2014年2月25日山形市・パレスグランデールにて、山形県米粉利用拡大プロジェクト推進協議会・農商工連携によるスイーツ作り実行委員会・やまがた食産業クラスター協議会の共催による「んまい!やまがた米粉×やまがたスイーツフェスタ」が開催されました。県内の農業者と菓子製造業者で開発されたスイーツ発表の「やまがたスイーツプロジェクト等事例発表会」、米粉商品を取り扱う出展事業者と県内外の仕入業者が情報を交換し合いビジネスマッチングを行う「ビジネス情報交換会」、料理研究家の今別府靖子先生を迎えての「米粉食品調理デモンストレーション」、そして県内の米粉食品やスイーツの試食が立食形式で楽しめる「試食交流会」の3部に分けられての開催です。MCは山形放送の小川香織アナウンサー。「やまがたスイーツプロジェクト等事例発表」のトップバッターは、第6回貝印スイーツ甲子園にて北海道・東北ブロック代表となり、決勝大会へ出場した県立山辺高等学校の「うんめぇず★」の3人です。つや姫のパフやさくらんぼのゼリーを使った、米どころ山形の田んぼをイメージしたケーキで、芭蕉の句を描いた飾りや山形の観光を表現したアイディアいっぱいの「米くうべ♪」を紹介。この模様はBSフジで放映されました。高校生ならではの柔軟な発想が満載です。次に山形の農業者と菓子製造業者とのマッチング促進のための「やまがたスイーツプロジェクト」の事例が紹介されました。なんと山形はケーキ全国第2位、シュークリーム等の他の生菓子では全国第3位、さくらんぼ等の他の果物は全国第1位の消費量なのだそう。この両方を組み合わせれば、ベストマッチですね。また新たな山形の魅力が生まれそうです。戸田屋正道さんでは、さくらんぼあんを使った和菓子「桜桃袱紗」の説明を。シベールの尾関パティシエは、つや姫のライスパフを使った焼きチョコのお菓子「やまがた姫チョコ焼き」を。まだ試作段階ですが、すぐに商品化されそうなものも。農業者と菓子製造業者のマッチングよる9店11品が紹介されました。第2部は、料理研究家の今別府靖子先生を迎えての「米粉食品調理デモンストレーション」です。MCの小川アナのナビゲートで、先生の手元がよくわかるよう会場のプロジェクターに映し出されてのデモンストレーション。きょうは米粉料理3品とスイーツ1品で、全部で4品作ります。メニューは米粉を衣に使った「天ぷら」、米粉で作るホワイトソースを使用した「ホワイトシチュー」、味噌入りホワイトソースの「米粉の味噌グラタン」、簡単で美味しい「林檎入り丼ぶりレンジショコラケーキ」。会場には、175名の米粉&スイーツファンが集まりました。会場では皆さんがプロジェクターを見ているあいだに足早にデモンストレーションが進められ、天ぷらもホワイトシチューもどんどん完成。結構簡単にできそうですよ。米粉商品を取り扱う出展事業者と県内外の仕入れ業者が情報を交換し合い、ビジネスマッチングを行う、ビジネス情報交換会も行われました。デモンストレーションが続く中、わたしはひと足早くお隣の「試食交流会」の会場へおじゃましました。山形の食べる、飲む、住まうをテーマに県内の会社が集まり、デザイナーのプロデュースのもと、東北芸術工科大学のサポートにより生まれた新ブランド「agarey(アガレイ)」。2月にパリの見本市にも出展した話題のパスタ、玉谷製麺所の「雪結晶」も、その製品の一つです。その名のとおり雪の結晶の形をしたオシャレなパスタ。発芽米や赤米の米粉を使用しています。残念ながらきょうは試食のみですが、繊細な雪の結晶の形は見事です。プレゼントにも喜ばれそうなパッケージもさすがですね。さて、どんどん試食しながら紹介をしていきます。まずはスイーツプロジェクトから。今回の主催でもあるやまがた食産業クラスター協議会の「チョコレートをまとったYAMAGATA極上フルーツ」3品。ミキヤ洋菓子店とのタッグで生まれました。「県産さくらんぼ×生チョコ×ミルクチョコ×さくらんぼパウダー」セミドライにしたさくらんぼをラム酒でマリネすることで生の食感に近い状態にしチョコをコーティング、県産さくらんぼ「紅さやか」のパウダーをまぶしたさくらんぼの酸味とチョコがベストマッチの逸品。これは高級感もあり、首都圏できっとウケますね。そして「県産白桃(恋香桃)×スイートチョコ」。加工用に優れた桃 「恋香桃」のセミドライにチョコをコーティングしてありますが、果肉が生の桃のようにしっかりしており、上品な桃の味わいが生きていて美味。桃とチョコも合うのですね、新発見です。2013年度の米粉料理教室の先生を務めていただいたシベール・尾関パティシエのつや姫のライスパフがサクサクの「やまがた姫チョコ焼き」。コレ美味しいです! 早く発売して欲しいですね。そして41店もの参加がありました米粉料理・スイーツの中からいくつかご紹介します。まずは、加工蔵まやの「米粉桜あん入り桜の葉付き」。ちょうど今が旬の桜もちですが、自家製米粉を使用したこの桜もちの食感はおもしろいです。桜の葉漬けもオリジナルで作られたそうです。春をイチ早く先取りさせていただきました。
