11月16日鈴川コミュニティーセンターにて山形市のシベールの尾関パティシエによる第5回米粉料理教室が開催されました。今回もたくさんの参加者の方が集まってくださいました。ありがとうございます。まずはごあいさつから。きょうは「玄米粉のおしるこ風デザート」を作ります。さすがシベールのパティシエに教わるともなると、参加者の方も真剣なまなざしですね。焙煎玄米粉と砂糖・粉末寒天を合わせて牛乳を加えて混ぜたものを火にかけます。とかく早く溶かそうと思いがちですが、弱火でとろとろゆっくりじっくりと火にかけていきます。白玉とあんこを入れたカップに、すばやく溶けた寒天を流し入れていきます。参加者の皆さんも開始です。きょうは1人4個作るので、1グループごとに大鍋で作ります。尾関パティシエがプロの道具を持ってきてくれました。これなら寒天が固まらないうちに、迅速かつ均等にカップに入れられますね。参加者の方も挑戦中。片手で持つにはちょっと重たいようですね。カップに全部入り切ったら、コンテナに水と氷をいれて冷やします。カップを冷やしているあいだに、パティシエがデモンストレーションをはじめました。焙煎玄米粉を使ったロールケーキです。ジェノワーズを作る時は、湯せんにかけて泡立てますが、ボウルをあぶるように火に近づけて泡立てるというプロの技を見せていただきました。初心者はあちち…とやってしまいそうですよね。焙煎玄米粉をサクッと混ぜた生地を天板に流し込んで、ロールケーキのスポンジを焼きます。生地を焼いているあいだに、カップデザートのデコレーションを。参加者の方も、カップデザートに乗せる旬の果物を切っています。
果物の他にも、栗や白玉と贅沢に盛りだくさんに乗せて。ロールケーキのスポンジ生地が焼き上がりました。パティシエがデコレーションをはじめます。玄米粉のスポンジなので、中に入れるクリームもちょっと和風に、生クリームとあんこを。慣れた手つきでロールケーキの外側にクリームが塗られていきます。お店のケーキも、こうやってきれいにデコレートされていくのですね。スポンジとクリームがきれいに2層になっています。デモなので、1本のロールケーキを皆さんで分けていただきますよ。カップデザートのつや出しをはけで塗ります。このひと手間がプロのお仕事ですよね。
お店で売られているみたいに、さらに艶やかに美味しそうになりました。試食用のロールケーキにはさらに甘露煮と渋皮の栗がのせられて、皆さんにふるまわれます。参加者の皆さんもはけでつや出しを。見栄えが良くなるのももちろんなのですが、デコレーションが崩れないで持ち帰れるという利点もあるのですね。皆さんできあがったので、試食タイムです。ふだんできない質問をパティシエに聞きながら、自分の作った和風デザートを食味中。「美味しい」の声があちこちから聞こえて来ましたよ。きょうは1人4個デザートを作ったので、残りはシベールの箱に入れてお持ち帰り。お店で普通に買ってきたみたいに持ち帰れて、うれしいですね。試食タイムのあいだに参加者の皆さんからの感想もお聞きしました。「すごく簡単だけど美味しくて、いろんな世代に楽しめる」「子どもたちに喜んでもらえてうれしいです。家でも作ってみたい」「玄米粉が入ってしっとり香りがよくて美味しい」などの声が聞こえてきました。参加者とパティシエのふれあう機会もあり、焙煎玄米粉といういつもと違う米粉を使用しての教室になりました。皆さん終始満足げの笑顔の教室になりました。ありがとうございました。 玄米粉のおしるこ風デザート→レシピはこちら
11月3日米沢市東部コミュニティーセンターにて川西町のまっ直ぐ屋の荒井和子先生による第4回米粉料理教室が開催されました。きょうはまっ直ぐ屋さん自慢の「米粉シフォンケーキ」と「抹茶と黒豆の米粉蒸しパン」を教えていただきます。連休の真ん中でしたが、遠くは天童市からの参加者も来てくださいました。まっ直ぐ屋の荒井和子先生。きさくで親しみやすい人柄が素敵です。さっそく開始です。「米粉シフォンケーキ」から作ります。まずは卵黄・砂糖・牛乳・油をボウルに入れてよく混ぜます。どれくらい混ぜるといいかの目安は、気泡がなくなってドロドロしてきて、周りに飛ばなくなるくらいまで。シフォンケーキは、メレンゲが命。メレンゲの立て方もまっ直ぐ屋さんならではのコツをおしげもなく披露してくださっています。泡立ての目安など目で確認できるのが、教室に参加する利点ですよね。メレンゲはツノがこんな風に立つくらいに。電動ミキサーだけではなく泡立て器でさらにきめ細かく泡立てるのがコツなのだそうです。メレンゲの泡をつぶさないように、サクッと生地を混ぜ合わせます。混ぜ合わせた生地をシフォンケーキの型に流し入れていきます。お手伝いいただいたのは荒井先生の妹さん。さすが姉妹。息の合ったコンビネーションですよね。参加者の皆さんも、早速作業を開始します。男性の力で泡立てるとメレンゲもすぐ泡立ちそうですね。手動で泡立てると結構力がいるんですよね。親子での参加もありました。大人の人たちに混ざっての協同作業です。