシナモンロール」と「米粉のカフェオレパン」を作ります。早速デモンストレーションの開始です。パン用のグルテンが入った米粉に砂糖・スキムミルク・塩を入れて混ぜます。混ざったら、ドライイーストを入れて混ぜ合わせます。他の材料を加えてこねて、ひとかたまりになったらバターを加え、さらにこねます。生地がまとまったらボウルから出してこねていきます。生地はこねるうちにぼそぼそしていたのがだんだんまとまってきて、つるっとしてきます。さらにたたきを加えます。参加者の皆さんに生地を触ってもらい、生地の状態を確認してもらっています。生地を分割します。生地はデリケートでひっぱると痛むので、重さを量りながらスケッパーで切るように分けます。分割したら、生地のまるめ直しをして乾燥しないようにボウルへ。参加者の皆さんも開始しまして。まずはボウルの中に材料を入れて混ぜ合わせていきます。ボウルの中でこね作業をしています。手でこねているうちに、だんだんまとまりが出てきました。生地がまとまったらボウルから出して、テーブルの上でこねていきます。生地がまとまってきたら、たたく作業もいれます。生地を両手で伸ばして、透けるくらいの薄さで膜がしっかりできていれば、生地のできあがりです。鮎川先生に生地のこね具合を見極めてもらっています。パンは感覚で作っていきます。この状態になるまで、こねたりたたいたり。温度や湿度でも変わっていきます。おもしろいですよね。生地ができたらスケッパーで生地を分割していきます。さらに乾燥しないようにボウルの中に入れておきます。分割した生地を手で丸めて「丸め直し」。プロの手技を参加者の皆さんも挑戦です。手の中に丸めた生地を入れて手のひらごと回転させて生地も丸めます。慣れると両手でできるようになるそうです。さすがプロの手仕事ですね。ボウルに生地を入れてベンチタイム中に、成型のデモンストレーションを。シナモンロールの生地をめん棒で伸ばします。伸ばした生地にシナモンバターを均一に散らして、その上にラムレーズンを乗せて生地を巻いていきます。巻いた生地をヨコにして2つに切ったものをアルミカップに入れて、指で広げます。焼き上がりをイメージするとわかりやすいですよね。さて参加者の皆さんは、カフェオレパンから発酵器に入れる準備を。丸めたカフェオレパンの生地をクリスマス柄のかわいいカップに入れます。発酵器に入れたらシナモンロールに取りかかります。生地を伸ばしてシナモンバターを散らしてラムレーズンを乗せて巻いて。各自自分の作業に真剣ですね。今回は親子での参加も2組ありました。楽しんで作っていますね。どれが自分のパンかわからなくならないように、各自の名前を付箋紙で付けていますよ。すでにカフェオレパンが並んでいる発酵器に、シナモンロールも入れていきます。通常のパンの発酵は、1次発酵と2次発酵の2回必要ですが、米粉のパンの場合は、一気に成型までやってから長めの発酵を1回するのが特徴です。コツをつかめば作りやすいですよね。発酵しているあいだ50分の待ち時間があるので、参加者の皆さんとお茶を飲みながら、鮎川先生や米ぱんだのお店の紹介タイムを。お店で焼いてきてくださったパンと米ぱんだのショップカードも渡しながら、参加者の皆さんとの会話も楽しんでいます。米粉の種類や挽き方、使用している材料、ドライイーストの種類など、知りたいお話をたくさん話してくださいました。参加者からの質問にもお答えしたり。そうしている間に発酵時間終了になりました。発酵したシナモンロールを取り出して、表面に卵をハケで塗ります。丁寧にひとハケふたハケ塗っています。これを塗るのと塗らないのではかなり出来上がりが変わってしまうので、忘れてはいけない作業です。シナモンロールをオーブンに入れて焼いているあいだに、シナモンバターの作り方を教えてくれました。ラムレーズンも手作りです。そしてシナモンロールが焼けました。甘くて美味しそうな香りが広がってきましたよ。カフェオレパンに卵を塗り、アーモンドスライスをのせて焼く準備です。カフェオレパンを焼いているあいだに、シナモンロールの仕上げです。粉糖をパラパラと雪のようにふりかけます。お店に並んでいるみたいなシナモンロールが完成しました。カフェオレパンの焼き上がりは、先生にチェックしてもらいながら。ガスオーブンの特性もあるので焼きムラも出るようです。発酵でだいぶ膨らんでいたカフェオレパン。きれいに焼き上がりました。ほどよい焼き目が美味しそう。皆さんよろこんでいます。パンをひとつひとつビニールの袋に詰めて、お持ち帰りの準備です。楽しんで満足いただけたようで、皆さん笑顔で終了しました。先生はじめ、参加くださった皆さんありがとうございました。米粉のシナモンロール→レシピはこちら
