こども芸術大学

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今日は、1月生まれの子どもたちのお誕生会。

あるクラスのお母さんが、
メッセージを読んでいるとき、
うれしい気持ちがあふれて、涙がポロリ。

それを見ていた、別のお母さんもスタッフも、
うれしいきもちがあふれて、涙がポロリ。

きょとんと見つめる子どもたち。

「これは、うれしい涙なんだよ」と、お母さん。

うれしい涙ってみんなに伝わっていきますね。

嫌な気持ちで流す涙もあるけど、
うれしい気持ちでも涙が出ることを知った子どもたち。

お帰りのときに、この出来事を伝えると、
また別のお母さんもポロリ。

うれしい気持ちがつながる、ひろがる、出来事でした。



最後は、5歳のだいち組のみんなは、
「おおきなじゃがいも」という創作劇をやりました。

春ごろから、だいち組で流行っていた
踊りや歌の「発表ごっこ」
見てもらう楽しさを感じていた子どもたちは、
もっとたくさんの人に見せたい!という気持ちが高まり。。。

みんなで協力して劇をしよう!
そして、お父さん、お母さんに見てもらおう!
そこから、創作劇づくりの話し合いが始まりました。

夏休みや冬休みに、家族と一緒に絵本を作ったり、
お母さんや学生と一緒に衣装や舞台美術をつくったり。

みんなで協力して一つのものを作り上げられるのは
だいちさんだからこそではないでしょうか。





お友達を気遣いながら、「心」を通わせ合ううれしさを
この「おおきなじゃがいも」を通して感じあえたと思います。

こども芸大で過ごした思い出がたくさん散りばめられた
「おおきなじゃがいも」
子どもたちの宝物になればいいなぁ。






当日は、おじいちゃん、おばあちゃん、
たくさんのご家族の方々にお越しいただきありがとうございました。
きっと、ご家族の方に見てもらい、
今日の頑張りが一人ひとりの自信につながったとおもいます。

また明日から、ちょっと成長したみんなに会えるのが楽しみです!



今日はこども芸術大学のお楽しみ会。

子どもたちの普段の生活の中から生まれた「お楽しみ」を
お母さんやお父さんに見せてあげよう!というものです。

3歳のほし組さんは
はじめてのお楽しみ会。

雪が降り始めたころ、ほし組の子どもたちに
トトロから贈り物が届きました。
箱の中には「たね」が。
「トトロのたね」は、小さな芽をだしすくすくと育っています。
そして、今日はトトロにダンスを見せる日。
26人の可愛いトトロたちがステージで張り切ってダンスを踊りました。



元気いっぱい踊った子。
いつもとは違う雰囲気にびっくりした子。
テレながらもニコニコしながら踊る子。
みんなそれぞれに、がんばりを表現してくれていました。



友達と一緒に一つのことをする楽しさや、
お母さんやお父さん、お友達に
がんばっている姿をみてもらう喜びを感じていたようでした。



見ているだけで、かわいいほし組さんの姿に
思わず笑みがこぼれてしまう。。。
みんなの心をあったかくしてくれるたほしぐみのみんな。
ありがとう!





午後の教室とは、子どもとお母さん、芸工大の学生が一緒にもの作りをしたり、新しい遊びを一緒に考える場です。



今回の午後の教室のテーマは「変化を見つめよう」です。

石から絵の具になる変化を紹介し、実際に絵の具を作ってみました。


鉄鉢で石を砕いて…



石の粉をふるいにいれてシャカシャカシャカ…


するとザラザラの粉、サラサラの粉、もっとサラサラの粉が出来ます。
細かさの違う3つの石の粉は、絵の具のもとです。



絵の具のもとに膠と水を入れて指で混ぜ、そのまま指で描いてみます。

同じ石から出来た絵の具も、「ざらざら」絵の具と、「とろとろ」絵の具では色も感触も違います。
「こうやって昔の人は色を出そうと工夫してたんだね。」
「この絵の具が描きやすいね」
と、絵の具の感触を感じていたようです。



