長井市古代の丘資料館
▼テーマ展「神楽桟(かぐらさん)」−曳きの歴史−開催中
長井市古代の丘資料館では、現在テーマ展「神楽桟(かぐらさん)
−曳(ひ)きの歴史」を開催しています。
神楽桟は大きな石や木などの移動を行う装置のことで、名前のい
われは明らかではありませんが、柱を升形に組み中央に回転軸と
なる太い丸太を建て、ロープを巻き取り重量物の移動を行うもの
で、ウインチや重機が使用される前の曳きの装置です。
舟の陸揚げや地引網の巻き上げ、鯨の陸揚げなど漁業に関わる曳
きの作業や、家の曳き移転、大型木材の移動、庭石・庭木の移植
など神楽桟は幅広い分野で活躍していました。
このたびの展示では、曳き移転の写真や絵図に描かれた古代社会
の寺院建設における大型木材の移動や柱材の加工痕を手がかりに、
曳きの歴史を紐といてみます。
また、縄文時代の遺跡から発見された大型の木柱にも絵図に描か
れた加工痕と同様のものが認められることから、曳きの歴史に関
わる資料として展示を行っております。
6月2日(日)まで開催しておりますので、是非足を運んで
みて下さい。
会 期:平成25年4月16日(火)〜6月2日(日)
時 間:午前9時〜午後4時
休館日:毎週月曜
入館料:無料
会 場:長井市古代の丘資料館
山形県長井市草岡2768−1
рO238−88−9978
▼神楽桟 所蔵:蒲生英一氏
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2013.04.24:kodainooka
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