一抹の不安

いくら、「インフレ・ターゲット」を設けようが、株高・円安になろうが、「賃金」が上がらなければ本当の意味の「デフレ」脱却にはなりません。

企業は、「オイルショック」「サプライム問題」「リーマン・ショック」を覚えていて、必ず「内部留保」に回すはずなんです。

また、「設備投資」しても元請会社は同じことをするでしょう!

私のいた大手自動車会社は、「ボーナス」ではなく「一時金」という表現を使用していました。
損益に関係なく一定額支給するという前提です。
しかし、ちょっとでも「赤」が出れば、御用組合は会社の言いなりでした。
「赤」ならそれはそれで良いのですが・・・。
では、「バブル期」はどうだったでしょう?
「過去最高の黒」と毎年のように聞きました。
しかし「今後の不景気を考えて」とか「来期は赤になりそうだから」という理由で、満足な「一時金」になったためしがありません。

そして、海外にたくさんの工場を作りました。
「空洞化」です!
結果「海外出向」の嵐になりました。

これが、「失われた20年」の実態です。

今度は同じ轍を踏まないでね!
2012.12.21:katsumin:[コンテンツ]