カラフルな色の絵の具も作って、子どもたち、お母さんがそれぞれ絵を描いていきます。
親子で同じ色を使っているので、なんとなく絵の雰囲気が似ているのですが、それぞれの子どもらしさ、お母さんらしさが出ていて、おもしろいなあと思いました。


今回は絵の具を通して変化を見てきましたが、身のまわりにはいろんな変化がたくさんあります。


たとえば…


紫キャベツの汁にレモンを入れたら色が変わったり、小麦粉と砂糖とバターを混ぜて焼くとお菓子になったり。


身近にあるものがどんな材料でどんな変化を経てこの形になったのか、興味を持ってもらえれば、午後の教室は大成功です!


台風が去ったら、いっきに秋の気配が深まった山形市。
前日までのぐずついたお天気とはうってかわり、
今日は晴天の秋晴れです!

こども芸術大学の親子うんどうの日は、
お父さん、お母さんもみんなで運動を楽しむ1日です。
運動に夢中になり楽しんで体を動かす経験をすることを目的に、
子ども達が運動を楽しめるようなストーリーを展開します。

「早く走ること」や「上手に出来ること」も大切なことです。
でも、3、4、5歳のこの時期だから、
親子で心を通わせて楽しめる運動があるはず!



子どもとお母さんが手をつなぎ、
心を合わせてジャンプをすることで
子どもだけでジャンプするより、
何倍も高くダイナミックな動きが出来ます。



お友達と心を通わせながら一歩一歩、歩みを進めることで
前へ前へ進むことが出来ます。



心を通わせたり、夢中になったりする経験が、
「運動=楽しい」感覚につながっていきます。

そんな楽しい経験をたくさん出来る1日になるように、
1ヶ月ほど前から、柳川先生とお母さんとスタッフが
アイディアを出し合いました。

そして、生まれたのが「秋さがし」
森の動物たちから、お手伝いを頼まれた子ども達が
一生懸命木の実を運ぶと…
すてきなプレゼントがもらえる。というお話です。







みんな、一生懸命がんばって、走って、跳んで、転がって…
それぞれの楽しみを見つけた子ども達。

秋晴れのあおぞらの下、気持ちのいいひと時を過ごすことができました。

アイディアだしから、当日の片付けまでお手伝いいただいた、
お父さん、お母さん、ご家族の皆さんありがとうございました!


今日は、ロザリー・ゼルドーさんと一緒に、
心と体をハッピーに開放するワークショップを体験しました。

ロザリーは、フィリピンのミンダナオ島から
山形国際ドキュメンタリー映画祭の招聘アーティストとして
1ヶ月前から山形へ滞在しているアーティストです。
ロザリーは地元ミンダナオ島でも、子ども達と一緒に
環境問題を考えるアートワークキャンプなどを催し、
子どもから大人までみんなで、
環境について考える場や作品などを制作しているそうです。

今回のこども芸大ではロザリーと一緒に、
フィリピンの子どもたちが大好きなゲームや
心を、絵や声、体で表現する「Happy body」などを、
ゆっくりとした時間の流れの中で楽しみました。


歌って、踊って、南国の風をこども芸大へ運んでくれたロザリー


フィリピンの子どもたちが好きなジャンプゲームを
教えてもらいました



わたしのハッピーを形にしよう!


ハッピーを音であらわすを…
ハッピーな音が3つ重なり合って、音楽が出来上がり!

「子どもが子どもらしいありのままの姿でいられることが
いちばんハッピーなこと」
と話すロザリー。

ロザリーとの交流を通し、
私たちの暮らす山形、広くは日本と、
ロザリーの暮らすフィリピンとの
文化の違いにふれ、
「ゆっくり心で感じる」ことを忘れてたなぁ〜と反省。

子どもって、自然とそれができるんですね。
ロザリーとも言葉は通じなくても
心で感じ、自然とつながりあえた瞬間がたくさんありました。

ロザリーに運んでもらった、「Happy」を
いろんなことに感じて、見つけて過ごしたいですね。


今日は、いよいよ大学祭。
お天気にも恵まれ
たくさんの方にご来場いただきました。

子どもたちもお母さんたちも、
この日に向けて夏休み明けから準備を進めてきました。

だいち組(5歳児)が出展するお店「だいちやさん」
手作りのかわいらしい商品がならび、
元気な「いらっしゃいませー」の呼び込みの声。
本物のお店屋さんを任された子どもたち、最初は少し戸惑いながらも
精一杯、店番をしてくれました。



牛乳パックや新聞紙を紙すきして再生させたしおりや
お散歩中にひろった木の実や
キラキラした石などをあしらったアクセサリーをプレゼント!



