Planning Kaori 浅倉かおり
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以前あるデザイナーさんに 「浅倉さんのコピーってさ、浅倉さんがいないよね」 と言われたことがあります。 彼女いわく、 「私はそんなくたくさんのライターさんと お付き合いがある訳じゃないけど、 知り合いのライターさんの文章を読むと、 あ、なんとかさんが書いたものだなーって なんとなくわかるの。 私が書いてまーすっていうのが伝わってくるから。 でもさ、浅倉さんのは分からない。」 良い、悪いではなく、 ライターさんそれぞれに個性の出し方、 書き方の違いがあるのでしょう。 演技の世界でも、 どんな役柄でも素のキャラクターを活かして演じる人と、 役に合わせて自分が変化していく人に分かれるような気がします。 ライターとしての私は後者なのですが、 私が舞台で演じていた時は、 どちらかといえば前者のタイプだったかもしれません (あ、私の場合は演じ分けができない、と言った方が正しいです 爆)。 昨年10月に開催された 「衣・食・住からの和と環境展」で 今田さんの語り劇は拝見させたいただいたものの、 実際のお芝居を観たのは初めてでした。 日頃は素の今田さんとばかりお付き合いしていたので、 なんとなく勝手なイメージで、 どんな役柄でも素のキャラクターを活かして演じる人 と思い込んでいたところがありました。 いい意味で裏切られるとは、こういうことを言うのですね。 「アトリエのあ」の鈴木ゆかりさんが 今田さんの舞台を観て、なるほど、そうだと思える感想を書かれていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kimono_noah/58771559.html
医者のいない僻地に暮らす人々の生と死。 ほんの数十年前まで、 私たちの先輩たちがどれほどの強さ、たくましさを持って 日々を営んでいたのか。 老婆役になり、真知子のメイクが見えないよう手ぬぐいで顔を隠し、 山形弁の語りだけでその時代を伝えるシーンがあります。 前の席にいらした高齢の方が何度も何度もうなずいていました。 私も泣きました。 実際の真知子先生は50代で他界されたそうですが、 今生から旅立ちの時を迎えるシーンもあり、 過酷だったであろう人生を清々しく振り返る姿が印象的でした。 もし真知子先生が天国から観劇されているとしたら、 うれしい気持ちいっぱいで拍手を送られていたのでは、と思います。 役者今田裕美子さんに、すばらしい時間をいただきました。 ありがとうございました。
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