スイーツ選手権決勝戦に出場した山辺高等学校食物科の「まるでトマ豚」。米粉を使ったもちもちの皮にトマトを入れ、米で育てた米舞豚の肉あんがたっぷり入っています。すべて山辺産で形もトマトになっている高校生の発想がかわいい肉まんでした。MONO BAGELのお米のタルト(トルタ・ディ・リーゾ)。砂糖と牛乳で炊き上げた米をタルト生地に使っているそうですが、お米っぽさが感じられない美味しさ。オススメです。こちらは、日東ベストの「お米deガトーショコラ」「お米de国産りんごのタルト」。小麦粉アレルギーの方にも食べられるように、米粉だけで卵・乳も使用していないので、アレルギーの方にも安心して食べらてもらえるお菓子です。おしょうしな本舗ロワールの「お米で愛っす♡キャンディー」。米沢産の伝統野菜や特産物に米粉を入れたちょっと不思議な食感のアイスキャンディー。さらっとしていて健康的でいいですね。会場は41もの出店があり、今別府先生と小川アナも出店者の方にお話を聞きながら試食して回っています。参加者の皆さんも試食をしながらアンケートに答えています。項目も結構細かいですよ。出店者の皆さんは率直な感想を聞けるいい機会です。たくさんあってお腹いっぱいですが、すべてのお店の試食はできましたか? 置賜の米粉料理教室でシフォンケーキを教えてくださったまっ直ぐ屋さん。紅玉りんごのシフォンケーキは、りんごの自然な風味が広がって、まっ直ぐ屋さんならではの、しっとりふわふわがうれしくなるシフォンケーキです。きてけろくん発見! 会場を優雅に歩いています。今年はDCキャンペーンもあるので、きてけろくんも引っ張りだこですね。たくさん並んだ中にも県外へのお土産にもぴったりな商品がたくさんあります。きてけろくんなら、どの山形土産をオススメしてくれるかな?あやめそば舟越さんの「こめこ紅きり」。こちらはお店で食べられるメニューですが、県産はえぬきの米粉8割に山形県産小麦ゆきちからをつなぎに入れ紅花を練り込んだつるつるさらっと食べられる紅きり。長井に行ったときはお立ち寄りくださいね。庄内の米粉料理教室の先生をしてくださったハーフタイムさん。自家製米粉を使用したクッキーは、種類もいろいろ選べて、プレゼントにかわいいパッケージ。サクサクの手づくりクッキーは美味しいですよ。飯豊町の田中屋さんの「米粉コロッケ」。衣に米粉を使うとサクッカリッという歯ごたえがくせになりそうな米沢牛入りコロッケです。置賜の米粉料理教室の先生をしてくださったコンフォルタさん。きょうは米沢産つや姫使用の焼きたての米粉ワッフルを実演してくださいました。トレーラーハウスのカフェでイートインもテイクアウトもできますよ。そして県庁食堂の「ん〜米! 米粉スムージー」。カラフルな彩りで種類も増えたスムージーはぜひ試していただきたい。この食感が独特なので、皆さまにも楽しんで欲しいです。きょうは人気のため早々と品切れになってしまい残念。さて、すべての紹介はできませんでしたが、最後に今別府先生とMCの小川アナのツーショットを。米粉を知り使いこなしていらっしゃる今別府先生も楽しんでいただけたようです。県の番組でも米粉の取材をされて、ますます米粉の魅力を知った小川アナ。お二人ともおつかれさまでした。一大イベントの「んまい!やまがた米粉×やまがたスイーツフェスタ」は大盛況にて、無事幕を閉じました。参加者の皆さんもご来場ありがとうございました。
2.米粉食品調理デモンストレーション
3.試食交流会
(2)第1部:「やまがたスイーツプロジェクト等事例発表」(13:35〜14:15)
(3)第2部:「ビジネス情報交換会」(14:25〜15:15)
※一般来場者は隣接会場で以下に参加しています。
(4)第3部:「米粉・スイーツ試食交流会」(15:30〜16:30)