ある冊子を読んでいたら、シーサーの話が載っていました。
沖縄地方の住宅の瓦屋根にちょこんと座っているシーサー。
当初シーサーは、城門、寺社、王陵、集落の入口等に置かれていたそうです。
現在の様に屋根に置かれるようになったのは、民家に瓦屋根が普及した明治以降のようです。
形は様々で、正面向きのシーサー、横向きで顔だけ正面向きのシーサー、お座りシーサー、立ってるシーサー ・・・ 等々バラエティー豊かです。
材質は基本的に陶器製や漆喰製ですが、近年では石製やコンクリート製の物まであるようです。
漆喰製のシーサーは、昔は屋根職人が屋根を葺き終わった後のサービスとして作ったものだそうです。
瓦を適当な大きさで割って、漆喰で繋ぎ止めて作ったため、一つ一つが異なった表情や格好になったようです。
本来は魔除けの為のシーサーですが、屋根にちょこんと乗っているたたずまい。妙に可愛らしく感じてしまいます。
シーサーは沖縄地方の建築物の一部なんですね(^^)
やまがたの家の屋根には残念ながらシーサーはいませんが、やまがたの地域性を大切にしながら「よいいえ」を造っていきたいと思います。
by-j.saito
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