日本の建築

  • 日本の建築
みなさんこんにちは。

先月末に、開催された東京建築祭。
「建築」という言葉や建築家という職業が西洋から伝わったのは
幕末の開国以降です。以前は大工が設計も施工も行い、設計を専門にする
仕事はありませんでした。それから150年ほどで、建築のノーベル賞とも
いわれる「プリツカー賞」の受賞者を、世界で一番輩出する国になりました。
そんな日本の建築。今回は東京にある建築を一気に公開するイベントで、
今年が初開催。個人的に興味があったところで、
東京都中央区にある「井筒屋」。ギャンブレ屋根が特徴の建物で、
空き家なっていたのをリノベーションし、今年オープンしました。



外壁の亀甲貼り銅板は継承者がいない建築技術とされています。
その亀甲貼り銅板を山形市内でも見たことがあるような?
八日町にある醤油屋さんの看板もそうなのかなと、
近くを通るたび興味がそそられます。


建築家にとって日本は活動しやすくないといわれ、
実際にその建築家の能力を発揮した建物や代表作は国内にないといわれます。
ですが、実は身近なところにも著名な方の作品はあります。
黒川紀章氏の寒河江市役所や、伊東豊雄氏のせんだいメディアテークなど、
興味のある方は是非見学に訪れてほしいです。


建築の話でもう一つ。
今月に槇文彦氏が亡くなりました。

磯崎新氏、黒川紀章氏とともに丹下研の三羽ガラスと呼ばれ、
日本建築界きっての国際派。
学生時代に講演をきいたこともあり、個人的にも好きな建築家でした。
残念であると同時に、時間の経過を想い感じます。




2024.06.28:kg-sakai:コメント(0):[コンテンツ]

屋根 雪止めアングル

  • 屋根 雪止めアングル
みなさんこんにちは。

梅雨の風物詩である紫陽花をよく見かける季節になりました。

ところで、皆さんは自宅の屋根がどんな状況か把握されてますか?
今回は屋根の雪止めアングル交換と屋根塗装をした現場を紹介します。





屋根にアングルをつけることで、落雪を防ぐことができるのですが、
逆に積雪が多すぎると、写真のように
アングルが曲がってしまう場合があります。
今回は、段を増やして積雪荷重を分散させる対策を講じました。

年によって雪の降る量は違いますが、
屋根の大きさや向きによっても状況は違ってきます。
新築から10年以上経過してくると、
何かしら症状が出てきてもおかしくないころです。
そろそろメンテナンスが必要な時期かなと思われた方は、
是非声がけ下さい。

完成

2024.06.12:kg-sakai:コメント(0):[コンテンツ]

玄関引戸交換工事 その3

  • 玄関引戸交換工事 その3
みなさんこんにちは。

今回は玄関入替えの完成をご紹介します。

before


カバー工法で入替えした4枚引戸と、
片袖と玄関側面にあった明り取り窓も格子ごと入替えしました。

before


after


既存の要素も残しつつ、
新しい部材に入替え、断熱性にも配慮した仕上がりになりました。


カバー工法は外壁を壊すことなく、新しい玄関に入替えできます。

既存玄関の状況にもよりますが、
入替えするよりも時間をかけずに交換できます。

さらに今年度は玄関ドア交換工事も
住宅省エネ2024キャンペーンの対象工事になっております。
但し予算には限りがありますので、
興味がある方はお早めにお声がけ下さい。
2024.05.26:kg-sakai:コメント(0):[コンテンツ]

玄関引戸交換工事 その2

  • 玄関引戸交換工事 その2
みなさんこんにちは。

今回は前回からの続きで、
玄関引戸交換の仕上がり、そのひとつ前を紹介します。

既存は12尺間の4枚引違い戸、欄間付き。
これをカバー工法で入替えしました。
製作でつくられていた玄関建具を解体し、
丸太が戸先側にある部分には新たに部材を追加し、
事前に取付枠を修正した上での作業になります。



戸が4枚もあるので、ちょとの歪みが動作不良につながる為、
きちんと寸法をあたりながらの作業になります。



明るさを確保しつつ、外からの視線にも配慮した造りで仕上がりました。

最終の仕上りは次回ご紹介したいと思います。
2024.05.10:kg-sakai:コメント(0):[コンテンツ]

玄関戸交換工事

  • 玄関戸交換工事
みなさんこんにちは。

山形市内の桜も葉桜になり、
桜に代わって、ハナミズキが見ごろになってきてますね。

今回紹介する案件は、
桜咲く月岡公園を眺望できる場所にあって、
満開の桜を眺めながらの作業となりました。
仕上りはまだ先になりますが、
次回には、完成を報告できると思います。


既存の玄関は木製建具の4枚引戸玄関で、
解体してみると、今では入手困難な材料が使われてました。

木製格子付きの明かり窓の下に使われていたのは、
米杉の1枚板。幅も30㎝以上もあり、
そのまま長椅子に再利用できるくらいの良材でした。

施工当時はビスがなかったので、
接合部はすべて掘り込みが施され、釘止めされてました。
むろん釘頭が目立たない隠し釘もなかったので、
釘頭をつぶして使い、目立たなくするなどの工夫も随所に。



単に打ちとめる作業にも技が隠されていて、
当時の職人さんの仕事ぶりに感心させられます。

〈施工中〉


2024.04.24:kg-sakai:コメント(0):[コンテンツ]