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未知なる食べ物

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広島に引っ越してきてから、見るもの食べ物を始め様々な「異文化」に刺激を受けています。
縁あってきた土地を満喫しようと、初めてみた地元の食べ物はトライしてみたり、休みの日にはあちこち出かけるようにしています。

そんな中先日出雲に旅行した時、スーパーの店員さんから教えてもらった島根のローカルフードを紹介したいと思います。

その名は、「わかめ菓子」。

ほんのり塩味だけど甘くて、乾燥しているのにやや柔らかい食感だけど微妙に歯ごたえがあり、食べた直後は思わず「なんだこりゃ!?」と叫んでしまう、言葉にできない奇妙な食感。
おいしくないのに食べたらなぜか止まらなくなる中毒性。
世にも奇妙な食べ物でした。

2022.05.21:kii:[コンテンツ]

にゃんこがやってきた。

  • にゃんこがやってきた。

引越ししてから、念願の猫を飼い始めました。
子供の頃インコやウサギを飼ったことはありますが、世話は母親がしていたので、ちゃんと?ペットを飼うのは初めて。
いろいろ調べて準備万端にして保護猫ちゃんをお迎えしました。

しかしいざ猫を迎えた日からは、10年来の念願の猫に喜びよりも必死さの方がが大きくなっていました。
猫にしつけは難しいと言われても、危ないからキッチンに入ってほしくないし、食卓のテーブルにも上がってほしくありません。
ペット用のドアを取り付けても2か月でダブルロックを外せるようになり私が外出したスキに入ってしまったり、テーブルの上はダメだと理解はしても(飼い主に)かまってもらえないとわざとテーブルの上に乗ってアピールするようになりました。

愛でて可愛がる余裕もなく、毎日トイレ、ごはん、しつけ、遊び相手、健康チェック、お手入れで手一杯。特に食事の準備をしている時は猫がテーブルに上がらないよう目を光らせながら料理を運んでいくのでまさに戦いです。
「猫ちゃんカワイイ~!スリスリ」なんてする余裕はなく、お世話を義務のようにこなしていました。

生き物を飼うのには責任が伴います。責任感の強い長女気質の私は、かわいがるよりも先に躾をちゃんとしなくては、と思ったのです。
最初が肝心と気負いすぎたのかもしれません。
でも徐々に猫の生活や行動パターン、表情から少し猫の気持ちが分かるようになってからは、気持ちにゆとりもでき、愛情も湧いてきました。

今では、毎日キッチンの攻防戦を繰り広げながらも猫のお腹をなでた後猫吸いを堪能できるようになりました。
猫も、キッチンに入った時に「アウト!」と言うとすごすごと出ていくまでに成長しました。
おかげで今は楽しみにしていた猫との生活を謳歌しています。

*猫吸い:猫のお腹に顔をうずめてニオイを堪能する行為。猫好きにはたまらない。

2022.03.31:kii:[コンテンツ]

子供の頃の夢を叶えました。

  • 子供の頃の夢を叶えました。
  • 子供の頃の夢を叶えました。

先日ちょっとしたピアノのリサイタルをしました。
タイトルは「ショパン名曲集 Key's select」。
1時間のリサイタルで8曲演奏しました。

実は、とあるホールにあるスタンウェイのグランドピアノ一般開放に応募して、当選したんです。
ピアノは高校まで習っていましたが、大学入学後はピアノに触れることもなく時が経ち、3年ほど前に趣味として再開したんです。
とはいえ20年以上ピアノから遠ざかっていて楽譜も読めなくなっていたので、一から練習を始め、ようやく中学生レベルに戻ってきた程度。

本番まで時間もなく、長期間のブランクもあり指も思ったように動きません。
今までだったら完璧を求め、人の目を過剰に気にして辞退していたかもしれません。(会場スタッフがいるので。)
でも人の目よりも「自分がどうありたいか」、「自分が楽しむことを優先する」ことができるようになってきた今は、演奏の下手さを恥ずかしがるよりも、せっかくの機会を思いっきり楽しもうという意識でいっぱい。
メルカリでドレスを買い、二十歳のお祝いで祖母からいただいたパールのネックレスをしてバッチリメイクをしてピアニストになりきりました。

演奏はへたっぴで課題がたくさん見つかりましたが、とっても楽しいひとときでした。

<演奏曲目>
スケルツォ変ロ長調31
ワルツ第7番64-2
ノクターン変ホ長調9-2
ノクターン嬰ヘ長調15-2
ポロネーズイ長調40-1
マズルカ変ロ長調7-1
ワルツホ短調(遺作)
ワルツ変ニ長調64-1

2022.02.01:kii:[コンテンツ]

環境の大変化

  • 環境の大変化

少し時間が経ってしまいましたが、昨年の秋に引っ越しをしました。

その距離、1,000km超。

まさに大移動です。

行くまでは、行ったことのない土地で生活する不安、気軽に地元に戻れない不安、孤独への不安・・・不安だらけでした。

私は新しい環境に適応するのに時間のかかる敏感体質のため、まず「自分をだますこと」を始めました。
だますというと語弊はありますね。「不安」を「楽しみ」に変換していったのです。
せっかく知らない土地に行くなら楽しまないともったいない!と、行きたいところ、食べたいもの、やってみたいことなどをリストアップしていきました。
同時に日々物件サイトをチェックし、住みたい物件を探し始めました。

人は何か主体的に決められることがあると前向きになれます。
私は物件探しと家具のレイアウトを考えたり、行ってみたい場所を考えたりすることで、不安から楽しみに替えていったのです。
おかげで今は新天地で楽しく過ごしています。

いつも楽しそうだねと言われることも多いですが、そこには人知れず細かな努力もしていたりします(笑)。
環境を変えることが難しいなら、考えを変えてみる。
人は変われないから、自分が変わる。
急にいっぱい変えることはできないから、できることから少しずつやってみる。
気持ちが変わると表情も変わり、周囲からの見え方も変わっていきます。
人から羨ましがられる必要はありませんが、自分が楽しいと思える日々を過ごしていきたいなと思っています。
 

2022.01.14:kii:[コンテンツ]

母の声

  • 母の声

このところ気ぜわしい日々が続いています。
心ここにあらず、とまではいきませんが、なんとなくあらゆることに全力を尽くせず訳もなく焦るばかり。

仕事など「公」の場面では強気な姿勢や頑張る意欲を保てますが、1人になるとどっと疲れが出たり気が抜けてやる気が出なくなったり。

ちょっと弱っている時に、不意に母親から電話がありました。
普段から行き来はありますし電話もしていますが、こんな時に母の声を聴くと不思議と心の緊張が溶けてふっと気持ちが緩み、涙が出てきました。
産まれた時から母の声に囲まれて育ってきたからでしょうか、無条件に安心できるんですよね。いくつになっても。

カウンセリングの場面に限らず、普段の生活でも、私にとっての母の声のような、誰かの安心安全な場所になれたらいいな、と思うこの頃です。

2021.09.29:kii:[コンテンツ]