こども芸術大学

こども芸術大学
ログイン



1月30日
お母さんたちの卒業制作として
東北芸術工科大学の美術科の前田耕成教授の指導の下、
大理石を磨き、こども芸大園庭に設置するという活動が行われました。
はじめは黒くくすんでいた石ですが、
前田先生がお手本に砥石で磨いて見せると
そこには輝くような白い面が。
お母さん、子どもたちも思わず
「わあ。きれい。」
声を上げました。



次は、子どもたちの番です。
大理石を磨き、水をかけ流すと、
研いだものが溶け出しミルクのようです。
次はお母さんの番。
じっくりと石に向き合います。
庭でほかの遊びをしていた子も、
指でふれ、
「つるつる」
「こっちはざらざら」
と石に興味を示しました。
少しずつ自分の手をかけて変わっていく石。

前田先生は「最近は“力加減” というものを気にする機会が減ってきているように思う。
どのくらいの力をかけると、どのように変化していくのか、
石の温度、質などを感じながら取り組んで欲しい」
と話していました。



この日は、五感をつかって絵を描くことを
芸工大美術科の谷口非常勤講師に習いました。

素材はりんご。まず、りんごの色をじっくりみます。
なんとなく「りんごは赤」だと思っていたけど、
実際は茶色やみどり、黄色などの微妙な色合いが混じっています。

次に、においをかいでみます。
甘いにおい、すっぱいにおい、爽やかやにおい…様々なにおいを感じます。
そしてりんごを切って、中をじっくり見つめます。
改めて「りんごは赤じゃなかった」と感じたのは私だけでしょうか。



今後は、食べてみます。
いつも食べているより、親密な味がしました。

いよいよ画用紙にクレヨンでりんごを描いていきます。
まずは、中に入っている芯を、
次にりんごの実を、
自分が感じたように何色ものクレヨンで描いていきます。

そして、外側。
たくさんの色を重ね合わせて、
りんごのいろんな持ち味を表現していきます。
微妙な色合いが生まれてきます



りんごのたくさんの持ち味を実感したように、
描いていく過程にもいろんな発見がありました。

絵が苦手だと思っていたけど、
描くのが楽しくて時間を忘れてしまったこと。

クレヨンで色を重ねて微妙な奥深い色が描けること。

りんごのいろんな面を発見することで、
ものの見方が広がったような気持ちがすること。

描いていくことで、自分が解放されていくこと…。

最後にみんなの作品を見ながら、谷口先生が1人1人の絵のよさ
や味わいをほめてくれました。



誰一人、同じようにはならないけど、
全部がとてもすてきな作品でした。

子どもにも、それぞれのよさや性格があって、
表面だけではわからないそれぞれの個性があること。


−そんなことを考えさせられた80分でした。
家で子どもと一緒に描いたら、もっと楽しいかもしれません。





12月20日にお母さんたちの企画による
クリスマス会を行いました。


 

第1部は保護者のビオラとバイオリンの演奏、
お母さん方の「大きなかぶ」のお芝居、
第2部はハンドベルの演奏、
サンタクロースからのクリスマスプレゼントなど、
みんなで楽しみました。

最後には、サンタクロースにお母さんたちからの
プレゼントも。



この日に向けて、
こども芸術大学はクリスマスの飾りつけで
楽しい雰囲気がいっぱい。

お母さんと子どもたちで、さまざまなアイデアを出して、
いろんな作品ができあがりました。








12月18日、
東北芸術工科大学の循環バスの1台に、
だいちぐみ(5歳児)の子どもたちと学生による
絵が車体に印刷されました。
東北芸術工科大学の循環ラッピングバスは、
学内コンペティションで選ばれた学生の作品に引き続き、2台目となります。


子どもたちと学生が創作の時間にダンボールのバスに
絵を描いていましたが、当日まで本物のバスになるということは、
子どもたちには内緒にしていたため、
バスが来たときは、わっという歓声があがりました。


その後、子どもたちは、自分の施したところを探しては、喜んでいました。



この「ラッピングバス計画」担当者のお一人である
建築環境デザイン学科助教授の吉田朗先生から
次のようなバスのお話をいただきました。

「学校のお兄さん、お姉さんを乗せるバスの兄弟のお話です。
ある日、学校のお姉さんから服が一つだけプレゼントされます。
お兄さんバスは、弟バスにそれをゆずります。
それを見ていた神様が
こども芸術大学の子どもたちに
頼んで素敵な服を作ってもらおうと考え、
お兄さんバスにも子どもたちが描いた服が着せられ、
大変喜んだということです。」


お兄さんバスにプレゼントをあげた子どもたち、
この思い出は子どもたちにとっても
一足早いクリスマスプレゼントになったのではないでしょうか。

ペッタン、ペッタン、と
餅つきの音に合わせて子どもたちが
嬉しそうに飛び跳ねます。

12月13日こども芸術大学では、
だいちぐみ(5歳児クラス)にて
収穫祭の餅つきが行われました。

だいちぐみの子ども達は今年1年、
様々な野菜や穀物を育ててきました。
今回は収穫祭ということで
収穫されたもち米を使って餅をつき
夏に採れた枝豆できな粉をつくり、
「きな粉餅」をつくりました。

なんと、きな粉も子どもたちが
枝豆を乾燥させ、大豆すりつぶしてつくった「お手製きな粉」です!



