縁
今の職場の社長は私の一回り年下の女性です。 彼女はユニークで努力家、そして人生に無駄がない。目標に向けてコツコツと着実に進んでいくことができる人。 スタッフを採用する時、大方は自分より若い人を選ぶ傾向が強いと思います。 が、彼女は一回りも上の私を採用してくれました。 応募者は他にもいたのに、あえて扱いにくいであろう年上の(しかも一回りも上の)女性を選んだのです。 なぜ採用してくれたのか聞いたところかえってきた答えは、 「一緒に働くイメージがわいたから。」 そして、「年齢は数字でしかない。」とも。 このセリフは年長の人が言うものだと思っていましたが、若くても人を見る上で年齢は気にしないと心から言えることに感動しました。 なんてありがたいこと!希望の言葉になります。 そして、事務所のホワイトボードには彼女の想いが書かれた言葉があり、定期的に更新されます。 今ある言葉の中で印象に残っているのは、 「何をするか、何をしないか」 「誰といるか、誰といないか」 私の感覚だと、「何をするか、 何をしたいか 」「誰といるか、 誰といたいか 」なので、新鮮な気持ちになりました。 あえて「しない」という選択を意識しておこなっているんですね。 彼女は、仕事に子育てに忙しい日々の中、会社を発展させていくために無駄な時間を作らない、少しでも時間は仕事に使いたいという考えです。 だから、苦手なことはしない。無駄なこともしない。 苦手な仕事や誰でもできる仕事は外注して、自分しかできないことに力と時間を注ぐ。 自分のやるべきことを決め、本当に必要なことに全力で取り組むための選択が上手ですが、その背後には多くの努力がみえます。ストイックだなと感心しています。 そんな彼女の役に立つために、自分には何ができるのか、何をするのか、考えを形にしていきたいと思っている今日この頃です。
2022.09.18