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食べられないと言う「気持ち」
娘が摂食障害である、と診断されてから1週間経ちました。
その間食べたものは書き記したものを見なくても言えるものばかりです。それだけ食べられるものが少ない、その事実に驚くと同時に、どうしてそこまでになったのか、考えてもわからないことばかりです。
娘は、今日は学校に行きましたが昨日は休んでいました。朝いつもより少し多く食べようとイングリッシュマフィンを半分食べ、卵を一つ食べたところで胃痙攣を起したのです。
食べるのにも時間がかかるのですが、食べ終わると同時に起こる胃の痛みに耐えられないというのです。
それが、どうしても私には理解できないのです。すごく情けなく思うのですが、娘の「食べられない」という状況の中にある気持ちがどうしてもわかってあげられません。わからない、というのがどうしてなのかが「わからない」んです。
おととい、それを娘に言いました。なぜ食べられないのかがわからない、と。
すると娘も、自分がどうして食べられないのかがわからない、と答えてきました。ただ、食べると胃が痛くなって頭が痛くなって、あともう一口、と思うけれど手が止まる、と言います。そうして、食べないと頭が働かなくて身体がふわついて、普通に過ごしていられないとも言います。寝るとおきられない、学校に行っても授業が頭に入ってこない、それがすごく辛いといいます。
最初は、食べないと体重が減るんだから食べないでいればいい、と思っていたというんですが、今は食べないでいるのも辛いし食べるのも辛い、どうにもならない自分がいることを自覚して、これが治るものなら何とかしたい、と言っています。
何とかしてやりたいです、本当に。
今は1日1000カロリーも食べてないのですが、それでも一つでもカロリーの高いものを口にするように、自分でカロリー表示を見て食品を選んでいます。30分掛けて食べるヨーグルトも、1個57カロリーよりも68カロリーのものを選んで、「JK(女子高校生の略)がカロリーの高いもの選ぶなんてねー」と笑って茶化してます。
たぶん、まだいいほうなんだろうと思います。食べることを話して一口をどうやって増やそうかと言うことを話せるだけ、いいんだと思ってます。
そう思おうと思ってます。
2009.09.16:
khisari
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はじめまして
コメントさせていただきます
私の祖母は、胃を全摘出してから10年たちます。今でも、ほとんど食べられません。量を食べられないだけでなく、「食べたい」という気持ちがわいてこない、と言います。食べないといけない、と思うと気分が悪くなったり、下痢をしたり。最初は体調のせいだと思って理解したつもりでいましたが、そればかりではなく、食事が苦痛に感じるようになり、友達つきあいの旅行や「お茶飲み」も出来ず、今で言う「ひきこもり」のような状態になってしまいました
「食事が苦痛」正直、理解するのは難しいと思います
食は欲求だし、楽しい時間だし
太宰治の「人間失格」のなかで、筆者が家での食事の時間が何より苦痛だったと言っています。厳格な家で育ち、楽しい団欒のない食卓で小さい頃の記憶が出来てしまい、食事を楽しめない、ということになってしまったのだそうです。
これを知ってから、食事を楽しめない人は祖母ばかりではない、と思いそれから少しずつ、こういう気持ちもあるんだ、ということは認識できるようになりました
私は医者ではないけれど、祖母が10年間、悩んで苦しんで、今実行していることをお伝えします。カロリーの高いものを選んで食べる、ことと、好物を見つけることです。赤ちゃん用の粉ミルクを飲んでいます。栄養満点、胃にもやさしいし吸収がいいです。今は固形になった物もあり、それを飴のように食べたりしています。ヨーグルトひとつを30分、それでもひとつたべられるじゃないですか!祖母はふた口食べると受け付けなくなります。それでも、あのヨーグルトがおいしい、などイチオシを見つけることに貪欲になろうとしました。お菓子の新作などです。もちろんほんのちょっとしか食べられないので、個別包装を買ってきます。こんな状況のなかでもあれがおいしかった、と言えるようになりたいと思って、思って、思い焦がれて今に至ります。そうしたらバター、チーズなど、食わず嫌いだった物が食べられるようになったなんてこともあります。
お嬢さんの体のこと、周りにも理解されづらいと思います
それが苦しくなるかもしれません
でも、一人じゃないです
ここにもいますから
食べる悩みは一生のお付き合いだと祖母は言います
胃がないのですから
お腹いっぱい、楽しい、おいしい食事をさせてあげたいです
お嬢さん、ひとくち増やすのがたいへんだったら、カロリーめちゃ高いもの選んでみては?きっとおいしいものがたくさん選べるはず
気楽に選んでゆっくり食べてみて!
おじゃましました
2009.09.16:2:
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コメントありがとうございます
いろいろお聞かせくださってありがとうございます。
おばあ様のこと、ご本人が一番切ないだろうと思います。また、それを支えていらっしゃるご家族も大変だと推察いたします。
それに、書いてくださった事柄を読んでいるうちに「食べられない」ことを理解できない今の私が、特別ではないんだと教えてくださっているように思いました。
本人が一番苦しいのだ、ということを理解しているつもりでも、それを、今の現状をどうにも出来ない私がいるのが私自身で理解できていなかったというか、どう表現したらいいのかきちんとつかめませんが、私が悩んでも解決しないということをわからなくちゃいけないんだな、とわかったというか、そんな感じでいます。
私のすること、心を配ることは娘が辛いと思っていることを少しずつ辛くない方向へ行くように守ってやることなんじゃないか、と思いました。私が焦っても、治るものじゃない、と理解することですね。
夕飯は、おじやをスプーンで3口4口食べていましたが、しばらく休んでから買っておいたチーズケーキを食べてくれました。そのあとは横になっていましたが、それでも食べようと思ったことは前進だと思います。
カロリーの高いものをちょっとずつでも、ですね。幸い娘もそれを意識して食べ物を選ぶようになって来ましたので、少しずつ増やしていこうと思います。
お話いただきまして本当にありがとうございました。
2009.09.16:khisari:
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