かわにしツーリズム研究会

▼英国の農家経営の現状

私たちが訪れたのは、ロンドンから西北西に200km圏内の地域で、英国の典型的な農業地帯である。平地では、小麦の生産が、丘陵地帯では牧草地として大規模に行なわれている(英国の農家一戸あたりの経営面積は約70ha)。

ここでの農家経営の現状を最も端的に表していたのは、10月24日に訪れた酪農家のジェームスアプロバイ氏の言葉で、経営は今後、規模拡大するか、やめるか、多角化するかの3つだ、というものである。

これとは別に、同じ日に訪れた養鶏業のフィリップリー氏のように、生産品(卵)のブランド化を戦略的に行なっている例を見てきたが、今回の研修の焦点は、まず多角化にあった。

英国の農家経営多角化でわたしたちが見てきた事例には、直売所の経営や加工品の生産販売など日本の農家経営でも一般化してきている事業に加えて、B&Bスタイルのファームハウス(農家民宿)の経営がある。

(写真は英国の直売所の様子)

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●2006.01.19
●saito
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