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▼硫黄島からの手紙

ワーナーマイカル5番シアターへ入るとちょうど真ん中当たり
小・中学生をつれたファミリーや、中年夫婦、シルバー夫婦など
真ん中あたりから後ろの方にはそこそこの入りである。

たった60数年前に太平洋戦争・硫黄島での戦いがあったのだ。
夫婦2人でパン屋を営む二宮和也が硫黄島に配属されて地獄を目の当たりに
するのである。

必ず帰ってくると、約束した二宮は上官の命令で集団自決のとき、渡辺謙から
言われていた自決をするなという言葉を思い出し、別の部隊に合流する。
生きることに執着するのだ。
もう壊滅状態になったときの、暴れる二宮が涙をさそう。
今の日本人がそんな時代に投げ入れられたら二宮のような言動に
なるんだろうなあ。

栗林中将(渡辺謙)の人物像がよく表現されている、無意味な精神主義を嫌い、
全ての兵士の命を尊重するこんな尊敬できる上官がいたことは若い兵士には
せめて気持ちの上でなにか救われるものがあっただろう。
渡辺謙、二宮和也、中村獅童、が好演だ。
中村獅童、戦争映画の憎たらしい上官、またはいい上官、いずれにしても
存在感ありますね。

こちらのほうも。
昨年12月にフジテレビで放映された「硫黄島〜戦場の郵便配達」
伊藤淳(電車男)が飛行機で物資輸送役を好演。
小さな島中から硫黄ガスが噴き出し、湧き水さえない劣悪な環境のなか
兵士の心を支えていたのが、「家族からの手紙」だった。
そんな硫黄島に配属された兵隊が日本に残す家族のため最後の砦・硫黄島を
守り戦っていく。
といった家族愛を描いたもので涙なしには見られないものでした。

物語の内容は同じではないので、ドラマを見た方も、ぜひ映画のほうも
見ることをオススメします。
なお、写真はドラマのほうです。

画像 ( )
2007.01.22:karugia

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