いざという時の備え

ちょうど1週間前、大きな地震がありましたね。

私の家は震源地に比較的近く、大きな揺れがありました。

地震の真っただ中、夫はすぐに食器棚を押さえましたが、私はお気に入りのガラスのランプを握り締めたまま「どうしたらいいか分からない!」と立ち尽くして動けなくなってしまいました。

長い揺れの中、部屋中のものがどんどん倒れているのを見て、軽いパニックになってしまったのです。

 

東日本大震災も経験しており大地震は初めてではありませんが、10年前の震災の頃を忘れてしまったのかもしれません。

非常時に何もできない自分に、私は大きなショックを受けてしまいました。

いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた夫は、「そういう時は、何かひとつだけいいことをしよう、と思えばいいんだよ」と言ってくれましたが、私は右手でガラスのランプ1個を握っていただけ・・・左手は地震の揺れと体のバランスを取っていた気がします・・・

これからは非常時にはせめて「何かひとつだけでもいいからいいことをする」を思い出してできることをやろうと固く決意しました。


現在私は仕事でBCP(=事業継続計画)に関わっています。BCPとは、地震や災害・新型コロナ等非常時でも最低限の業務を続けられるようにあらかじめ決めておく事業計画のこと。

BCPから派生したFCPというものあります。FはFamily、非常時に家庭生活を継続していくための計画です。いざという時のために、家族で決めごとを作っておくことも大切なことです。

いつ何が起こるか分かりません。何事も事前に準備しておくことが大切なんだと痛感させられました。

2021.02.20:kii:[コンテンツ]