米粉のカフェオレパン→レシピはこちら
-----------------------------------------------------------------------■プチパンケーキ材料 (12枚分) 卵 2個 牛 乳 200cc 米 粉 200g ベーキングパウダー 小さじ2 砂 糖 40g 塩 ひとつまみ溶かしバター 20gバニラエッセンス 少々季節のフルーツサワークリームフルーツソース■プチパンケーキの作り方1. バターは湯せんにかけ、溶かしておく。2. 材料を全部混ぜて、溶かしバターを混ぜる。3.フライパンを熱して油を薄く塗り、生地をスプーンで 落として両面焼く。プレートに盛り付けて完成。※このレシピは、りんごのクランブルケーキとの ワンプレートデザートになっています。
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※本レシピは、ご家庭でお楽しみいただくほか、下記に記載の範囲内でのご使用をお願いいたします。 なお、下記の目的で使用される場合は、考案者の先生のお名前を必ず記載してください。・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する米粉普及に係る各種イベントにおける使用(印刷物としての配布等)・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する料理教室における使用・「やまがた米っ粉クラブ」事業者会員(小売店等)が県産米を使った米粉を販売する際の販促資料としての活用(印刷物としての配布等)
-----------------------------------------------------------------------■クランブル材料 (16個分) 米 粉 150g アーモンドプードル 30g 砂 糖 100gバター(冷) 80g 卵 白 小さじ2■クランブルの作り方1. ボウルに米粉・アーモンドプードル・砂糖を入れて混ぜる。2. バターを加え手ですり混ぜ、全体的に混ざったら卵白を加えて、 そぼろ状にする。3.一旦 冷蔵庫で冷やしておく。■アーモンドクリームバター(室温) 80g 砂 糖 80g 卵 2個アーモンドプードル 70g 米 粉 50g■アーモンドクリームの作り方1. クリーム状のバターに砂糖・卵を混ぜ、粉類を混ぜる。■りんごの甘煮 りんご 1個 砂 糖 大さじ1 バター 5g ラム酒 小さじ1 粉砂糖 適量■りんごの甘煮の作り方1. りんごは皮をむき、いちょう切りにする。2. 小鍋にりんご・砂糖・ラム酒を入れ、ふたをして弱火で しんなりするまで煮る。3. 仕上げにバターを絡める。■クランブルケーキの作り方1. アルミカップにクランブルを少量敷き詰め、アーモンドクリーム・ りんごの甘煮、その上にクランブルをのせて、オーブンで180℃ 20分くらいこんがり焼く。