さてシフォンケーキを焼いているあいだに次の「抹茶と黒豆の米粉蒸しパン」を作りますよ。流し込む型ひとつでも、膨らむもの膨らみにくいものがあるそうです。こぼれないようにするのも目的のひとつですが、シリコンカップを外側に二重にしたカップで蒸すと膨らむそうです。不思議ですね。蒸し器は、荒井先生が持参した大きいタイプ。一気に蒸しパンが作れてしまいます。それでは参加者の方も開始します。こちらの皆さんはお菓子作りも好きで時々されるそうです。スムーズに粉を混ぜ、黒豆を敷いたカップに生地を流し込んでいます。こちらもカップの中に生地を入れていますね。お母さんと一緒に入れていますよ。小さいから入れづらいかな?皆さんのシフォンケーキも焼き上がりました!焼き上がったらこうやって、逆さまにしたまま冷ましていると生地が重力に負けずにふわふわとなるのだそうです。蒸しパンもできてきましたよ。いい具合に膨らんでできた割れ目が、美味しそうですよね。シフォンケーキを冷ましているあいだにもう1品、米粉のお団子を。昔なつかしい感じで、ころころと手で丸めて団子作りです。沸騰したお湯に入れて浮かんできたらできあがり。冷ましたシフォンケーキの型を外したら、その出来映えに思わず写メ。きれいにふんわり焼けていますね、大成功です!こちらもできました。ケーキにナイフを入れる瞬間は緊張しますね。蒸しパンもお団子も全部できましたよ。では皆さんできあがったのでいただきます!しっかり膨らんだふわふわもちもちのシフォンケーキは感動ものです。米粉の蒸しパンは、もっちり食感に抹茶と黒豆がぴったりの和風蒸しパン。米粉のお団子も白玉よりぷりぷりしていて、美味しいとの声。試食しているあいだに、参加者の皆さんから感想をお聞きしました。「シフォンケーキのふわふわ感や蒸しパンのもちもちさ。はじめての食感でした。自分でも分量を変えて作ってみたいです。勉強になりました」「お菓子作りははじめてだったのですが、買って食べるものよりできたての美味しさ、自分の手で作った美味しさに感激しました。家でもまた作ってみたいです」皆さん米粉を使ったお菓子作りは、はじめての方も多く、たくさんの方がその食感に驚かれたようです。作り方がわかったので、これからも気軽に家で作りたいと言ってくれました。
まっ直ぐ屋さんのふわふわもっちりシフォンケーキが家でも作れるなんてうれしいですね。ぜひたくさんの方に作っていただけたらと思います。「米粉シフォンケーキ」レシピは→こちら 「抹茶と黒豆の米粉蒸しパン」レシピは→こちら
-----------------------------------------------------------------------■材料 (シリコンカップ12個分) 米 粉 200g 抹 茶 小さじ2ベーキングパウダー 小さじ2 三温糖 120g 塩 ふたつまみ 牛 乳 200cc 甘納豆 適量■作り方1. 米粉・抹茶・ベーキングパウダー・三温糖・塩をボウルに入れ、 よく混ぜる。 2. 1に牛乳を加えてよく混ぜる。3. 甘納豆も入れて、さっくり混ぜる。4. カップに生地を入れ、蒸し器で約10分蒸す。
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※本レシピは、ご家庭でお楽しみいただくほか、下記に記載の範囲内でのご使用をお願いいたします。 なお、下記の目的で使用される場合は、考案者の先生のお名前を必ず記載してください。・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する米粉普及に係る各種イベントにおける使用(印刷物としての配布等)・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する料理教室における使用・「やまがた米っ粉クラブ」事業者会員(小売店等)が県産米を使った米粉を販売する際の販促資料としての活用(印刷物としての配布等)
-----------------------------------------------------------------------■材料 (17cm 1ホール) 米 粉 70g 卵 4個 砂 糖 80g 牛 乳 大さじ3 菜種油 大さじ3■作り方1. 卵黄3個分・砂糖40g・牛乳・油をボウルに入れ、よく混ぜる。 2. 卵白4個分に砂糖40gを入れ、よく泡立てる。3. 1に米粉を入れ、さっくり混ぜる。4.3に泡立てた2のメレンゲを入れ、ふんわり混ぜる。5.170℃のオーブンで約30分焼き、逆さにして冷ます。
