日々是好日マガジン

▼食べられないと言う「気持ち」

娘が摂食障害である、と診断されてから1週間経ちました。
その間食べたものは書き記したものを見なくても言えるものばかりです。それだけ食べられるものが少ない、その事実に驚くと同時に、どうしてそこまでになったのか、考えてもわからないことばかりです。

娘は、今日は学校に行きましたが昨日は休んでいました。朝いつもより少し多く食べようとイングリッシュマフィンを半分食べ、卵を一つ食べたところで胃痙攣を起したのです。
食べるのにも時間がかかるのですが、食べ終わると同時に起こる胃の痛みに耐えられないというのです。

それが、どうしても私には理解できないのです。すごく情けなく思うのですが、娘の「食べられない」という状況の中にある気持ちがどうしてもわかってあげられません。わからない、というのがどうしてなのかが「わからない」んです。

おととい、それを娘に言いました。なぜ食べられないのかがわからない、と。
すると娘も、自分がどうして食べられないのかがわからない、と答えてきました。ただ、食べると胃が痛くなって頭が痛くなって、あともう一口、と思うけれど手が止まる、と言います。そうして、食べないと頭が働かなくて身体がふわついて、普通に過ごしていられないとも言います。寝るとおきられない、学校に行っても授業が頭に入ってこない、それがすごく辛いといいます。
最初は、食べないと体重が減るんだから食べないでいればいい、と思っていたというんですが、今は食べないでいるのも辛いし食べるのも辛い、どうにもならない自分がいることを自覚して、これが治るものなら何とかしたい、と言っています。

何とかしてやりたいです、本当に。
今は1日1000カロリーも食べてないのですが、それでも一つでもカロリーの高いものを口にするように、自分でカロリー表示を見て食品を選んでいます。30分掛けて食べるヨーグルトも、1個57カロリーよりも68カロリーのものを選んで、「JK(女子高校生の略)がカロリーの高いもの選ぶなんてねー」と笑って茶化してます。

たぶん、まだいいほうなんだろうと思います。食べることを話して一口をどうやって増やそうかと言うことを話せるだけ、いいんだと思ってます。
そう思おうと思ってます。
2009.09.16:khisari
[2009.09.16]
コメントありがとうございます (khisari)
[2009.09.16]
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