12月5日酒田天然ガスのクッキングスペースG-Palにてハーフタイムの松本麻理先生による第6回米粉料理教室が開催されました。きょうのメニューはワンプレートの米粉のデザートプレートです。ほとんどが地元酒田市からの参加者で占める中、はるばる山形市からの参加者も2名いらっしゃいました。遠くからありがとうございます!先生は自家製のはえぬきを米粉にして使っており、まずは米粉のお話から。古くから和菓子などでも使用されてきた上新粉や白玉粉なども米粉の種類。そう聞くと馴染みもあり、米粉も身近に感じられてきます。参加者のほとんどの方は、米粉を使ったことがなく調理の仕方がわからないとのこと。さて実際に米粉を使ったお菓子を作ってみましょう。まずは「りんごのクランブルケーキ」作りから。先生のデモンストレーションを開始です。明るいキッチンスタジオなので参加者の方にも見やすくて好評です。ボウルに米粉・アーモンドプードル・砂糖を入れて混ぜ、さらにバターを加えて、へらや泡立て器を使わずに、手ですり混ぜていきます。全体的に混ざったら卵白を加え、そぼろ状にしてい冷蔵庫で冷やしておきます。
りんごの甘煮を作ります。小鍋にりんご・砂糖・ラム酒を入れて弱火でしんなりするまで煮ます。
りんごの鍋は火にかけながら、アーモンドクリームを。湯せんにかけながらクリーム状になったバターに、砂糖・卵を混ぜて、さらに粉類を混ぜ合わせていきます。材料の状態を目の前で確認できるので、デモンストレーションはしっかり見てしまいますね。アルミカップにクランブルを敷き詰めて、アーモンドクリームをのせます。アルミカップはお弁当などに使うものでもOKだそうです。わざわざケーキ用のものを買わなくてもいいので、気軽に作れそうですね。
さらにりんごの甘煮をのせて、その上にクランブルをかけて焼きます。りんごの代わりにさつまいもを入れたり、何も入れなくても美味しいそうです。いろいろアレンジができそうです。
クランブルケーキを焼いているあいだに、お次にパンケーキを作ります。材料の粉類は全部袋に入れて振って混ぜてしまいましょう。ボウルを使わずに袋で混ぜるのはカンタンですし、洗い物がひとつ減るエコでもあり、一石二鳥ですね。
溶かしバターを生地に混ぜて、フライパンで焼きます。プチパンケーキなので、フライパンに3つ作れるくらいの大きさに。プチサイズだと焼き上がりも早く、裏に返すのもラクですね。参加者の方も各テーブルに分かれ、調理開始です。二人ずつに分かれ、クランブル作り。手でそぼろ状にしていきます。手を使って自分の感覚で作るので、皆さん楽しそうですよね。クランブルケーキは工程がいくつもあるので、レシピをしっかり読んで手分けして作業をしています。先生のクランブルケーキが焼き上がりました!サクサクで美味しそうですね〜そして、りんごのクランブルケーキとプチパンケーキをひとつのデザートプレートに。いちごとサワークリーム、フルーツを添えて粉糖を粉雪のように降らせて完成です。とっても美味しそうですね。先生と会話をしながら楽しそうにクランブルケーキを調理。ショールームも兼ねたきれいなキッチンスタジオで作れるのも、うれしいですよね。参加者の皆さんもオシャレです。焼けてきたパンケーキを先生の見本を見ながら、プレートに盛り付けています。多過ぎても見栄えがよくなく、3枚くらいが美味しそうですね。クランブルケーキが焼けました。すでに盛り付けしているパンケーキのプレートに加えて、もうすぐデザートプレートの完成です。各テーブルで完成したので、皆さんで早速試食です。カフェみたいなきれいなデザートプレートが自分でも作れるのはうれしいですね。食べているあいだに教室の感想や先生への質問タイムも。参加者の皆さんからの感想は、「米粉は小麦粉の代わりくらいにしか思っていなくて、はじめて米粉を使ってみて食べてみて違いがわかりました。もちもちした食感が美味しかったです」「カンタンなのにとても美味しくてよかった」「眠っている米粉があるので楽しみです。身近で作られているという安心感がある。バリエーションも豊富でよかった。アレンジして使ってみたいです」参加者の皆さんもどこで米粉が買えるのか、200メッシュと400メッシュとの違いなどたくさん質問がありました。ちなみに今回のクランブルケーキには口当たりの良い400メッシュを使用しました。パンケーキに使用した米粉は200メッシュ。水を含むものは200メッシュで対応でき、料理全般も200メッシュでOKだそうです。楽しく美味しく、そして米粉についての知識も勉強になった教室になりました。ありがとうございました。「りんごのクランブルケーキ」レシピは→こちら「プチパンケーキ」レシピは→こちら
