日々是好日マガジン
▼回復の見通し
入院から6日目、おとといあたりから食事量がぐんと増え、今日は朝食からほぼ10割の食事量が摂れるようになりました。
あんなに食べることを苦痛にしていたのが、驚くほど食事に対して前向きになってきました。昨日なんか看護師さんが食事量のチェックをした後「気持ち悪くない?」と聞いてきたほどです。無理してご飯を残さず食べて、後から吐いているんじゃないかと心配して下さるのですが、娘はもったいないからそんなことしない、と言っています(笑) しかし、実際に笑い事じゃないくらい食べては吐くという行為を繰り返す状況になってしまう子がいるそうですので(これは説明を受けました)食べられるようになったからと言って安心は出来ないということです。
娘が食事を取れるようになってきたことで、治療方法は主に食事療法とストレスの軽減のための睡眠確保に絞られることになりました。点滴治療は量を増やさずに継続していますが、以前話に出た治験の話はなくなりました。治験コーディネーターの方からも食事量が増えたことを褒めてもらえたと喜んでましたし、主治医の先生から体調の経過と検査結果を検討して、10月の連休明けぐらいに退院予定との見通しをいただきました。
やはり嬉しいですね。
毎日見てくださっている看護師さんと話をさせていただきましたが、体重の変化もだんだん増えてきているけれどそろそろ安定するんじゃないかとのこと。早いうちに対処できたのがよかったと言っていただけました。
娘は食べることにはじめから拒否はしていなかったように見えるけれど、お腹がすいたという感覚が麻痺していたようで、その原因が先生はダイエットが上手く行き過ぎた、と表現していました。人は食事量を3分の1にし続けると今回の娘のように不眠・胃痛・頭痛の症状が出てそれが講じると精神的にも不安定になるとのこと、これは昔アメリカでの実験で明らかになっているとのことで、不安定な部分を早めに解消できないと時間がかかるのだそうです。
内科での回診では健康体になったと言っていただけましたが、これで今すぐ経過観察を中止してしまうと元に戻る可能性もあるとのことで、もう1週間状況の確認と尿検査・血液検査でのデータチェックをクリアできたらもう安心です。
何より本人が食べること・よく眠れることに対して嬉しいと感じていることが何よりです。
退院までもう少しです。
2009.09.30:khisari
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