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▼岩切不動尊の門スギ
ぶっとくてビックリ、こんなに太い杉は見たことがない。(樹齢不明)
今朝は磁石と共に伊佐沢の岩切不動尊までやってきた。
この辺で石取りでもしていたのかと思ったら、
別に由来があった。
この杉の間から上のほうに見えるお堂のほうに、
石が祭られているようだ(暗くて気持ち悪いので今回はパス)
余談ですが
古木・珍木を検索してみる。「別れの一本杉」なんてのは
あるわけない、、春日八郎が歌っていた名曲です。
だからどうしたと言われても意味はないんですが。
由来
その昔、伊佐沢の南を流れる松川(今の最上川)は暴れ川で、少し雨が続くとたちまち氾濫するので、村人は難儀しておりました。
とりわけ伊佐沢を南北に流れる逆川(さかさがわ)との合流付近は、狭い山間でもあり、また、大岩が川の流れを遮っていたため、氾濫で作物が全く取れないこともたびたびで、一同、困り果てていました。
ある年、また雨が続いて、いつ川が溢れるか判らなくなりました。どうしようか、お百姓たちは思案し、神仏のご加護を頼るほかないと、不動の森に願をかけました。
しかし、雨は止みません。がっかりした村人たちが翌朝、合流付近に出てみると、どうしたことか、川をふさいでいた大岩が踏み割られたように木っ端微塵になり、とうとうと川が流れておりました。
人々は驚き、大喜びしました。ようやく落ちついて辺りを見回すと、不動森の下に大きな石があり、巨人が踏み抜いたような跡が残っていました。人々は、お不動さまが岩を踏み割って村を救ってくれたのだと感謝し、不動の森に不動堂を建立したのです。
それから、誰いうとはなしにこのお不動さまを「岩切不動」と呼ぶようになりました。
いまもこの祠の傍らには、お不動さまの足跡のある大石がまつられています。
画像 (小 中 大)
2006.05.09:karugia
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