高いけど美味しい!いちじく 季節もののいちじくは高いけど美味しい

夏の終わりが近づくとスーパーマーケットの市場に出回る「いちじく」。いちじくは日本の市場で購入できる果物です。子供の握り拳ひとつ分ある果実は薄い皮で覆われ、熟した果実では人の手の力で簡単に割れてしまいます。ケーキ屋さんでいちじくを使ったケーキを見ることがありますが、果実そのものを食べる方が贅沢です。いちじくの販売価格はだいたい6個一パックで380円から480円と価格は変動してゆきます。
9月から11月にかけて初夏の時期には低価格より、秋には高価格よりに変動しがちです。こうして、日本では果物のほとんどが高くなっていますのでいちじくも、同様に高いと思う値段です。いちじくの食味は好きな人にとっては大変美味なるものです。


一般家庭で普段使いに購入する価格は、一パックで300円からが多くなっているようです。一パックに入る個数は大きめで4個入り、小さめで6個入りという個数の商品が多そうです。価格は300円から400円代、消費税を加えると400円から500円という相場です。


季節商品であるいちじくの値段が高いと感じる理由は、いちじくはもともと山に自生している果物です。栽培した果実ではなくて自生したいちじくを獲って食べて育つと高いと感じてしまいます。栽培した収穫物である場合は、肥料、水やりなどの手間隙のコストを考慮すると適切な価格になるのかもしれません。いちじくの栽培は、ハウス栽培が多いと聞きます。これは、いちじくの果実が暴風雨に弱く、果実が落下しやすいためということ。ハウス栽培品であれば適切な価格なのかもしれません。購入側としては小さなであれば一パック380円は高いと思うので、せめて小さめ6個入りを290円ほどに下げて欲しいところです。


いちじくのおいしさは、まず成熟した果実が柔らかいことにあります。人の手で割っても容易に割れてしまうことから、包丁などでカットする必要はなく、緊急時でも手軽に皮を剥いて口に運ぶことが可能です。
また、果実のあじは、甘すぎず、汁が出ないために口にしやすい点があります。味は酸味や甘味は控えめ、いちご、ベリー類のように強い味ではなく、ソフトな食味です。桃のように汁は出ませんので食べやすいというメリットもあります。りんご、梨のように包丁で皮を剥く必要もありません。プチプチとした種周辺も、アケビのように種が占めていて食べる部位がないということもありません。いちじくの甘さ、柔らかさは他のフルーツと比較しても、断然異なる食味といえます。よく洋菓子に利用されていますが、果実はそのままで食べる方法が最もおいしいと思います。最も素晴らしい点は、いちじくの果実を食べた後の後口です。葡萄のように酸味が強くなく、桃のように甘くない。口当たりもさっぱりとしており、とても上品な果物です。


いちじくは季節ものの果物で、まだ一年を通した流通が少ないと思います。夏から秋にかけて市場に出回るので、いちじくがスーパーに出る時期には他の食品を買わない、いつもよりも安い食品を買うようにしています。いちじくの価格を見ながら、必ず安い時期に買います。いちじくがない時は、安売りのバナナを買う時が多く、他の果物は高いために買いません。わずか100円程度の価格差でも安い時期に買うようにタイミングは見計らっています。


 

2021.11.15:kokon:[コンテンツ]

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