日々是好日マガジン
▼食べられないと言う「気持ち」
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コメントさせていただきます 私の祖母は、胃を全摘出してから10年たちます。今でも、ほとんど食べられません。量を食べられないだけでなく、「食べたい」という気持ちがわいてこない、と言います。食べないといけない、と思うと気分が悪くなったり、下痢をしたり。最初は体調のせいだと思って理解したつもりでいましたが、そればかりではなく、食事が苦痛に感じるようになり、友達つきあいの旅行や「お茶飲み」も出来ず、今で言う「ひきこもり」のような状態になってしまいました 「食事が苦痛」正直、理解するのは難しいと思います 食は欲求だし、楽しい時間だし 太宰治の「人間失格」のなかで、筆者が家での食事の時間が何より苦痛だったと言っています。厳格な家で育ち、楽しい団欒のない食卓で小さい頃の記憶が出来てしまい、食事を楽しめない、ということになってしまったのだそうです。 これを知ってから、食事を楽しめない人は祖母ばかりではない、と思いそれから少しずつ、こういう気持ちもあるんだ、ということは認識できるようになりました 私は医者ではないけれど、祖母が10年間、悩んで苦しんで、今実行していることをお伝えします。カロリーの高いものを選んで食べる、ことと、好物を見つけることです。赤ちゃん用の粉ミルクを飲んでいます。栄養満点、胃にもやさしいし吸収がいいです。今は固形になった物もあり、それを飴のように食べたりしています。ヨーグルトひとつを30分、それでもひとつたべられるじゃないですか!祖母はふた口食べると受け付けなくなります。それでも、あのヨーグルトがおいしい、などイチオシを見つけることに貪欲になろうとしました。お菓子の新作などです。もちろんほんのちょっとしか食べられないので、個別包装を買ってきます。こんな状況のなかでもあれがおいしかった、と言えるようになりたいと思って、思って、思い焦がれて今に至ります。そうしたらバター、チーズなど、食わず嫌いだった物が食べられるようになったなんてこともあります。 お嬢さんの体のこと、周りにも理解されづらいと思います それが苦しくなるかもしれません でも、一人じゃないです ここにもいますから 食べる悩みは一生のお付き合いだと祖母は言います 胃がないのですから お腹いっぱい、楽しい、おいしい食事をさせてあげたいです お嬢さん、ひとくち増やすのがたいへんだったら、カロリーめちゃ高いもの選んでみては?きっとおいしいものがたくさん選べるはず 気楽に選んでゆっくり食べてみて! おじゃましました
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