Planning Kaori 浅倉かおり

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戦争から目を背けずに
伝えていかなければならないことがたくさんありますが、
戦没者の慰霊塔などはどうしても苦しくなって、
あまり行けない場所でした。

いま山形美術館で「無言館」所蔵の絵と、
山形の遺族の方からご協力いただいた絵、合計130点を展示した
「祈りの絵」展が開催されています。


長野県にある「無言館」
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sjmatsu/mugonkan/mugonkan.html

数年前に来館したのですが、
ここには何故が悲痛の叫びがなく、
静かな悲しみだけを感じてきた思い出があります。


先週のvigoFMに、展示会の実行委員の方が告知におみえになり、
このことをお話すると、
「そうですね。無言館には怒りのエネルギーがないんですね」
と、おっしゃり、
「ああ、まさにそうだ」と思いました。

大切に大切に絵を守ってきたご家族の愛が、
戦没者たちの鎮魂になっているだと思います。


ラジオでは、
「戦争は嫌なんです。
 インターネットが生まれたのも戦争があったからなんだよ、
 とか簡単に言う人がいるけれど、
 自分の意思とはまったく違うところで人生が狂っていくようなことは 
 絶対に起こしてはならいと思うんです」
と、お話したら、

「戦争によって生まれたもの、と思って使うのか、
 生活を楽しくするために生まれたものと思って使うのか
 では、使う人の気持ちも物も違いますよね」
と答えてくださり、これも「その通り」だと思いました。


山形美術館で7月20日まで、開催されています。


戦争中、夫へ毎日書き綴った手紙の展示もあるそうです。
ぜひ、行ってみてください。


2009.07.17:kaori:count(2,900):[メモ/◎お仕事日記]
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