Planning agency kaori
▼月刊zero23 9月号
おくればせながら、
月刊zero23只今絶賛発売中だと思います。
浅倉かおりのオシゴト日記も掲載されておりますので、
みかけた方は立ち読みしてください(笑)
今回のタイトルは「あなどれない占星術」の巻
こちら↓は前号のコラムの書き下ろしです。
文中に「あっという間に失脚した前復興相」がでてきますが、
その後も死の町発言であっという間に失脚した人もでてきて、
政治家に限らず、大人たちの人間性や
仕事の認識力が問われてきているのだろうなと思います。
人のふり見て我がふり直せ、ですからね。
言霊を忘れないようにしないとですね。
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<8月号掲載分>
田中優さんの講演会に行ってきました。
『未来バンク事業組合』の理事長や『ap bank』理事のほか、
環境、経済、平和など多くのNPO活動に関わっている
田中優さんの講演会に行って来た。
この十数年、ずっとずっとエネルギー問題に取り組んできた方で、
講演では表立って怒りをあらわにすることなく、
淡々と現実を明らかにしていく語り口が特徴だ。
3月11日以降はよりひっぱりだこになり、
「だからあれほど言ったのに」と
やるせない気持ちなのではないかと推測していたが、
講演中も懇親会も内側で燃えている熱量はとても多く、
「理不尽な思いをしない世の中」を目指している人なのだと感じた。
内容はものすごく多岐に渡るが、
1つはテレビCMなどでかかった広告費用や、銀行から高い金利で借り入れした額を、
一般家庭の電気料金に3%上乗せして徴収していい仕組みを作っているという
電力会社の儲けのシムテム。
(詳細は優さんのブログやYouTubeで検索してみてください)。
政治家より力を持つ企業に支配されているように見える今の日本は
(でも戦後のアメリカの思惑もあったり、現実はもっと複雑なのかも)、
優さんいわく「電力帝国」。
この現状から脱却するために提唱しているのが、送電線の「国有化」だ。
簡単に言うと「みんなのもの」にするということ。
一つの企業で独占するのをやめて、
地域で作った電気を地元で使ういわば地産地消を目指す。
そうなれば気候風土に合った独自の自然エネルギーも生まれるだろう。
映画『ミツバチの羽音〜』で紹介された
スエーデンの脱石油&脱原発の取り組みなどはとても参考になる。
需要をコントロールすればすべての原発を止めても電力は足りるらしく、
まずやるべきアクションは、事業者は節電し、一般人は社会を変える運動に参加する。
ここで言いたいのは、電力会社や政治家を批判することでない。
なぜなら海外からみれば同じ日本人がしている訳で、
私たちが環境問題に対して無関心でいたツケがまわってきた結果でもあるから。
推定5億の退職金を得る東電の社長や、
暴言であっという間に失脚した前復興相は、
人としてどう在るべきかを示す役目なのだろう。
規模は違っても悪の気持ちは誰にでもある
(解さないことを一つ一つ引っ張りだして腹を立てていては切りがないしね)。
これからは、放射性物質の中で生活する方法を模索していく時代に入った。
フリーエネルギーや土壌の浄化といった科学技術の進歩と、
現状を乗り越えていく精神性、体と心の両方をケアする総合医療など、
地球がもっと成長するための、大事な入口に立った気がしている。
画像 (小 中 大)
2011.09.16:kaori
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