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環境の大変化

  • 環境の大変化

少し時間が経ってしまいましたが、昨年の秋に引っ越しをしました。

その距離、1,000km超。

まさに大移動です。

行くまでは、行ったことのない土地で生活する不安、気軽に地元に戻れない不安、孤独への不安・・・不安だらけでした。

私は新しい環境に適応するのに時間のかかる敏感体質のため、まず「自分をだますこと」を始めました。
だますというと語弊はありますね。「不安」を「楽しみ」に変換していったのです。
せっかく知らない土地に行くなら楽しまないともったいない!と、行きたいところ、食べたいもの、やってみたいことなどをリストアップしていきました。
同時に日々物件サイトをチェックし、住みたい物件を探し始めました。

人は何か主体的に決められることがあると前向きになれます。
私は物件探しと家具のレイアウトを考えたり、行ってみたい場所を考えたりすることで、不安から楽しみに替えていったのです。
おかげで今は新天地で楽しく過ごしています。

いつも楽しそうだねと言われることも多いですが、そこには人知れず細かな努力もしていたりします(笑)。
環境を変えることが難しいなら、考えを変えてみる。
人は変われないから、自分が変わる。
急にいっぱい変えることはできないから、できることから少しずつやってみる。
気持ちが変わると表情も変わり、周囲からの見え方も変わっていきます。
人から羨ましがられる必要はありませんが、自分が楽しいと思える日々を過ごしていきたいなと思っています。
 

2022.01.14:kii:[コンテンツ]

母の声

  • 母の声

このところ気ぜわしい日々が続いています。
心ここにあらず、とまではいきませんが、なんとなくあらゆることに全力を尽くせず訳もなく焦るばかり。

仕事など「公」の場面では強気な姿勢や頑張る意欲を保てますが、1人になるとどっと疲れが出たり気が抜けてやる気が出なくなったり。

ちょっと弱っている時に、不意に母親から電話がありました。
普段から行き来はありますし電話もしていますが、こんな時に母の声を聴くと不思議と心の緊張が溶けてふっと気持ちが緩み、涙が出てきました。
産まれた時から母の声に囲まれて育ってきたからでしょうか、無条件に安心できるんですよね。いくつになっても。

カウンセリングの場面に限らず、普段の生活でも、私にとっての母の声のような、誰かの安心安全な場所になれたらいいな、と思うこの頃です。

2021.09.29:kii:[コンテンツ]

Aha体験

  • Aha体験

アハ体験という言葉、ご存じでしょうか?

Aha、日本語では「なるほど」「へぇー」「そういうことか」という感じでしょうか。

何かのきっかけで、今まで理解できなかったことが突然理解できたり、ひらめいたりすることと言われています。

私も昨日、Aha体験をしました。

ここのところ、どうしても理解・納得できないことがあり、その根拠はどこにあるのか、どんな理由でその行動を推奨するのか知りたくてずっとモヤモヤしていました。

周りに聞いても、納得する部分はありましたが、回答が得られない部分もあり、モヤモヤは残ってて何となく気持ち悪い感じ。

そこで、私が地球上で一番信頼している人物、夫に質問してみました。

 

・・・ものの3分で解決しました。

 

疑問には明確に回答してくれ、私の反論を秒で論破。

気持ちよく瞬殺されました。

あらゆる角度から物事を捉え、総合的に考えて出された彼のコメントに、ずっとつかえていたものが一気にスッと取れたのです。

これこそまさにAha体験!思わずネイティブのように「A-ha!」と言いそうになりました。

一気に視界が開けたような気持ちって、最高ですよね。あまりの気持ちよさに夫を褒めちぎり、「夫、すごいよ、最高だよ!」と褒めたたえずにはいられませんでした。

木を見て森を見ず。林くらいまでは何とか見えるけれど、私の悪い癖です。夫のように森だけでなく、その周りの地形を含めて見ることができるようになりたいと切に思いました。

2021.08.14:kii:[コンテンツ]

キャリアカウンセラーが1on1カウンセリングを受けてみた。

 先日キャリアネットワークの有志で、メンバー指導のもと1on1という手法で20分ほどお互いをリモートでカウンセリングしてみました。

 1on1とは、超簡単に言えばカウンセラー側が話し手の話を比較的短時間で徹底的に聞くことを繰り返す手法、でしょうか。(違っていたらごめんなさい)

 話し手が、話しているうちに問題や課題としていることの本質や解決方法に自分で気づいていくように導く方法でもあります。

 もちろんカウンセラー側は、特定の手法に基づいて質問したり話してもらうよう働きかけもします。

 上司と部下間のコミュニケーションツールとして、最近は企業で採用しているところも多くなっているようですね。

 カウンセラー役になった時は、相手が1人で話をしながら、最初に挙げた課題(悩み)とは違う、本当の今の課題に気づいていく姿は興味深かったです。

 話す側になった時は、自分の課題と思っていたことに間違いはなかったと再認識できてよかったです。

 そして何より、自分の言う事を受け入れ、全肯定し、全面的に寄り添ってくれる安心感を与えてくれたことが何よりも嬉しかったです。

 人にカウンセリングすることはあっても、カウンセリングを受けることはなかったのでとてもいい機会でした。

2021.06.15:kii:[コンテンツ]

いざという時の備え

ちょうど1週間前、大きな地震がありましたね。

私の家は震源地に比較的近く、大きな揺れがありました。

地震の真っただ中、夫はすぐに食器棚を押さえましたが、私はお気に入りのガラスのランプを握り締めたまま「どうしたらいいか分からない!」と立ち尽くして動けなくなってしまいました。

長い揺れの中、部屋中のものがどんどん倒れているのを見て、軽いパニックになってしまったのです。

 

東日本大震災も経験しており大地震は初めてではありませんが、10年前の震災の頃を忘れてしまったのかもしれません。

非常時に何もできない自分に、私は大きなショックを受けてしまいました。

いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた夫は、「そういう時は、何かひとつだけいいことをしよう、と思えばいいんだよ」と言ってくれましたが、私は右手でガラスのランプ1個を握っていただけ・・・左手は地震の揺れと体のバランスを取っていた気がします・・・

これからは非常時にはせめて「何かひとつだけでもいいからいいことをする」を思い出してできることをやろうと固く決意しました。


現在私は仕事でBCP(=事業継続計画)に関わっています。BCPとは、地震や災害・新型コロナ等非常時でも最低限の業務を続けられるようにあらかじめ決めておく事業計画のこと。

BCPから派生したFCPというものあります。FはFamily、非常時に家庭生活を継続していくための計画です。いざという時のために、家族で決めごとを作っておくことも大切なことです。

いつ何が起こるか分かりません。何事も事前に準備しておくことが大切なんだと痛感させられました。

2021.02.20:kii:[コンテンツ]