私が生まれて一番最初の木との出会いは,
箸から始まり、マナイタ、お碗、下駄、
障子戸、雨戸、格子戸、スキー、等々
身の回りには木の温もりがたくさん感じられました。
そして本格的に木と触れ合うことが出来たのは
15歳で工務店に大工見習いに入って
住宅建築の刻み工程の時に、ノミでホゾ穴を掘ったり、
柱をカンナで削ったり、棟上げが終わって造作と完成まで
毎日が木との触れ合いでした。
色々な木目の表情をかもし出す木材は、
あの厳しい冬山の風雪に耐えて50年、60年と言う
長い年月をかけて二代、三代、と受け継がれて成長し伐採され、
幾多の工程を経て私たちの手元に届き、加工されて・・・。
家が完成したときは木の温もり、木のやさしさ、
木の表情をいっぱい感じさせてくれる杉の木が
大好きな私です。
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