また、納豆作りにも挑戦しました!
もち米のワラを利用して発酵させた「手作り納豆」
お餅とあえれば「納豆餅」の出来上がり。



大豆をフードプロセッサーにかけ、
自分の知っている“きな粉”に変わったこと。
納豆のわらを開けた瞬間、
本当に納豆の匂いがしたこと。
お米をついてねばねば伸びる餅に変わること。
こどもたちは畑からお皿の上に並ぶまで、
多くの過程を見てきました。

その変化一つ一つに感動し、
やっと自分のお腹に入るとき、
収穫の喜びを十分に味わっていたようです。

4歳3歳の子どもたちにもつきたての
おいしいお餅をふるまい、
おじいちゃんやおばあちゃんも
一緒にぎやかな餅つき大会となりました。

11月20日から11月22日まで
京都からのお客様がいらしていました。
本学(東北芸術工科大学)の姉妹校である
京都造形芸術大学のこども芸術大学から
3組の親子とスタッフの方1名がここ山形へ
いらっしゃったのです。

お母さんも子どもたちも、数日前からわくわ
くして準備に取り掛かりました。


歓迎会では芋煮をつくり山形の味を感じても
らいました。

子どもたちも、すぐに仲良くなり一緒に遊ん
でいました。芸工大のグラウンドで体を動か
したり、畑から大根やかぶを抜いたり、寒さ
に負けず元気に活動しました。



またお母さんたちは、それぞれのこども芸大
での活動の様子を話したり、京都のお母さん
からは手作りのお菓子のレシピ本の作品を見
せていただいたりと、互いに刺激があったよ
うです。
京都からいらした皆さん、ありがとうござい
ました。




枯葉が舞う季節になりました。
ここ、こども芸大は、
山のそばということもあり
曇りの日は冷たい風が吹いてくるのですが、
子どもたちはいつも元気に外で活動しています。


そんな寒い日にこども芸大のそばにあるお地蔵様も
寒そうにしているのではないかと、
女の子がお地蔵様に服を作ってあげようと提案しました。

そこで、こんな会話がありました。
先生「お地蔵様すごくあったかそう。これなら、風邪ひかないよ。」
女の子「お地蔵様があったかそうだと、なんかこっちまであったかくなる。」

この一言で、人?(お地蔵様)の気持ちを
共有できる大切な心だと感じました。
お地蔵様はもちろん、周りのお友達も、
先生もみんなその一言で暖かくなったのではないでしょうか。

...もっと詳しく
はやいものでこども芸術大学は今週から夏休みです。
子ども達の居ない子どもの施設って寂しいものですね。

でも、そんな寂しさを感じさせない
とても強烈でインパクトのある写真展を
現在、こども芸術教育研究センターにて開催しています。

写真家大橋仁さんの写真集「いま」の中から
妊娠、出産、成長、そしてまた命を宿るという
一連の人間の「生」について
真っ正面から撮りためた写真を12点展示しています。



展示作品のなかには、
赤ちゃんがこの世に生まれでる瞬間の出産シーンや
生まれたばかりの赤ちゃんの写真など命の力強さが伝わる作品や
幼児の泣き、笑い生きる姿を納めた作品など
写真集「いま」をかいま見ることが出来る展示を行っています。



こども芸術大学の理念「母なる大地の回復を願って」に通じる
今回の写真展。ぜひご覧頂いたき、
一人一人に「命」について感じ考えていただければと思います。

美術館大学構想室のブログでもご紹介いただきました。

★写真展
会期 7月24日(月)〜8月10日(土)
時間 10:00 〜 17:00
休館 7月30日(日) 8月5日(土)
会場 こども芸術教育研究センターギャラリー

★ギャラリートーク
大橋さんご自身に写真集「いま」についてお話しいただきます!
当日は東北芸術工科大学のオープンキャンパスも開催しています。
日時 8月6日(日)?@11:00〜  ?A14:00〜
会場 こども芸術教育研究センターこども劇場




今日、こども芸術大学ではプロダクトデザイン学科の
お兄さん、お姉さんが作ってくれた「まげいす」の贈呈式を行いました。

「まげいす」とは
昨年度のプロダクトデザイン学科の専門演習の中で製作した
成型合板による子どものための椅子のことです。
学生の皆さんはこども芸術大学の子ども達や保育スタッフへの調査・取材を行い、
子ども達のために安全で、機能的な個性溢れるイスをつくってくれました。

今日はその「まげいす」の贈呈式ということで
製作してくれた学生さんと、演習を担当してくれた降旗先生も
こども芸術大学に足を運んでいただき
子どもたちに出来上がった「まげいす」をプレゼントしてくれました。




子どもたちはかわいいイスを受け取り
さっそく、座ったりテーブルにしたりと
座る以外にも大活躍しそうです。

最後に子どもたちからお礼に庭で摘んだ草花のブーケと
ありがとうカードを手渡しまし、
全員で大きな声で「ありがとう」の気持ちを伝えました。

これから、「まげいす」はこども芸術大学のアトリエで
大活躍しそうです!
こども芸術大学のギャラリーにも展示してあります。
子どもたちの使う「まげいす」ぜひ見にきてください☆
powered by samidare