江波山気象館

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広島市内へ用事があったついでに立ち寄った江波山気象館(えばやまきしょうかん)。

昭和10年に広島の気象台として建設された施設を見学施設として活用されており、入館料100円という破格の値段に驚きと値段から想像する期待度の低さ(失礼!)とは裏腹に、とてもモダンな建物であり興味深い施設でした。

部屋に入ると自動ロックされ雲の中にいる体験(しかも台風の雲にも!)ができたり、ボタンを押すと急にドアが閉まり風速20mまでの風を体験できたりと体験できるものもおもしろい。

そして、広島市では避けて通れない原爆。

ここでは原爆を気象の観点からとらえた記録が多く残されていました。爆風により窓ガラスが吹き飛び反対側の壁に突き刺さったままの状態の壁や、原爆の爆風を受けた外壁も一部が当時のままで保存されていました。

1945年8月6日の原爆だけでなく、翌月に起きた枕崎台風での犠牲者の多くは広島だったそうです。原爆と枕崎台風、この2つの大きな出来事を克明に調査した当時の気象台職員たちの様子を知ることもできました。

当時に想いを馳せながら、体験と当時の生の記録や機材(フラッシュしなければ撮影OKでしたがとても撮影する気になれず1つずつ丁寧に読んできました)に触れ、住んでいる地域の歴史に触れることができました。

2024.05.13:kii:[コンテンツ]