-----------------------------------------------------------------------■材料 (4個分) 焙煎玄米粉 40g 砂 糖 40g 牛 乳 300g 粉末寒天 2g《仕上げ用》生クリーム・栗甘露煮・季節の果物白玉・ゆで小豆など■作り方1. 玄米粉・砂糖・寒天を合わせる。2. 牛乳を加えて混ぜて、弱火で軽く沸騰するまで加熱する。3.カップに流して、冷蔵庫に入れて固める。4.生クリーム・栗・季節の果物などを飾り、仕上げる。
11月16日鈴川コミュニティーセンターにて山形市のシベールの尾関パティシエによる第5回米粉料理教室が開催されました。今回もたくさんの参加者の方が集まってくださいました。ありがとうございます。まずはごあいさつから。きょうは「玄米粉のおしるこ風デザート」を作ります。さすがシベールのパティシエに教わるともなると、参加者の方も真剣なまなざしですね。焙煎玄米粉と砂糖・粉末寒天を合わせて牛乳を加えて混ぜたものを火にかけます。とかく早く溶かそうと思いがちですが、弱火でとろとろゆっくりじっくりと火にかけていきます。白玉とあんこを入れたカップに、すばやく溶けた寒天を流し入れていきます。参加者の皆さんも開始です。きょうは1人4個作るので、1グループごとに大鍋で作ります。尾関パティシエがプロの道具を持ってきてくれました。これなら寒天が固まらないうちに、迅速かつ均等にカップに入れられますね。参加者の方も挑戦中。片手で持つにはちょっと重たいようですね。カップに全部入り切ったら、コンテナに水と氷をいれて冷やします。カップを冷やしているあいだに、パティシエがデモンストレーションをはじめました。焙煎玄米粉を使ったロールケーキです。ジェノワーズを作る時は、湯せんにかけて泡立てますが、ボウルをあぶるように火に近づけて泡立てるというプロの技を見せていただきました。初心者はあちち…とやってしまいそうですよね。焙煎玄米粉をサクッと混ぜた生地を天板に流し込んで、ロールケーキのスポンジを焼きます。生地を焼いているあいだに、カップデザートのデコレーションを。参加者の方も、カップデザートに乗せる旬の果物を切っています。
果物の他にも、栗や白玉と贅沢に盛りだくさんに乗せて。ロールケーキのスポンジ生地が焼き上がりました。パティシエがデコレーションをはじめます。玄米粉のスポンジなので、中に入れるクリームもちょっと和風に、生クリームとあんこを。慣れた手つきでロールケーキの外側にクリームが塗られていきます。お店のケーキも、こうやってきれいにデコレートされていくのですね。スポンジとクリームがきれいに2層になっています。デモなので、1本のロールケーキを皆さんで分けていただきますよ。カップデザートのつや出しをはけで塗ります。このひと手間がプロのお仕事ですよね。
お店で売られているみたいに、さらに艶やかに美味しそうになりました。試食用のロールケーキにはさらに甘露煮と渋皮の栗がのせられて、皆さんにふるまわれます。参加者の皆さんもはけでつや出しを。見栄えが良くなるのももちろんなのですが、デコレーションが崩れないで持ち帰れるという利点もあるのですね。皆さんできあがったので、試食タイムです。ふだんできない質問をパティシエに聞きながら、自分の作った和風デザートを食味中。「美味しい」の声があちこちから聞こえて来ましたよ。きょうは1人4個デザートを作ったので、残りはシベールの箱に入れてお持ち帰り。お店で普通に買ってきたみたいに持ち帰れて、うれしいですね。試食タイムのあいだに参加者の皆さんからの感想もお聞きしました。「すごく簡単だけど美味しくて、いろんな世代に楽しめる」「子どもたちに喜んでもらえてうれしいです。家でも作ってみたい」「玄米粉が入ってしっとり香りがよくて美味しい」などの声が聞こえてきました。参加者とパティシエのふれあう機会もあり、焙煎玄米粉といういつもと違う米粉を使用しての教室になりました。皆さん終始満足げの笑顔の教室になりました。ありがとうございました。 玄米粉のおしるこ風デザート→レシピはこちら