3歳は、初めての大学祭。
手作りのお財布を首からぶら下げお買い物へ!




牛乳パックや新聞紙を紙すきして再生させたしおりや
お散歩中にひろった木の実や
キラキラした石などをあしらったアクセサリーをプレゼント!





「こども芸大にあそびにきてねー」
4歳の子どもたちは手作りの案内をもって呼び込みです。

劇場では、お母さんたちの手作り品の販売や自然アート。
ペットボトルを再利用してつくったゴロゴロコースター。
昔ながらの「笹巻き」「がんずき」「しそジュース」
どれも、お母さんの味でほっこりします。





身の回りにある食品廃材や木の枝や石、貝殻、木の実など、
すこしだけ視点を変えてみると、
ゴミが資源へと再生します。
お母さんや子ども達がそのヒントを
大学祭を通して多くの方に
気づかせるものだったと思います。

今回の大学祭のテーマは「だいちの恵み−再生−」
お母さんと子どもたちのあったかい心が
あふれたステキな時間でした。

また来年もぜひご来場ください!


金木犀の香が秋の気配を感じさせているこども芸術大学のお庭。

今日はみんなで秋晴れの庭で、思いっきり絵を描きました。

2階から張ったビニールシートと、
芝生の上や木から張られたビニールシートなど
普段とは一味違うキャンバスとパステルカラーの絵の具。

それを見た子どもたちは
驚きと好奇心を隠しきれないキラキラした表情で
絵筆と絵の具カップを握りしめ
ビニールシートめがけて飛び込んで行きました。

子どもたちの絵筆であっという間に鮮やかになるシート。
ビニールシート越しに友だちの顔に描いたり、
黒いビニールシートを「おばけみたい!」と言いながら
カラフルおばけに塗りかえようとしたり。



子どもたちの絵筆は、
お庭の木の支柱や丸太や自分の身体へとのびて行き、
両手足緑色でカエルになりきっている子、
今日の空のように真っ青な手をしている子、
ビニールシートが風を受けてバタバタしている様子に歓声をあげている子。



子どもたちは風を受けて動くシートに大はしゃぎ。
風や日の光など感じながら、
大人の想像をこえて、外で描く事を楽しんでいました。

最後にビニールシートを風に乗せてふわり。
まるで絵が空に舞い上がるように見えます。
その絵をつかまえようと、子どもたちは懸命に手を伸ばしてジャンプ!



秋晴れの中、存分に秋の風や光を感じた一日でした。


いまは、東北芸術工科大学の学生たちは夏休み中です。
広い大学の校舎も、静かです。

その機会に…。
大学の一番大きい教室に探検に行ってきました。
400人が入れる階段教室です。
子どもたちは、広さに驚き、
「映画館みたい!」
「お兄さんたちは、どんな勉強をしているのかな?」
中には
「大きくなったらここで勉強してみたい!」
という声もありました。


大きい教室では、どのくらい声が響くのか、
ひとりひとり出席をとったり、皆で歌を歌ったりと、
楽しく勉強してきました。

芸工大のキャンパスには
たくさんの刺激があります。

大学生にとっては、単なる講義室かもしれません。
でも、子どもたちにとっては
ちょっと「大人」への憧れを感じる空間だったかもしれません。


そう考えると、
私達、大人が何気なく過ごしているこの環境も
実は、いろいろなことを学べる
大きな大きな教室なのかもしれません。

うつり行く季節の変化を感じながら、
気持ちのいい秋を過ごしたいですね。




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