10月27日鈴川コミュニティーセンターにて天童市の菓子工房ボンむらやまの村山パティシエによる第3回米粉料理教室が開催されました。当日は台風が来るか反るかの怪しい天気になりそうで心配でしたが、村山パティシエはなんと晴れ男だそうで、台風の合間の晴れの天気に恵まれました。山形市をはじめ、上山市・天童市・村山市・新庄市・米沢市と県内各地からの参加者の皆さんが足を運んでくださいました。早速、パティシエのデモンストレーションがはじまりました。今回はスイーツ3品を作りますが、まずは「豆腐のジャム」を作りますよ。参加者の方も熱心にメモを取りながら、作り方を聞いています。クリームチーズとトレハロースを一緒にした鍋を火にかけ、なめらかに混ぜた豆腐と牛乳を鍋に足して混ぜ合わせていき、砂糖と米粉を加えます。できた豆腐のジャムは、熱いまま瓶に入れていきます。参加者の方は熱心に煮詰めた状態や固さを確かめています。さて参加者の方も調理を開始。煮詰めていると、材料の状態が変わってきます。糖度が40度になるまで煮詰めていくのですが、なかなか素人にはどれくらいの糖度かなんてわかりませよね。ちゃんと糖度計という測る器具があるのです。がっしりと重みのあるプロの道具を見せてもらいました。できたジャムを瓶に詰めて、さらに煮沸作業。ぐつぐつとお湯が沸騰してきたら、瓶のフタを下にして弱火で約30分ほど煮沸していきます。ジャムを煮沸しているあいだに「大地のロールケーキ」を作りはじめます。牛乳・生クリーム・バターをフライパンに入れて沸騰させて火から下ろし、一気に米粉を入れます。ダマにならないように素早く混ぜ合わせます。まとまった生地に卵黄を加えていき、ゴムベラで混ぜ合わせていきます。糊化したシュークリームの生地みたいな感じです。しっかりとメレンゲも作ります。ツノがこんな風におじぎするくらいが泡立ちの目安ですね。メレンゲをサクッと合わせた生地を天板に入れて、平らにします。余熱を上げておいたオーブンに入れて、約15〜18分焼きます。参加者の方も各テーブルで開始です。フライパンでロールケーキの生地作り。こういう生地作りは、はじめての方も多かったようですね。生地はこんな感じで大丈夫なのか…パティシエに見てもらっています。皆さん和気あいあいと。パティシエも楽しそうですね。今回の参加者の方の中には、親子が3組いらっしゃいました。親子で楽しみながら作ってもらえるのもうれしいですね。さてパティシエのロールケーキの生地が焼き上がりました。バンバンと天板ごとテーブルに落としてショックを与えて、水蒸気を追い出します。きれいに焼けたロールケーキの生地は、冷ますために窓際に。いい匂いが漂ってきました。冷めるまでしばらくお待ちください。次はクレープの生地作りに入ります。ボウルに米粉・グラニュー糖・塩を入れてよく混ぜて、ダマにならないようにほぐした全卵・卵黄を加えて混ぜます。牛乳やバターを入れてさらに混ぜ合わせたクレープの生地は、漉し器で漉してなめらかにします。
さて参加者さんのロールケーキの生地が焼けてきましたよ。パティシエはすかさず焼き上がりをオーブンから取り出して天板にショックを与えます。焼き上がったロールケーキの表面を押して少し戻るような弾力があるとOKです。この弾力が大事なのだそうですよ。手で触って確かめています。クレープを焼いていきます。パティシエは家庭にもあるフライパンで焼き方のコツを教えてくれました。やはり温度は大事ですね。耳元で音を聞いてみて温度がわかるのだそうです。参加者の皆さんもクレープ生地作り。生地を漉して完成です。さて生地はできましたが、やはり重要なのは焼き方ですね。皆さんバティシエの焼き方を真剣に見て、説明に聞き入っています。ちゃんときれいな焼き目で焼けましたね。他のテーブルの皆さんもきれいに焼けています。なかなか上手ですね〜。パティシエがクレープのデコレーションをはじめました。うっすらショコラ色のクリームは玄米粉クリームです。スポンジを乗せてさらにクリームを。バナナを乗せてキャラメリゼしたくるみとチョコもトッピング。巾着型のかわいいクレープは、リボンで結ばれました。クレープの中身の話は実は決まっていなかったので、まさにサプライズになりました。お店で売っているようなかわいいクレープをこの教室のためにありがとうございました。自分のクレープは、自分でデコレーション&トッピングして1人2個ずつ作りますよ。こちらもきれいに包みあげました。リボンもスムーズに結べましたね。それではロールケーキに取りかかります。スポンジに生クリームを塗ってさっき作った豆腐のジャムを絞り出して、大納言かのこ豆をぱらぱらと。くるりとロールケーキを巻いたら、仕上げに粉糖を振りかけます。巻きあがりがきれいになるように、端っこをカットするとちゃんときれいに仕上がるのですね。パティシエのクレープとロールケーキが完成しました。さすがプロのお仕事ですね。形も美しく艶めいていて美味しそうです。参加者の方のロールケーキもきれいに巻けて、粉糖を均等に振りかけています。できあがりまでもうすぐですよ。皆さんがロールケーキを作っているあいだに、パティシエがりんごのコンポートを作ってくれました。甘い美味しそうな香りがしてきます。皆さんできあがったので、揃っていただきます。3品を3時間半で完成しました。小腹も空いておいしいティータイムに。ちょこっと味見をして、あとはお持ち帰りに。あちらこちらから美味しいねの声が聞こえてきます。
「豆腐のジャム」レシピは→こちら 「お米のクレープ」レシピは→こちら「大地のロールケーキ」レシピは→こちら